捕食者(7月の虫たち ムシヒキアブ・トンボなど編)

 
 未明に時間雨量17mmの強い雨と雷で心配しましたが、1時間余りで上がりホッと一安心でした。
 朝方は曇りの25℃-、雨の影響で気持ち悪いくらいムシムシしていました。
 午前中はほとんど気温が上がらなかったのですが、午後になって晴れ間が広がると急上昇して、最高気温は32℃になりました。



 陽射しが強いとパトロールも億劫になり、庭で待ち構えている状態ですが、チョウはほとんど見かけなくなりました。
 困った時の虫頼みも在庫が払底してきていて、先が不安です。
 
 
シオヤアブ(♂ ムシヒキアブ科シオヤアブ亜科 2017/7/2)
シオヤアブ
 東の畑で見かけました。
 腹端に白いポンポンがあるので♂、被害者は口器の形状からサシガメのようです。
 
シオヤアブ(♀ 2017/7/9)
シオヤアブ
 裏の畑で見かけました。
 こちらは♀、被害者はマメコガネのようです。
 
シオヤアブ(♀ 2017/7/15)
シオヤアブ
 こちらも裏の畑で見かけました。
 被害者は、小型のハナバチかハナアブのようです。
 
 
ウスグロムシヒキ(♀ ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科 2017/7/2)??
ウスグロムシヒキ
 裏の畑で見かけました。
 被害者はヒゲナガガの仲間のようで、こんなユニークな形状のものを捕食するなよと言い聞かせておきました。(^^ゞ

 これまでなら、こういうタイプはマガリケムシヒキではい終わりでしたが、マガリケムシヒキは腹部が全体に黒く、脚の下半分はオレンジ色気味、腹端の産卵器の形状も異なるので、別種と思われます。
 似ているサキグロムシヒキは、腹部がこの個体のように灰色ではなくオレンジ色気味で、困った挙句ウスグロムシヒキとしましたが、ご存知の方はご教示くださいね。
 
 
クロスジイシアブ(♂ ムシヒキアブ科イシアブ亜科 2017/7/9)??
クロスジイシアブ
 ムラサキ・ポイントで見かけました。
 捕食していませんが、口器の形状からムシヒキアブと思われます。
 この同定にも苦労し、とりあえずクロスジイシアブとしました。クロスジイシアブであれば、口ヒゲが黄色なので♂、♀は白いそうです。
 これについてもご教示ください。
 
 
 
コオニヤンマ(サナエトンボ科コオニヤンマ亜科 2017/7/2)
コオニヤンマ
 東の畑で見かけました。
 我が家周辺には水辺がなく、トンボの種類も個体数も少ないのですが、コオニヤンマは時々見かけます。
 
 
コシアキトンボ(♀ トンボ科 2017/7/2)
コシアキトンボ
 東の畑で見かけました。初見です。
 コシマキトンボなら納得しますが、♂の腰巻が白くて腹部が空いて見えるからその名になったそうです。この個体は腰巻が黄色ですから♀です。
 
 
シオカラトンボ(交尾 トンボ科 2017/7/1)
シオカラトンボ交尾
 交尾したまま庭に飛来しました。
 我が家周辺ではトンボの交尾シーンを見ることは極めて少なく、比較的よく見かけるシオカラトンボの場合ですら過去2~3回でしょうか。
 
 
 
ハイイロチョッキリ(♀ オトシブミ科チョッキリ亜科 2017/7/17)
ハイイロチョッキリ
ハイイロチョッキリ
 ムラサキ・ポイントで見かけました。
 体長は10mmほど、体表は淡黄色の毛で覆われ、口吻は長く伸びて中央部分あたりに触角があります。ドングリに卵を産みつけ、成虫はクヌギなどの葉を摂食するそうです。

 近縁のゾウムシは時々見かけますが、オトシブミ科そのものが初見です。
 口器から触角が出ているこの奇妙な形態にやったぁでしたが、風が強い日だったので何枚も撮影し、歩留まりを何とかと神にでも仏にでも祈りたい気分でした。(^^ゞ
 
 
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タグ: 昆虫(蝶以外)  捕食  交尾 

Comment

No:9490|捕食者
お早うございます。

昆虫の世界も、弱肉強食なのですね。

肉食虫は、捕食しないと、生きていけない世界ですから、仕方ないですね。

人間のように、飽食しないでしょうから、よしとしましょう。
No:9491|mcnj さん
捕食も生きものの生態の一つですから、カメラに収めています。
と言えばキレイなのですが、実は好きでして、ムシヒキが捕食していないと、こりゃ!もっとがんばれよとエールを送ってしまいます。(^^ゞ

トンボも捕食者ですが、我が家周辺ではそんなシーンを見ることがありませんね。
No:9492|
チョウの宝庫と思ってましたがアブの仲間も宝庫のようですね。
私が見かけるのはシオヤアブや家畜に群がるアブなど数種類のアブしか知りませんが種類も多いようですね。
ハイイロチョッキリは私の目にはゾウムシだろうと自己判断して終わってしまいます。
観察力のすごさに脱帽です。
ユニークで可愛い虫ですね。
こんな小さな虫がどんぐりに卵を産み付けた後、そのコナラの枝を切り落とす力があるとは・・・
小さな虫も観察すれば意外な発見があるんですね。
No:9493|hitori-shizuka さん
チョウは探しても、他のムシたちを漫然と見ていて、目に入った比較的大きなものだけ見ていると、見えないものも多いということでしょうか。
ムシヒキアブと承知しているものは、何か捕まえていないかと口先を見ていましたが、ハチやアブと切り捨てていたものもよく観察するといろいろなことが見えてくるようですね。

我が家周辺では、これまでゾウムシを余り見かけなかったので気にかけています。あの造型の妙は、何度見ても飽きません。
その段で、どんな口の形かのぞき込みますので、ハイイロチョッキリも見つけることができた気がします。

最近は、パトロールに出てチョウを見かけなくても、こんなムシを見つけると充実した気分になります。(^^ゞ
No:9495|
8月3日水の中に住む水生昆虫で水の綺麗さを判断する水生調査を行います。今年は学校側での行事が少なく44名が参加。
嬉しい悲鳴です。
コオニヤンマの幼虫は見つかると思います。
No:9496|
こんにちは。
蝶以外にはあまり興味がないわたしですから、その辺にいる「変な虫」も、ほとんど凝視することなく、デジカメを向けることもなく見過ごしています。
でも、最後の虫には注目でした・・・
「口吻は長く伸びて中央部分あたりに触角があります。」
 ↑この形はユニークですねぇ〜
ハイイロチョッキリというネーミングも面白いですね。
灰色チョッキリということだと思って、「チョッキリ」で検索してみたら、
「チョッキリ」という名は、葉や茎をちょっきりと切るその習性から付けられたそうですね。
hitori-shizukaさんのコメント「そのコナラの枝を切り落とす力があるとは…」という、その意味が納得できました。

そしてコシアキトンボ・・・
先日、このわたしが珍しくトンボを撮影しました。
見たことのないトンボでしたから、とりあえず撮ったのですが、トンボの名前調べが面倒で、もうどうでもよくなって消しちゃいました。
こちらでコシアキトンボを見てビックリ! 似てるんですよ〜
…で、元データを探し出して調べてみたら、どうやらオオシオカラトンボの♀のようでした。
シオカラトンボは「水色のトンボ」だと思っていたので、
♀が水色ではなかったということに、ビックリしながらもちょっとショックでした。
考えてみれば、蝶だって♂♀が違う種だっていっぱいありますよね。
トンボの世界も結構おもしろそうですね♪
でも、トンボにハマるつもりは毛頭ございませんが・・・
No:9497|
こんばんわー

シオヤアブは、我が屋でも時たま見かけますが
獲物を捕獲した姿は見た事がありません。
そして、ウスグロムシヒキも・・・
いや、もしかしてクロスジイシアブかも・・・
撮影した写真が有るので、後日、比較してみなくては・・・。
そして、トンボ・・・
シオカラトンボは良く見かけますが、他のトンボは見かけた
事があるかどうかわかりません。
ハイイロチョッキリの姿には驚きました。
あの長い鼻か角みたいな姿・・・
今までに見た様な気もしますが・・・ウーンンンです。
私ならば遭遇しても見逃してしまいます。

No:9499|自然を尋ねる人さん
こんなに暑い時期でも、相変わらずお忙しいのですね。体調管理には、くれぐれもご注意くださいね。
No:9500|みさとさん
ハイイロチョッキリはカシ類(主としてコナラ)の実に産卵しますから、穴をあけるためこんな長い口吻が必要です。しかも、チョッキリの中で唯一どんぐりを軸から切り落とします。
枝は切り落としませんが、未熟とはいえどんぐりに穴をあけるのですから、相当頑丈なのでしょうね。
それにしても、こんなところに触角があると、穴をあけるときジャマにならないのでしょうか。

トンボは不完全変態で、ヤゴから羽化してから成長もするし色が変わります。ですから、私なんかは同定するのに四苦八苦しています。
しかも、♂♀で色が異なるなど、別種のように見えるものも少なくありませんね。
No:9501|kucchan さん
ウスグロムシヒキもクロスジイシアブも、?が2つほどついていますから確かじゃありませんが、そのアブを是非載せてくださいね。

ハイイロチョッキリはカシ類にいることが多いので、こんな格好なら別のチョッキリかゾウムシあたりじゃないでしょうか。
いずれにしても奇妙な姿ですから、撮影されて観察してくださいね。
No:9506|管理人のみ閲覧できます
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