キタキチョウ越冬状況

 
 朝方は7℃、厚い霧が消えたのは午前10時を回ってからでした。当地ではこれからこういう日が珍しくなくなります。
 その後は陽射しにあふれ、ほぼ無風、最高気温は17℃と過ごしやすい一日でした。


 霧なら水滴コロコロ、ウラギンシジミにも動きが見られ、いろいろあったのですが、宿題としていたキタキチョウの越冬状況を整理しておきますね。


 11/13の段階では、(2)と(3)の2頭を確認しています。
 #1は、11/4に見つけ11/7に行方不明となっています。
 
 
---------- (2) → #2 ----------
 
キタキチョウ #2(秋型 ♂ シロチョウ科モンキチョウ亜科
11:45 2013/11/14)
キタキチョウ #2 ♂
 小春日和だった日中も、崖面窪地のシダの葉裏でじっとしています。触角は、先端をのぞかせた半格納状態です。
 
#2(16:20 2013/11/14)
キタキチョウ #2 ♂
 触角を全格納にした以外は変化が見られません。
 この段階で、越冬個体#2と認定しました。^O^
 
#2(16:02 2013/11/15)
キタキチョウ #2 ♂
 昨日は昼過ぎまで雨でした。
 中脚の位置が少し動いていて、触角は全格納状態です。
 本日(11/16)も、ほぼ同じ状態です。
 
 
---------- (3) → ? ----------
 
(3)(秋型 ♀ 11:49 2013/11/14)
キタキチョウ(3) ♀
 裏の畑の一番崖に近く、東西に延びた20株ほどあるチャの木の列の西側から2株目の葉裏にぶら下がったままです。こんなに日が当たっているのに、接写してもピクリともしません。
 ところが、夕方にはいなくなっていました。ですが、続きがあるので後述しますね。
 
 
---------- (4) → #4 ----------
 
#4(秋型 ♀ 12:01 2013/11/14)
キタキチョウ #4 ♀
 (3)から間に2株をおいたチャの葉裏にとまっています。
 右後翅に破れが見え、触角は格納していません。(3)の撮影のため南側を往復したのですが、陽を遮っても反応しませんでした。
 
#4(16:28 2013/11/14)
キタキチョウ #4 ♀
 少し奥に移動したようです。
 
#4(16:10 2013/11/15)
キタキチョウ #4 ♀
 
#4(16:10 2013/11/16)
キタキチョウ #4 ♀
 昨日と本日の状態です。陽が当たろうが、私が南側を横切ろうが、ほとんど変化がなく、越冬個体#4に認定しました。
 
 
---------- (5) → #3 ----------
 
(5)(秋型 ♀ 16:26 2013/11/14)
キタキチョウ(5) ♀
キタキチョウ(5) ♀
 (3)と#4のチャの列の東側から4株目の葉裏にぶら下がったままです。(3)がいなくなったのを確認した際見つけました。
 これも♀のようです。触角は半格納の状態です。
 
(5)(16:07 2013/11/15)
キタキチョウ(5) ♀
 昨日の状況です。
 
(5)(08:27 2013/11/16)
キタキチョウ(5) ♀
 今朝、霧の中です。下側に大きな落とし穴ができていて、見つけやすくなりました。(^^ゞ
 
(5)(14:26 2013/11/16)
キタキチョウ(5) ♀
 これだけ陽が当たっていても、静止したままです。触角は格納していません。


 ところで、(5)の斑紋に何か見覚えがあるような気がしてきて、というのは後付け、#2と#4は(3)と併存していたので、若しかすると(5)は(3)が移動したものではないかと斑紋を調べてみました。
 
左:(3)・右(5)
キタキチョウ比較図
 斑紋はそっくりで、異なる点は見当たりません。

 これまで2年間のキタキチョウの越冬観察で、裏翅の斑紋は個体差があると考えています。ただ、斑紋が異なれば別個体の証明にはなっても、逆は必ずしも真ならずで、斑紋がそっくりだから同一個体とは言い切れないということも併せて認識しています。

 この2頭は、どちらも♀で、数m離れたチャの葉裏で越冬していることを考え合わせれば、同一個体と判断しても差し支えないものと思われます。
 したがって、#3の越冬個体と認定します。ご異見があれば、対話の窓口はいつも開いています。(^^ゞ



 以上の結果、♂1頭(#2)♀2頭(#3・#4)が現在観察中のキタキチョウ越冬個体ということになります。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ: 蝶(越冬) 

Comment

No:5513|キタキチョウ越冬地調査凄いな!
昨年から私も貴兄を真似てキタキチョウの越冬地探しを
数回実行しています。
今日もやっと寝床から抜け出した個体を1頭見つけまし
たが、越冬地探しは・・・・・・でした。
No:5516|
越冬キタキチョウ・・・
実は私も今日、「越冬キタキチョウ」もどきを観察しましたよ(13:06に)。
で、2時過ぎに再度確認すると居ませんでした。
何処かに飛び去ったのか、それとも、移動したのか、私の確認がルーズなもんで、分からなくなりました。
何せ、場所が車道の直ぐ傍の植え木の中なもんで・・・
下手に覗きこんでると、車にはねられる恐れもあるもんで・・・。
明日にも、再確認する予定ですよ。
No:5517|ヒメオオさん
えっ、貴兄?
ヒメオオさんのプロフィールを改めて拝見して、私の方が6コも大きいとは・・・^^;

定点観測まっしぐらの私としては、キタキチョウ越冬場所の本場は崖に限ると思っていたのですが、tef_teffさんのようにあんな草むらで見つけられる方もいらっしゃるし、困ったものです。
これも当ブログの売り物の一つですから、本気はご法度、適当に手抜きされて探索くださいね。^O^
No:5518|kucchan さん
日中静止しているキタキチョウも翔んでいるキタキチョウも、同じ季節同じ日を過ごしているのですから、大きな違いはありませんよ。
当地でも昨日日中翔んでいたキタキチョウを見かけましたし、みんな夜はどこかでぶら下がってますよね。寒さが厳しくなるまでには、試行錯誤で安住の地を見つける気がします。

チョウ観察に熱中してて交通事故にあったなんて笑えない話は、くれぐれもお気をつけくださいね。私の方は転落事故ですが・・・(^^ゞ
No:5519|越冬
あれほど沢山いた蝶、かなり少なくなりました。
でもお日様が出てくるとまだセイダカアワダチソウの花の回りを飛んでいます。
と云うことはこのあたりを探せば蝶が見られると言うことでしょうか。
教えて欲しいのですが今とらえられているデータ今後どのように使われますか。
No:5522|自然を尋ねる人さん
アレッ!パイプの正体は・・・(^^ゞ

今朝は2℃!この寒さも本日までのようで、暖かい日には生き残っている方や潜んでいる方も、ここを先途に出てきてくれると思います。徐々に死滅しあるいは本格的な越冬態勢に入って見かけることがなくなり、冬が深まるのでしょうね。
成虫で越冬するチョウの居場所はさまざまで、これまでキタキチョウ、ムラサキシジミと今季初めてのウラギンシジミしか見つけたことがありません。

>今とらえられているデータ今後どのように使われますか。
その筋?の雑誌に投稿することも考えましたが、まとめきれません。ブログに載せる程度でしょうか。

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