新生蝶(2014-No.6)

 
 朝方は9℃、冷たく感じる風が一日中強めで、最高気温は16℃どまりでした。

 昨日は雨の一日だったので、15℃近くになるのを待って勇んでパトロールです。


 裏の畑の尾根の蝶道近くで、翅表の青い小さなシジミチョウが翔んでいました。大きさから考えても、お初のツバメシジミに違いないと、シャカリキに追いかけました。
 
ルリシジミ(♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ルリシジミ ♂
 とまっても近づくとすぐ翔び立ち、なかなか確認できません。結局、♀より小さいルリシジミの♂でした。
 この写真そのものは、マシなものを選んだので、この後東の畑の法面で撮影したものです。


 下の記事のアゲハがとまったヒメオドリコソウの前辺りで残念がっていると、黒いチョウが舞い降りてきました。
 
ミヤマセセリ(♂ セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科)
ミヤマセセリ ♂
ミヤマセセリ ♂
ミヤマセセリ ♂
 裏翅の黄橙斑が見えたのですぐミヤマセセリとは分かりましたが、エッ何で今頃との思いが先に立ちました。と言うのは、下表のとおり過去3季は決まりきったように5月初旬がお初だったからです。

 しかも3/25の記事に関連して、「四季おりおり」のtwoguitar さんから「ミヤマセセリは観察できないのでしょうか。」とお尋ねいただき、「ミヤマセセリは、GW明けにしか見られません。2011が5/7(初見)、2012が5/8、2013が5/8と計ったような状態です。」と胸を張って答えた(一部誤りあり)ばかりでした。(^^ゞ

 今季極端に早いと言っても世間並みなのですが、前季までの3季と1箇月以上差があるとその原因を考えてしまいます。

 ミヤマセセリの食草(樹)はブナ科で、本日遭遇の場所付近には大樹が含めてたくさんあります。庭にはありませんが、進入路に沿って小樹が生垣化していてムラサキシジミなどをよく探します。

 当地はかなり遅くまで晩霜があり、防霜ファンが回っていてもお茶に深刻な被害を与えたものでは、4/29、5/19というものが記憶に残っています。そのため、霜に弱い花を庭に植えつけるのは、毎季GW中が恒例となっています。
 庭でのミヤマセセリの吸蜜源は、たいていがパンジーかビオラでセキチクやクリサンセマムの場合もありましたが長居をしていません。パンジーかビオラは越年しているので、今の時期必ず植わっていますがそれほど匂いがあるとはいえないので、GW中新たに植えた花の匂いがミヤマセセリを呼び、結果としてパンジーやビオラを吸蜜源としているのではないかと現段階では推測しています。

 何か原因となるものを思いつかれたら、ご教示ください。


[新生蝶初見(初撮)日一覧表]
 2014201320122011
 初見日 順 初見日 順 初見日 順 初見日 順
モンシロチョウ  3/16 1  3/16 1  3/27 1  3/17 1
ベニシジミ  3/25 2  3/16 1  4/8 3  3/26 2
ルリシジミ  3/28 3  3/17 3  3/31 2  3/28 3
モンキチョウ  3/28 3  3/25 5  4/14 6  4/12 8
アゲハ  3/29 5  3/30 6  4/17 9  4/10 7
ミヤマセセリ  3/31 6  5/8 13  5/5 14  5/7 13
コツバメ     3/19 4  4/13 5
ツバメシジミ     4/1 7  4/17 9  4/5 4
ツマキチョウ     4/2 8  4/27 11  5/2 12
ヤマトシジミ     4/10 9  4/15 7  4/7 6
ヒメウラナミジャノメ     4/15 10  4/27 11  4/18 10
スジグロシロチョウ     4/15 10  4/12 4  4/5 4
トラフシジミ     4/16 12  4/15 7  4/21 11
ツマグロヒョウモン     5/13 14  4/29 13  5/9 14
クロアゲハ     5/13 14  5/7 15  4/16 9
※ 我が家周辺で各季の4月末までに見かけた新生蝶を、今季の初見日順で整理しています。今季まだ見かけていない場合は、昨季の初見日順です。
  ただし、5月が初見の場合に限っては、この15頭内での相対的順位を表示しています。

 脚注がどんどん増えますが、ミヤマセセリがランクインしたことにより気づいたものです。

 しかし、ルリシジミをツバメシジミと誤認しなければとことん追いかけず、この時期ミヤマセセリにも会えなかったかと思うと、思い込みも捨てたものではありませんね。(^^ゞ


 このほかの新生蝶関連では
 
モンキチョウ(♂ シロチョウ科モンキチョウ亜科)
モンキチョウ ♂
 相変わらずとまってくれませんが、前回よりダンチな飛翔写真です。^^;
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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No:5775|ウグイス
今朝早くから鶯がホウホケ、ケキョと
窓の外で鳴いています。
もともと嫌いではないので飛び起きて
カメラを片手に追跡しました。
これからパソコンに移して画像を確認します。
7時前から30分の鳥追い日記です。
No:5779|自然を尋ねる人さん
ソレッ!と拝見しに行くと、空は空でしたけど・・・
あの手のものは、うまく撮影できないこともあって、さっぱり理解できません。(^^ゞ
今はチョウ専用にしている100mmマクロレンズを着け放しですので、昨日もウグイスを見かけましたが、ウグイスと言えば何とかウグイスと分かる程度の写真にしかなりません。
キットレンズの55~250mmのほうが18~270mmよりシャープで大きく撮影できるのですが、18mmが使い勝手のある場合が多く出かけるときはそちらにしています。
生き物の撮影は、レンズを交換する余裕はないですから、難しいところです。
No:5780|ミヤマセセリ初見日・吸蜜源
ミヤマセセリの初見、しかも1か月強の記録更新、おめでとうございます!
奇しくもまったく同じ初見日で並びましたね。
自分自身の初見日と比べて、ue-kenさんのモンキチョウとミヤマセセリ初見日が大幅に遅かったのとコツバメがずいぶん早かったのが興味深いですね。
ミヤマセセリが遅かった原因で思い当たることはないのですが、ミヤマセセリの場合は、発生場所とue-kenさんの庭との地理的隔たりがもしかしたら関係しているのかも?
ミヤマセセリの吸蜜源でいま思いつくのは、タチツボスミレ、ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)、今回のヒメオドリコソウなどこの季節の野の花です。パンジーやビオラに来るとは意外でした。
No:5781|
えっ…もう、セセリチョウが・・・
驚きましたよ。
こうも次から次へと蝶が・・・
流石、蝶天国ですね。
私も、今日、我が家庭で待つのは限界だと悟り、
近所に探索に出ましたよ。
でも、頭上をモンシロ・モンキがチョロチョロ
するばかりで撮影の機会は有りませんでした。
更に、ヤマトシジミらしき方も・・・
今季は、何だか、通念と異なり、蝶に会えない
年になったのかもしれません。
No:5782|twoguitar さん
>自分自身の初見日と比べて、モンキチョウとミヤマセセリ初見日が
>大幅に遅かったのとコツバメがずいぶん早かったのが興味深いですね。
ミヤマセセリについては、あちこちの初見の便りを拝見しては、我が家は初夏やでぇと心の中でコメントしてました。やっと世間に追いついた感じです。(^^ゞ

モンキチョウは河原などで早くから見かけると思いますが、我が家周辺には水から遠くて水田も少なく、シロツメグサなども比較的少ないので、遅いのかなと考えています。
翔んでいても翅表に斑紋があるかどうかを目視確認していますから、キタキチョウとまぎれることは(多分)ないと思っています。

昨季一昨季ともコツバメの産卵を確認しています。昨季早かったのは暖かい冬だったので羽化できたのかもしれません。今季まだ見ていないのは、寒さと雪のせい?

我が家の庭では、ミヤマセセリの吸蜜源は記事記載のとおりパンジー・ビオラほぼ専一です。ツマグロヒョウモンも同様で、やはりスミレなんだと思っていますが・・・
No:5783|kucchan さん
セセリチョウはkucchan さんちより総じて遅く、年によってまだかまだかとよく思います。
初セセリチョウはずっとミヤマセセリで、同じ科だといっても発生は春1回だけ、寒冷季仕様でしょうか。北海道と九州の一部を除いて全国に分布していますので、そちらでもご覧になれますよ。

ヤマトシジミは当地ではもう少し先ですが、そちらはそろそろでしょうね。

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