季節はずれ

 
 朝方は2℃、軒下のパンジー・ビオラも霜の影響で首を垂れていました。日中も気温は上がらず最高は11℃、空気の冷たい寒い一日でした。
 昨日は昨日で春の嵐程度ではないちょっとした台風並みの風が吹き荒れ、明日は雹も落ちてきかねないとの予報です。
 寒に戻って来て居座ってほしいと言った覚えはないのですが・・・^^;


 さて、覚えておられる方がいらっしゃるでしょうか。「まずは、新生蝶です。」と申し上げたままでした。(^^ゞ
 新生蝶でないのは、越冬蝶ですよね。
 
 
ウラギンシジミ(♀ シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科 2014/3/28)
ウラギンシジミ ♀
ウラギンシジミ ♀
 別に珍しいチョウでもないのにと思われるでしょうけれど、下表をご覧ください。これまでは、春にウラギンシジミを見かけたことがないのです。

 漠然とした印象で、当地では秋のチョウと思っていましたが、少なくとも夏のチョウだったのです。当然その時は越冬明け個体ではなく、一化または二化個体なんだろうと思います。
 この冬には5頭の越冬個体を観察していたのですが、すべて行方が分からなくなりました。多分死滅してしまったと想像しており、寒さの厳しい当地での越冬は困難と思っていました。
 したがって、夏以降に見かけるウラギンシジミは、よそから飛来またはその子孫ではないかと考えていました。

 今回この個体を見かけたことにより、ウラギンシジミは少ないながらも越冬に成功する個体があると認識を改めました。
 だとすると、未だに秋のチョウのままのヒメアカタテハは、どうなのでしょうね。


[越冬蝶出現(初撮)日一覧表]
 2014201320122011
 初見日 順 初見日 順 初見日 順 初見日 順
テングチョウ  3/12 1  2/28 1  4/24 7  5/14 7
アカタテハ  3/12 1  3/9 4  3/7 2  3/19 2
キタテハ  3/17 3  3/6 2  3/3 1  2/27 1
キタキチョウ  3/17 3  3/7 3  3/29 3  3/31 3
ムラサキシジミ  3/17 3  3/9 4  4/15 5  4/28 4
ウラギンシジミ  3/28 6  8/26 6  6/14 9  6/17 8
ヒメアカタテハ     8/27 7  9/6 10  9/5 9
ルリタテハ     10/5 8  4/5 4  5/2 5
クロコノマチョウ     5/2 5
ヒオドシチョウ     4/17 6
イシガケチョウ     5/5 8
※ 我が家周辺で見かけた成虫で越冬するチョウを、今季の初撮日順で整理しています。今季まだ見かけていない場合は、原則として昨季の初撮日順です。
 ○ ルリタテハは昨季も春先に見かけ、今季もすでに見かけていますが、敏感で撮影できていません。
 ○ クロコノマチョウは昨季一昨季とも(多分4~5月に)見かけていますが、ルリタテハより更に敏感です。なお、昨季は村内の別の場所で撮影しました。


 過去2年ほどの写真が整理できていないので、データをまとめるのに時間を要しました。^^;
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ: 自然・季節  蝶(越冬) 

Comment

No:5804|
えっ…もう、ウラギンシジミの登場ですか。
我が地域では、見かける蝶の姿は少ないです。
特に、昨日・今日は寒さで一頭すらみかけませんよ。
やはり、絶対数の違いもありますね。
最近になり、気温も暖かいのに、何故、我が地域は
少ないのかと考えてましたが…絶対数しか思い当たりません。
以前、国有地の原っぱ住宅が建設されたし・・・これが、
一番の原因かもしれません。
No:5805|イシガケチョウ!?
イシガケチョウは、関東地方では温室の中にしか
生息していないので、越冬チョウに記載があると
流石、関西という感じがします。
No:5806|kucchan さん
>もう、ウラギンシジミの登場ですか。
どこかで越冬していた成虫が、この暖かさで目を覚ましたのでしょうね。私の驚きは、当地で越冬できたのかということです。

開発されてチョウがいなくなったとしても、長くて1~2年もすれば帰ってきますよ。見られる場所にお出かけされるか、そうでなければ気長にお待ちくださいね。
No:5807|ヒメオオさん
帰ってきたばかりなのに、もう私のコメントを読まれたのかと驚きましたよ。見比べると、私の書き込みが6分早いですね。

イシガケチョウは近畿では紀伊半島の沿岸部のみに生息していて、我が家を訪れた個体は迷蝶類似のケースかなとも思っています。生駒山地(大阪府)や六甲山地で生息しているという情報もありますので、例によって温暖化で北上しているのでしょうか。

>越冬チョウに記載があると流石、関西
え~~~っ!越冬態は成虫でなかったのかと調べなおしましたよ。(^^ゞ
我が家で見かけた個体は、後翅が大きく欠けヨレヨレでしたから、間違っても新生蝶とは思わなかったですね。
No:5808|統計
ホタルの初光は教えてもらったので調べてみました。
2010年4月10日
2011年4月03日
2012年4月11日
2014年4月03日
日本のすべての場所で通用するとは思わないのですが
桜が満開になって次の雨の夜初上陸しています。
桜が満開になっても雨が降らなければ上陸はありません。
No:5809|
2月中頃まで越冬確認が出来ていたウラギンシジミの越冬木が大雪で倒れ、もう少しで越冬個体の確認ができる寸前だったですよね。
ウラギンシジミもuke-enさんの苦労を知ってか越冬した蝶?が今季初めてuke-enさんに姿を見せてくれたのでしょうね。(^▽^)/
No:5810|自然を尋ねる人さん
思いつきにすぐ対応いただいて、お手数でした。
2013年も2014年も4/3が初上陸(初見)なのですね。

>桜が満開になって次の雨の夜初上陸しています。
夜桜見物に出てくるわけではないでしょうから、ソメイヨシノと同じパターンで、直前何日かの気温が一定温度を超えると上陸するようですね。
雨でなければとは、体が干からびてしまうから?科学的とはほど遠いですが、あれこれ想像するのも楽しいですね。
No:5811|hitori-shizuka さん
雪倒れ?がなかったとしても、根拠はないですが、あの個体も力尽き越冬できなかったのではないかと思っています。例の高柳芳恵さんの関東での観察では、4年間母数15~31頭で10%~33%の成功率だったそうです。
秋に翔んでいるウラギンシジミは全個体が越冬に入っても、もともと母数のそう多くない当地で、冬から春先の寒さが厳しいくて稀にしか越冬できないのではないかと思っています。

ただ、春に初めてウラギンシジミを見かけた驚きと喜びは忘れられませんね。
No:5812|
この時期のウラギンシジミ目撃は、近隣で越冬完遂したものに違いないですね。こちらでも、極めて寒い冬だった2012年3月の活動個体目撃は少なく、比較的暖かで越冬完遂が多かったと推測している2013年3月の目撃は多い結果になっています。お互いの観察地ともに冬を乗り切られるギリギリの気象条件といえそうですね。
ちなみに、高柳さんの観察地は僕の観察地と10km圏内と思いますが、僕の観察での成功率は年数も母集団の数が少ないですが15%ほどです。

越冬蝶出現日の表も作られましたね。興味深いです。
越冬蝶出現日は、越冬明け個体のものですよね。
初撮り日を出現日の記録とされていますが、確実な目撃記録であれば撮影できてなくても出現日にしてもよいのでは?
ヒメアカタテハは、町田・相模原では春先に見たことがなく越冬できないのではと推測しています。
No:5813|twoguitar さん
核心をついたコメントありがとうございます。その辺のご意見がいただきたかったのです。

>お互いの観察地ともに冬を乗り切られるギリギリの気象条件
>といえそうですね。
当地はそうだと思いますが、そちらほど生き残ればそれなりのレベルではないでしょうか。もともと成虫での越冬はリスク込みのハズですから、100%はありえず、50%でも種としては御の字ではなかろうかと推量しています。

>高柳さんの観察地は僕の観察地と10km圏内
川崎市麻生区と町田市はそんなに近いのですか。土地勘もなくおまけに方向音痴ですから、認識できていませんでした。
川崎市にブロ友さんがいらっしゃいますが、花が咲く時期は当地より1~2週間早いようですよ。

>初撮り日を出現日の記録とされていますが、確実な目撃記録
>であれば撮影できてなくても出現日にしてもよいのでは?
新生蝶の関係でも他の方からお勧めいただいたのですが、私の記録は写真とブログのみで、撮影できなかった場合ほとんど記録がありません。^^;

>ヒメアカタテハは、町田・相模原では春先に見たことがなく
>越冬できないのではと推測しています。
へぇ、そうなのですか。関東のチョウ先輩諸氏が春にヒメアカタテハ を載せられているので、当然ながら越冬しているのだろうと思っていました。
とすると、当地で越冬明け個体が見られる可能性は極めて低そうですね。

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