ウラギンシジミ越冬?

 
 朝方は4℃、霜が降りていたかどうかは気づきませんでしたが、この秋(立冬は過ぎたけど・・・)一番の冷え込みです。日中は15℃まで上がり、陽射しさんさん、風も弱く、小春日和の一日でした。


 昨日のキタキチョウのその後も気にかかる方がいらっしゃるとは存じますが、何と言ってもウラギンシジミの寝姿、初見です。
 
 
ウラギンシジミ #1(シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科 15:48)
ウラギンシジミ #1
 我が家の庭先の崖には、隣組を訪れる時くらいしか使用しない階段の進入路があり、その一番下付近の「さいめん木」のツバキがかなり大きくなっています。
 「さいめん木」とは敷地境界の目印として植えた木のことで、「境面木」か「際面木」と書くのだと思いますが、当地の方言かネットでは見つかりません。

 さいめん木として一定間隔に植えられたツバキのうち、この木だけは藪に呑み込まれておらず、スズメバチの心配をしないで観察できますので、折に触れてウラギンシジミがぶら下がっていないかと注意していました。

 雲も増えて少し薄暗くなってきた午後4時前、キタキチョウの2回目の確認に出ようとして、方向は反対ですが寄り道することにしました。で、ウン?という次第です。
 
ウラギンシジミ #1
 株元からなら3m余り、階段面からは約2.5m辺りの、南西側の葉裏にぶら下がっています。頭部をほぼ真西に向け、右裏翅が真南に向くようにとまっています。
 うっすらぼんやり表翅のオレンジが透かして見え、翅頂に尖りもないので♂のような気がしますが、思い込みの可能性が大です。(^^ゞ

 ところで越冬状態かどうかについては、この道の権威「葉の裏で冬を生きぬくチョウ―ウラギンシジミ10年の観察」(amazonへのリンク)の著者である高柳芳恵さんによれば、「早くても十一月下旬ころからで、十二月下旬になると、ほとんどのウラギンシジミが移動しなくなります。」とのことです。
 高柳さんのフィールドは当地より暖かい関東地方のようですので、当地ではこれより早いのかなと思っていますが、観察を継続することでその当否は明らかになってくるものと思われます。
 
ウラギンシジミ #1
 フラッシュを焚いて撮影した写真のトリミング画像です。
 脚先の爪を葉にたててぶら下がっているようです。触角は全格納しています。



 このツバキの南側も開けているので、お隣の敷地に入らせてもらいました。
 
#2(15:47)
ウラギンシジミ #2
 ツバキには見当たりませんでしたが、その下に植えられているヒサカキ(と思う。常緑 ツバキ科)の南側の葉裏にぶら下がっていました。
 地上から約1.8m、頭部をほぼ東に向けているので、左裏翅が南に向くことになります。

 この木が分からなかったので家内に聞くと、仏事に使うビシャコとのことで、ビシャコで検索してヒサカキと判明しました。サカキのない地方では、代わりとして神事に使うそうです。
 
ウラギンシジミ #2
 こちらはオレンジを感じず、翅頂の尖り方から♀と思われます。(^^ゞ


 この2個体が越冬状態か、♂♀の識別、葉のとまり方などについて、明るいうちに撮影して検討みたいと考えています。もし翔び出したとしても、このツバキ付近で越冬する個体がありそうです。
 今冬の楽しみが増えました。(^-^)v
 
 
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タグ: 蝶(越冬)  花木   

Comment

No:5502|
やりましたね!
越冬体(らしき?)ウラギンシジミの発見、おめでとうございます♪
♂と♀らしいとのことなので、なおさら嬉しいですね(^_-)-☆
キタキチョウとウラギンシジの観察ということで、
今冬は忙しくなりそうですけど、風邪引かないように頑張ってください!

以前、ブログ友さんが見つけたウラギンシジミの越冬場所は、
垣根だったようですが・・・
ある日その場所へ行ってみると、垣根の剪定がされていたそうです。
ウラギンシジミも剪定した枝も見つからなかったそうですが、
まさか燃やされてしまったとか・・・
そんなことって、悲しすぎますよねぇ~
uke-enさんが見つけられたこの場所は、
誰にも邪魔されず、静かに観察できそうな場所でよかったですね♪
No:5504|
ウラギンシジミの越冬態勢の写真とは驚きました。
当地域でも、温かい時は見かけますが、この時期になると、
もう見かける事はありません。
でも、この様に越冬するとなると、何処かに居るはずですよね。
でも、その様な場所は、散歩(パトロール)中には存在せずで、まず、遭遇することはないでしょう。
まぁ、期待をしながら散歩しますが・・・。
No:5505|みさとさん
ウラギンシジミの越冬は、チョウ先輩諸氏のブログで拝見していて、ヨダレが垂れそうでした。やったぁ!でしたが、複数同時にとは望外の喜びです。
続きは本日(11/15)記事にしましたが、♂?だけになりました。ただ、今回のことで新たな個体を見つけることもできそうとの気持ちになりました。百聞一見か習うより慣れろでしょうか。

草刈りや剪定はチョウ(だけでなく虫など幅広い)の成虫だけでなく卵、幼虫、蛹にとっても生存の危機なのですが、種にとってはそれもリスクとして考慮されているのではないでしょうか。
人間が維持管理するから里山の多様性が確保されるような例は少なくありませんし、薮になってしまえば住めなくなるチョウも出てきます。
コツバメがアセビの花に産卵したからと花がらを摘まなかったから、来季の花は激減しそうです。(^^ゞ
No:5506|kucchan さん
ツバキやサザンカなどはどこのおうちにもあるでしょうし、ある程度大きな木に目星をつけて、1m~2.5mの高さの範囲で葉裏を確認すれば、街中でも見つかる可能性は高いそうです。
ただ、中腰になって下から葉裏を観察するのですから、怪しいヤツと見られ、場合によれば警察に通報されること請け合いです。^O^
No:5509|
この本くらい凄い本はないと思っています。とても主婦が子供向けに書いたとは思えません。教科書から学ぶのではなく直接、自然から学ぶという姿勢は何も蝶のことだけに限らず、色々なことについての今日の我々の姿勢に警鐘を鳴らしているように思えたのです。
No:5511|clossiana さん
高柳さんの著書は、分かりやすくて内容は高度、これまで2回読み返しましたが、PC横に置いて首っ引きで観察中です。キタキチョウ越冬観察の参考にと購入したのですが、この点は相違するなんて考えると楽しいですよ。

惜しむらくは、写真がもう二つくらいで、差し替わるものなら5割増しでも買いますね。
生の数字でバックデータを入れてもらうと100点です。(^^ゞ

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