新生蝶(2014-No.3~4)

 
 朝方は3℃、霜注意報が出ていましたが特に影響は見られませんでした。
 午前9時前まで濃い霧で、鳥たちの姿も見かけましたが写真にはなりません。
 最高気温は22℃と今季の最高を更新、一日中お日さまさんさんで風もなく、パトロールしていても暑いくらいでした。


 そんな中、たくさんのチョウを見かけました。明日、明後日と雨の予報ですので、雨の日対応で2回に分けて掲載します。
 まずは、新生蝶です。
 
 
ルリシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ルリシジミ ♀
ルリシジミ ♀
ルリシジミ ♀
 東の畑で山勝手から降りてきて、スイセンで吸蜜しています。
 とりあえずの証拠写真は抑えましたがすぐ逃げられ、どの写真もトリミングが必要です。
 チラリと伺える翅表から♀のようです。左右の翅ともシワがよったり、たくれたりしていて、羽化不全と思われます。

 ↓の初見(初撮)日一覧表のとおり、サクラも早く開花した昨季を除き、3月下旬の出現、おおむね三番手です。
 
 
左:キタキチョウ(シロチョウ科モンキチョウ亜科)
右:モンキチョウ(♂ シロチョウ科モンキチョウ亜科)
左:キタキチョウ・右:モンキチョウ ♂
 証拠写真以前ですが、モンキチョウがとまってくれず、この写真1枚きりです。

 モンキチョウが誤認求愛しているのか、しつこく求愛してきたキタキチョウにモンキチョウが堪忍袋の緒を切ったのか、私は後者ではないかと推察しています。
 なぜかと言えば、モンキチョウ♀の翅はほとんどが白く(少ないが黄色の個体もある。)、黄色いキタキチョウを♀と誤認する可能性は少ないと思われるからです。
 しかも、過去に、翅の白いモンキチョウの♀がモンシロチョウに追われ、反撃したシーンを見かけたことも考慮すると、私の鼻では識別できないフェロモンだけでなく、翅色も求愛の相手探しの要件になっているのではないかと思っています。

 モンキチョウの初見(初撮)日早まってきているように見えますが、以前には翔んでいる場合キタキチョウと区別できなかったからだと思っています。


[新生蝶初見(初撮)日一覧表]

 2014201320122011
 初見日 順 初見日 順 初見日 順 初見日 順
モンシロチョウ  3/16 1  3/16 1  3/27 1  3/17 1
ベニシジミ  3/25 2  3/16 1  4/8 3  3/26 2
ルリシジミ  3/28 3  3/17 3  3/31 2  3/28 3
モンキチョウ  3/28 3  3/25 5  4/14 6  4/12 8
コツバメ     3/19 4  4/13 5
アゲハ     3/30 6  4/17 9  4/10 7
ツバメシジミ     4/1 7  4/17 9  4/5 4
ツマキチョウ     4/2 8  4/27 11  5/2 12
ヤマトシジミ     4/10 9  4/15 7  4/7 6
ヒメウラナミジャノメ     4/15 10  4/27 11  4/18 10
スジグロシロチョウ     4/15 10  4/12 4  4/5 4
トラフシジミ     4/16 12  4/15 7  4/21 11
ツマグロヒョウモン     5/13 13  4/29 13  5/9 13
クロアゲハ     5/13 13  5/7 14  4/16 9
※ 各季の4月末までに見かけた新生蝶を、今季の初見日順で整理しています。
  今季まだ見かけていない場合は、昨季の初見日順です。


 この順番を狂わせているコツバメを探すため一日に何回も3株のアセビを確認していますが、アカタテハやテングチョウ、アブの仲間ばかりで、気にかかっています。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ: シジミチョウ科  羽化不全  シロチョウ科  誤認求愛 

Comment

No:5758|
おはようございます。
当地も気温は20℃になりましたが、
蝶は一頭も我が家の花には訪問して
くれませんでしたよ。
どうも、直ぐ傍の「昨年まで国有地」の
原っぱが、造成され民家が建設されたのが
原因だと思います。
まぁ、待てば、その内、訪問してくれるのではと
気長に待つだけです。
で、4枚目の「キタキチョウ」と「モンキチョウ」
ですが、スイセンの黄花で、見付けることが難しい
ですね。
赤〇印で、わかりましたよ。
No:5759|
おはようございます。
羽化不全の蝶を見かけると、なんだか心が痛みますねぇ〜
このルリシジミさんも元気よく飛び回って、
花咲く春を謳歌してほしいですね・・・

春は黄色から〜♪
お花も蝶も黄色いですね。
最後の写真は、「おっ、ウオーリーかっ!」って思いましたよ。
初見の場合は、とりあえず証拠写真を1枚…ですよねぇ〜(^_-)-☆

こちらも今朝は氷点下にはならず、日中も気温が上がるようです。
新生蝶とは贅沢言わないけれど、せめて越冬蝶でも来てくれれば…と、
そんなご褒美を期待しながら、庭に出てお花のポット上げ作業に励みましょう♪
(なにせ人参がないと頑張れない性分なものですから、わたし…)
No:5762|kucchan さん
おやおや、チョウはまだですかぁ。時間の問題でしょうね。
もう少しすると、ツマグロヒョウモンがたくさん戻ってきて、スミレが食い荒らされ、プンプンなんてことになるのでしょうね。^O^

環境が大きく変化すると、その場所に依存していた生き物は多分全滅するのでしょうけれど、ほかの場所で生息していたものたちが適地を見つけて生息範囲を広げることになります。
一報、絶滅危惧種の場合は生息数が少ないため、そのようなことが起きると復活のキャパがなく、だからこそヒトは環境の維持保全に勤めなければなりませんね。

>「キタキチョウ」と「モンキチョウ」ですが、スイセンの
>黄花で、見付けることが難しいですね。
エッ!どなたのためにマークしたとお考えでしょうか。(^-^)v
No:5763|今年は順調!
素晴らしい記録ですね!
このデータを見ると今年は順調の
ように感じました。
No:5764|みさとさん
羽化不全は、大抵が遺伝的なものではなく、物理的なもののように思えます。羽化不全個体は子孫を残せる可能性が相対的に低いと思われ、経年で遺伝的なものは消滅するのでしょう。ということは、蛹の出口の開きが悪かったのか、何らかの原因で翅脈を通じて送る体液が少なかっのか、とか原因を考えてしまいます。

>初見の場合は、とりあえず証拠写真を1枚
それでも、縷々説明し、言い訳をしなくてはならないのはちょっと・・・^^;

>人参がないと頑張れない
(大)昔習われた対偶を覚えておられますか。AならばB→BでないならAでないは真、というものでしたね。頑張れたのは人参があったから、は真でいいですね。
逆は必ずしも真ならず、の場合なら、頑張れなかったのは人参がなかったから、となるのですが、この真、偽は微妙なところですね。

ですが、頑張れなかったのに人参を要求した、という現象は、論理学からハミ出しているような気がするのですが・・・(^-^)v
No:5765|蝶を追って
後しばらくは蝶を追いかけて見たいと思っています。
ここ数日はルリタテハ蝶が目の前をよく飛びます。
相変わらずテングチョウが沢山おり、キタキチョウの数は増えています。
先日は広島の昆虫館まで出かけ昆虫の名前を教えてもらいに出かけました。
ここでも蛾の名前は難しいと言われました。
No:5766|ヒメオオさん
今年は順調?ヒメオオさんちでコツバメの美しい写真を拝見して以来、1時間をおかずアセビ巡りの毎日ですよ。罪作りですね。(^^ゞ

このようにリストアップすると、忘れっぽい頭の中で考えていたそれまでの印象が、なるほどと思い込みが交錯していたものであったことが分かりました。そのことだけでも収穫です。
まだ4年目で、天気予報でも10年が平年の単位ですから、できるところまで、飽きるまで、続けてみたいと思っています。
No:5767|自然を尋ねる人さん
しばらくなんておっしゃらないで、ずっとチョウを追いかけてくださいよ。そうすると、これまでとは違った自然も見えてきて、事務局長さんのご活動にも大きなプラスになるのだろうと確信していますよ。
牽強付会が過ぎますかねぇ。(^^ゞ

>昆虫館・・・ここでも蛾の名前は難しいと言われました。
先の返コメで申し上げたように、トンボが得手、甲虫が得手いろいろで、チョウの世界もそんなに広そうではないようです。

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