あれに見えるは(ウラギンシジミ越冬 その3)

 
 朝方は9℃、曇りがちで最高気温は13℃どまりでした。木枯らしが時おり強く、午後遅くには時雨ました。


 3日続きで動きのあったウラギンシジミの越冬状況をまとめておきます。

 11/15の段階では、#2の行方が分からなくなり、#1のみ1頭の越冬観察中となっていました。
 
 
---------- #1 ----------
 
ウラギンシジミ #1(♂? シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科
12:40 2013/11/16)
ウラギンシジミ #1
 足場が階段に続く角度のある坂なので脚立は使用できず、54cmの踏み台を使って撮影しました。
 本日(11/18)も同じ姿勢で静止したままです。
 
#1(13:48 2013/11/16)
ウラギンシジミ #1
 
(↑のトリミング)
ウラギンシジミ #1
 それでも足元は不安定、ウラギンシジミの脚先クッキリとはなりません。(ウデ?)
 転倒事故などを起こさない範囲で、もう少し工夫できないか思案してみますね。

 ツバキの葉裏に爪を突き立てているようで、周囲の葉が黒く変色しているように見えます。高柳さんの観察では、風の強い日に落下したウラギンシジミの脚の一部が葉裏に残っていたことがあったそうですから、それほど柔らかいとは思えないツバキの葉に爪を突き立てることもできるようです。
 
 
---------- #2 ----------
 
#2(♀ 12:03 2013/11/16)
ウラギンシジミ #2
 11/15に行方が分からなくなった#2を探していたところ、枝込みの間からぶら下がっているのが見えました。
 
#2(12:53 2013/11/16)
ウラギンシジミ #2
 昼食を終えて反対側から探しましたが、なかなか見つからなかった上、撮影角度がほとんどなく、この程度の写真にしかなりません。
 それでも右後翅の大きな欠けが見え、#2と確認できました。

 探し物に熱中してると、足元の草むらからはタテハチョウ(ヒメアカタテハかキタテハのように思えた。)が翔び立つし、こんなものも。
 
キイロスズメバチ(捕食 スズメバチ科 12:55 2013/11/16)
キイロスズメバチ 捕食
 何かモグモグやってたので、どちらかのウラギンシジミが犠牲になったのかと思いました。どちらも無事で、何を捕食したのか分からずじまいでした。

 こんなに苦労して再会したのに、11/17にはまた行方が分からなくなりました。チラリと見えた気がしたのですが、撮影しようと探しても見つかりませんでした。(^^ゞ
 
#2(13:47 2013/11/18)
ウラギンシジミ #2
 で本日、再再会です。右後翅の大きな欠けですぐ分かります。
 11/16よりは少し表側の葉裏にいますが、アングルはないに等しい状態です。
 
 
---------- #3 ----------
 
#3(♀? 13:13 2013/11/17)
ウラギンシジミ #3
 この日#2を探していて、いたいたでしたが、少し小ぶりで右後翅の欠けも見当たりません。
 
#3(14:04 2013/11/17)
ウラギンシジミ #3
 念のため反対側も撮影しましたが、これも見つけるのに手間がかかり、アングルも厳しい状態です。
 
#3(14:54 2013/11/17)
ウラギンシジミ #3
 中央下部にうっすら電柱が見えているように、写真はほとんど傾いていません。(^^ゞ
 ウラギンシジミは中央にいますが、階段面からは1m余り、隣の敷地面(撮影位置)からは3m近くの高さでしょうか。いると分かればこちらからは見つけやすく、本日(11/18)もこのままでした。


 以上の結果、現在観察中のウラギンシジミ越冬個体は、♂1頭(#1)♀2頭(#2・#3?)の3頭立てになっています。
 ツバキの開花が越冬期間中に間に合うかどうかは不確かですが、これから寒さが厳しくなって霜が降りたり、雪の中のウラギンシジミが見られると思うと楽しみです。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
関連記事

タグ: ウラギンシジミ  蝶(越冬)  ハチ  捕食 

Comment

No:5520|ウラギン
この蝶も越冬するのですね。
白い翅の裏側綺麗ですがこれだけ目立つと
敵に見つかりやすいと思います。
蝶の観察素晴らしいですね。
No:5521|
17日は小春日和で公渕公園でキタキチョウやウラギンシジミの姿も見られましたが、キタキチョウはゆっくりした動きに対しウラギンシジミは動きも機敏でした。
キタキチョウより寒さに強いチョウなのでしょうかね?
そこでウラギンシジミは小春日和の少し暖かい日等は飛び立ち移動するのではないかの疑問を感じましたよ。
寒さが厳しくなるおりあまり無理をしないでくださいよ。
観察結果は楽しみの読ませてもらっています。
No:5523|自然を尋ねる人さん
小理屈を申し上げると、どのチョウも越冬するのです。その態様が卵、幼虫、蛹か成虫の違いだけですが、真冬に成蝶などいないと思っていたので特別の思い入れがあります。

>白い翅の裏側綺麗ですがこれだけ目立つと
>敵に見つかりやすいと思います。
誰しもそう思うのですが、常緑樹の葉は大抵光沢があり、陽が射さないでも明るいと反射してキラキラ光るので、白いチョウはなかなか見つかりません。
あっ、いたと思うと葉っぱだったり空抜けだったりで、一喜一憂しています。(^^ゞ
No:5524|hitori-shizuka さん
>ウラギンシジミは動きも機敏でした。
>キタキチョウより寒さに強いチョウなのでしょうかね?
ウラギンシジミは北海道と東北(南部の沿岸部を除く。)には生息しておらず、キタキチョウは東北での生息域が少し広めです。
高柳さんの観察では、ウラギンシジミの越冬成功率は25~33%、移動したものを含めると50%程度と推察されています。
キタキチョウはもっと高そうな気がする(身びいき?)のですが、今季は双方を見比べてみますね。

いずれにしてもどちらの種も個体差がありそうで、その個体差こそが種として生き延びる確率を高めているのではないかと思っています。

コメントの投稿

Comment
管理者にだけ表示を許可する