3年目の本気(新生蝶 2017-No.9-11)

 
 夜来の雨は一時的に強くなりましたが、時間雨量は昨日の午後9時-10時の12mmが最高で、本日午前4時までの12時間の雨量累計は50mmでした。

 朝方は雨が上がりの16℃、予報とは異なり今にも降りそうなお天気で、午前10時頃にはパラつきました。
 午後になっても曇ったり晴れたりのスカッとしないお天気で、最高気温は19℃にとどまりました。



 曇り空でも雨の後だからチョウがわんさかかと期待したら、見渡しても翔んでいるチョウをほとんど見かけない状態でした。
 それでもと歩き回ると、足元から翔び立つものがいたりして、それなりに収獲がありました。


 ずっと下の表では時系列で並べていますが、まずはこれです。
 
ミヤマセセリ(♂ セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科)
ミヤマセセリ
 枝垂桜に黒いものがとりついていると見つめると、黄斑が目に入りました。
 ミヤマセセリがサクラで吸蜜しているのを見たのはこれが初めてです。
 
ミヤマセセリ
 ミヤマセセリは開翅したまま吸蜜するハズと思ってたら、ちゃんと開翅してくれました。
 
ミヤマセセリ
 逃げられたのでしつこく追いすがると、地面に降りてモデルになってくれました。

 ミヤマセセリを見かけたのは実に3季ぶりで、ゆっくり遊んでもらおうと思ってたら見失いました。
 2013までの出現時期は全て5月中で、2014だけは3月に見かけています。我が家周辺での個体数が少ないため、出現時期の幅が大きいものと思われます。
 
 
ヤマトシジミ #1(♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ヤマトシジミ
ヤマトシジミ
 裏の畑で見かけました。
 とまってくれないので証拠だけでもと飛翔撮影に取り組んだら、ゴミの山にはたまたま見られるものもありました。
 折角の飛翔写真だったのに、とまって開翅のクローズアップまで撮影させてくれました。
 
ヤマトシジミ #2・#3(♂)
ヤマトシジミ
ヤマトシジミ
 どちらも裏の畑の続きのお隣の畑で見かけましたが、多分別個体と思われます。
 #3は前翅表の青色の斑紋が濃く、一瞬だけ別種?と思いました。
 
上:ヤマトシジミ #4(♂)・下:イオウイロハシリグモ(キシダグモ科)?
ヤマトシジミ
 こちらは裏の畑のチャノキで見かけました。
 羽化不全でしょうか、ヤマトシジミの翅はしわくちゃです。
 下のクモは徘徊性で、オレンジ色のものをよく見かけますが、同じイオウイロハシリグモではないかと思われます。

 どちらも相手に気がついている様子がないので見守っていようとも思ったのですが、羽化不全ならとヤマトシジミに指を差し出すと逃げられました。
 
ヤマトシジミ
 やはり遠くへは翔べず、すぐ近くで開翅してくれました。
 毛を見る限りは羽化間もないように見えますが、これだけ傷みが激しいと長くは生きられないと思われます。

 ヤマトシジミの出現時期はこれまでの7季では遅い部類ですが、時期も出現順もそれなりでしょうか。
 
 
スジグロシロチョウ(♂ シロチョウ科シロチョウ亜科)
スジグロシロチョウ
 裏の畑の続きのお隣の畑で見かけました。
 イノシシ除けの柵と鉄条網を巡らしているのでこれ以上近づけず、その割に敏感でした。

 スジグロシロチョウの出現時期は、今季のチョウでは珍しく、遅れているという感じはしません。


[2017 新生蝶初見(初撮)日一覧表]

 20172016201520142013
月日 順月日 順月日 順月日 順月日 順
モンキチョウ 3/22 1 4/6 6 4/24 3/28 3/25
ルリシジミ 3/23 2 3/21 3 3/20 3/28 3/17
モンシロチョウ 3/23 2 3/8 1 3/20 3/16 3/16
ベニシジミ 4/2 4 3/17 2 4/15 3/25 3/16
アゲハ 4/9 5 4/9 7 4/16 3/29 3/30
ツマキチョウ 4/13 6 4/9 7 4/17 4/10 4/2
ツバメシジミ 4/16 7 4/9 7 4/24 4/12 10 4/1
ヒメウラナミジ
ャノメ
 4/16 7 4/10 10 4/24 4/26 12 4/15 10
ヤマトシジミ 4/18 9 4/4 4 4/26 12 4/9 4/10
ミヤマセセリ 4/18 9     3/31 5/8 13
スジグロシロチ
ョウ
 4/18 9 4/20 12 4/25 11 4/27 13 4/15 10
コツバメ   4/5 5 3/22 4/3 3/19
トラフシジミ   4/12 11 4/12 4/14 11 4/16 12
キアゲハ   4/20 12 5/6 16 5/6 15 6/9 16
ツマグロヒョウ
モン
   4/20 12 5/4 14 5/11 17 5/13 14
クロアゲハ   4/26 15 5/5 15 5/6 15 5/13 14
アオスジアゲハ   4/30 16 5/4 14 5/7 17 5/8 13
コチャバネセセ
   5/12 17 4/26 12 4/27 13 6/27 17
※ 我が家周辺で2011年からの各季の4月末までに見かけた新生蝶を、今季の初見日
 順で5箇年分を整理しています。
  今季まだ見かけていない場合は昨季の初見日順です。
  ただし、初見が5月以降の場合、この18種内での相対的順位を表示していること
 があります。
 
 
モンシロチョウ(産卵 シロチョウ科シロチョウ亜科)
モンシロチョウ産卵
 庭のアブラナで産卵中です。
 モンシロチョウの産卵はよく見かけますが、シーズンに最低一度は撮影するようにしています。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ:   羽化不全  その他生き物  産卵 

Comment

No:9080|
続々と初見記録が出ていますね。
ヤマトシジミの青い紋の個体は珍しいですね。
こちらでは今日初めてヤマトシジミを撮影しましたが、すでに汚損状態でした。
表の中でヒメウラナミジャノメが未見です。
明日あたり見られるといいんですが。
No:9081|twoguitar さん
そちらでご覧になっているものでは、キアゲハとコツバメが未見ですが、本日キアゲハらしいもの(未撮)が翔んでいました。若しかすると、4/9のアゲハは、色合いからキアゲハかもとの疑念をいまも持っています。

コツバメがアセビに姿を見せないのは、不思議でなりません。庭のアセビは茶色くなり、自生のものもかなり落花しているので、次の訪花期待はトラフシジミとともにハナズオウです。

ヤマトシジミの青色の斑紋はこれまで気づかなかったですが、薄いながら見えるものも少なくない気がします。この個体でも開翅するとそれほど目立たなくなります。
No:9082|感謝
大きな仕事が一つ終わり、少し心の余裕ができました。

貴重な情報ありがとうございました。
ブログを開いた時間が20時頃ですので残念です。
紅葉山、道上城等とも言われる神辺城、ここから約3kmが我が家です。国道313号沿いです。

No:9083|シジミ蝶
お早うございます。

まだ、モンシロチョウとキタキチョウしか、見ておりません。

シジミ蝶は、小さいので、目の弱いmcnjには、見つけるのが、
むずかしいです。
動き回るので、追いかけるのも大変です。
No:9084|自然を尋ねる人さん
ちょっと手が空いたからって、新たなお仕事を見つけられないでくださいよ。見つけるのはホタルの幼虫とカスミサンショウウオ、ついでにチョウくらいにしておいてくださいね。

心旅は再放送の予定を入れておきました。
No:9085|mcnj さん
どのくらい眼が終わるいのか承知していませんが、写真を拝見していると目のつけ所はそんなに悪いものじゃないですよ。^O^

一時流行った根性の問題だと思います。かなりな勾配の斜面で、イノシシなどが掘った穴を避けて追いかけるのですから、なかなかのものですよ。
No:9086|
こんにちは。
昨日の最高気温、こちらは23.1℃まで上がりましたけど、
そちらは19℃どまりだったのですね。なんか不思議〜

ピンクの桜にミヤマセセリというのも、新鮮な感じがして素敵ですねぇ〜
ミヤマセセリはこのところご無沙汰の蝶なのですが、
茶色い地面に茶色いミヤマセセリというパターンが多かった気がします。
あっ、ハルジオンやアカツメクサなど、野の花での吸蜜シーンはありましたが・・・
3季ぶりとは、これは嬉しい出会いでしたね♪

この時期の新鮮なヤマトシジミも、撮る価値がありますね。
縁毛と黒いラインで、ブルーがよく映えます♪
ヤマトシジミは青メス狙いとかってよく言いますけど、
こうして見れば、なかなか美しい蝶ですね。

スジグロシロチョウ、ようやくお出ましなのですね。
お気遣いいただいているモンシロチョウですが、まだ到着しませんよ。
できれば、山の少ない近道を教えて欲しかった!
でも信州は山ばかりだから、やっぱり山越え谷越えして到着が遅れてるのでしょうね。
コツバメに先まで越されちゃって、モンシロの面目丸つぶれです。まったくぅ〜

それにしても、もう新生蝶11種目ですか? 当方はようやく4種だというのに・・・
No:9087|みさとさん
お天気により、地域地域の気温もバラバラですね。特にこれからは、そちらの方が暑いようなことも珍しくなくなると思いますよ。

過去にミヤマセセリはヒメオドリコソウやパンジー・ビオラなどで吸蜜していましたから、枝垂桜に何でアンタやでした。
この桜もずい分散って淋しくなっているので、もうコツバメやトラフシジミは期待できないかも知れません。
次のパト対象は、ハナズオウになります。

山あいとはいっても我が家の標高は200m前後ですから、スジグロシロチョウはすぐに到着しました。そちらへ送ったモンシロチョウは、今5合目くらいで一休みしているのじゃないでしょうか。空気も薄いから、なかなか大変だと思いますので、辛抱強くお待ちくださいね。
No:9088|
こんばんわー

ミヤマセセリは、出会った記憶がありません。
ぜひ、出会い、撮影したいものです。
今回の写真を拝見して、これが本来の
撮影方法だと痛感しました。
今後、私も同様な方法で撮影するように
心がけます。
No:9089|kucchan さん
ミヤマセセリは、本州なら全域で生息しています。
食草はクヌギなどブナ科ですが、スミレやタンポポを始め、かなり広い範囲の花を訪れます。我が家では、パンジーやビオラでよく見かけました。

>これが本来の撮影方法
どの写真でしょうかねぇ。
ついクローズアップに走りがちですが、日常の自然な活動を絵にしたいですね。
No:9090|
おはようございます。

ミヤマセセリがサクラで吸蜜している!!
渋いミヤマセセリがサクラに映えてすてきに見えます。

「モンシロチョウの産卵はよく見かけますが、シーズンに最低一度は撮影するようにしています」
!!そうか チョウの産卵シーンなんて撮れないと思っていたけれど、キャベツには来ないでと懇願しても来てしまうモンシロチョウ。あそこでねばっていれば私にも写せるかもしれません。
義母がせっかく栽培しているキャベツ、幼虫を見たら即ひねりつぶしているのに 呑気にカメラ、では叱られそう。いえいえ叱る義母ではありませんが。
おかげさまでおいしいキャベツを頂いています。

この一覧を見て
あらためて uke-enさんのところではいろいろな種類のチョウが見られることがわかりました。
そして
先日「キアゲハ」らしきものを見たのですが「まだ早すぎる。違う!」と自分の中で却下していたのですが キアゲハの可能性があったんだとも・・。ふむふむ。
この一覧表の中で見たことがないチョウは数々ありますが 反対に一覧表にないものもありました。
今の季節、この中にないのは
「クジャクチョウ」と 
以前に みさとさんから
「そのチョウは『スプリング・エフェメラルのスギタニルリシジミ』」と教わったチョウ・・。
山梨の山奥ではまた違うのですね~。

きょうはカメラをポケットに入れて作業してきます!
No:9091|ミヤマセセリ桜吸蜜
ミヤマセセリが桜の花で吸蜜シーン撮影
おめでとうございます。
こちら埼玉県郊外の丘陵地では、比較的
個体数が多いものの桜の花の吸蜜シーン
は未撮です。

↓外来種のハクビシンかな?と見ていたら
「ニホンアナグマ」だったのですね!
確かにこの手の野生動物に出逢うことはあ
りません(涙)。
但し、我が家の飼い兎の「ブンタ君」が目
の前で寝転んで癒してくれています。
No:9092|take さん
この枝垂桜もこの時終わりかけで、余り期待せずに目を凝らしたのですが、ん?でミヤマセセリを見つけられてよかったです。

探しものは何ですか?
見つけにくいものはものですか? ♪

枝垂桜で探しているコツバメやトラフシジミは、透かしてみれば花の間を翔ぶので、ジッとしてるミヤマセセリの方がずい分見つけにくい感じです。

御託を連ねてモンシロチョウの産卵シーンを載せるのは、当地でそれほど珍しいチョウが見られないことが大きい気がします。クジャクチョウはそちらが生息域のほぼ南限、スギタニルリの生息域からも外れているようです。

ですから、卵や幼虫、交尾、産卵、蛹化、羽化などの生態や、羽化不全など通常以外の状態を気にかけているのですが、見慣れたチョウであっても、なかなか一生をたどることすらできません。

キアゲハですが、一応!観察継続中の蛹のうち、今朝見たら1個体が抜け殻になっていました。羽化の兆候はないかと注意していたつもりだったのにいい加減なものです。いつだったかは分かりませんが、それからすると翔んでいたのがキアゲハの可能性がますます強くなってきました。

ところで、大分ではどこに行かれたのか気になっています。臼杵などの石仏群は・・・とかねてから行きたいと思っている場所のことを想像(妄想?)していますよ。
No:9093|ヒメオオさん
我が家周辺では、ミヤマセセリはその辺に一杯あるヒメオドリコソウか、パンジー・ビオラの寄植えででしかこれまで見たことがなかったので、枝垂桜で見つけてそんなところにも来るの?という感じでした。
だんだん億劫になってきたことと、土いじりをすると指先が荒れてアカギレ状態になるので、今春はそういう鉢植えすらありません。

そのような努力もせず、プチなり大なり遠征もしないで、ギフやゼフのシーズンにはヒメオオさんを始め先輩諸氏のブログをスルーしているのですから何をかいわんやですね。^^;

イノシシ、シカなどに畑を荒らされ、家内の畑が庭の私の花園を押しのけるようになってきていますが、それすらも掘り返されることが珍しくなりました。そんな地域ですが、大抵は夜行性なので、撮影できたのはこのアナグマ以外はテンくらいでしょうか。
それにしても、ヒメオオさんとのお付き合いもそれなりに長くなったように思っていますが、兎を飼っておられた記憶がさっぱりありません。(^^ゞ

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