きれいきれい(越冬蝶 2017-No.5)

  
 
 朝方は薄曇りの5℃、気温の上がり方は鈍かったのですが、それでも最高気温は19℃になりました。
 
 
 
ムラサキシジミの越冬場所(10:13)
越冬場所
 日課その1の越冬ムラサキシジミの確認ですが、気温の上がり方は鈍かったので出遅れてこの時間になりました。もぬけの空で、その辺にも見当たりませんでした。
 夕方にも戻っていなくて、整理上は昨日越冬完了となりました。

 途切れたことはあっても最初に越冬を確認した2016/11/12からは143日、最大3頭まで増減のあった2016/11/30からは125日、最後まで残ったこの個体は2016/12/5に2頭目で入ってきたもののようで120日間ここで越冬していたことになります。

 成虫になったチョウの生存期間はおおむね1週間から10日だそうですが、4箇月越冬してまだこれから子孫を残す活動を繰り広げるのですから、成虫で越冬するチョウの生存期間は格段に長いものですね。
 
 
 
ルリタテハ(秋型 タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
ルリタテハ
 日課その2の自生アセビパトです。
 遠くからの証拠写真とシャッターを落とすと同時くらいに逃げられました。

 どこにいるのかの「ウォーリーをさがせ」ではありません。トリミングする気になりません。それでもルリタテハと分かるんです!!! ^^;

 春先にルリタテハを見かけても撮り逃がすことがよくあり、初撮の早い年は4月、遅い年は10月、夏型が初見ということも珍しくありません。


[越冬蝶出現(初撮)日一覧表]
 20172016201520142013
 月日 順 月日 順 月日 順 月日 順 月日 順
ムラサキシジミ 3/27 1 3/31 6 4/24 6 3/17 3 3/9 4
アカタテハ 3/29 2 3/21 4 3/22 4 3/12 1 3/9 4
キタキチョウ 3/30 3 3/5 2 3/17 1 3/17 3 3/7 3
キタテハ 4/4 4 3/5 2 3/22 4 3/17 3 3/6 2
ルリタテハ 4/5 5 7/3 8 6/3 9 5/17 7 10/5 9
テングチョウ   3/4 1 3/17 1 3/12 1 2/28 1
ウラギンシジミ   3/29 5 3/21 3 3/28 6 8/26 6
ヒオドシチョウ   4/15 7 5/30 8 6/4 8  
ヒメアカタテハ   10/14 9 8/14 11 6/13 9 8/27 7
ムラサキツバメ   10/19 10 8/16 12 10/7 10 
イシガケチョウ     4/27 7    
クロコノマチョウ     7/11 10    
※ 我が家周辺で過去5年間に見かけた成虫で越冬するチョウを、今季の初撮日順
 に整理しています。
  今季まだ見かけていない場合は、原則として昨季の初撮日順です。
 
 
左:キタキチョウ(秋型 シロチョウ科モンキチョウ亜科)
右:モンシロチョウ(春型 ♂ シロチョウ科シロチョウ亜科)
誤認求愛
 モンシロチョウやキタキチョウがあちこちで婚活していましたが、中にはこんな誤認求愛も見かけました。
 モンシロチョウの♀は白いハズなのに、どんな理由でしつこく黄色いチョウを追いかけるのでしょうね。
 
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ
 薄曇りの中でしたが、ムラサキ・ポイント近くのチャノキの葉上で日向ぼっこでしょうか。しかも、あっさり開翅してくれました。
 昨日の#1と同一個体のようで、左後翅の裂け目上部が欠け落ちた感じです。
 
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ
 同一個体ですが、ムラサキ・ポイントの葉上で口吻をよじらせ、触角を脚にこすりつけて身づくろいをしています。
 クリーニング行動と言われ、以前にもムラサキシジミやムラサキツバメなどで見かけたことがあります。
 
ムラサキシジミ
 こちらでも開翅してくれました。同一個体のハズなのに、光線の加減か印象が大きく異なっている気がします。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ: 蝶(越冬)  クリーニング行動 

Comment

No:9015|越冬蝶
お早うございます。

無事に、、巣立っていきましたか。
ほっとしました。

綺麗な翅を広げて、歓迎してくれていますね。
No:9016|mcnj さん
こう暖かいと、ムラサキシジミも流石に戻ってきませんね。ホッとした反面、淋しい気もしますよ。
No:9017|
こんばんわー

ルリタテハ・・・
写真をアップして、何度も何度も探しましたが
私の老眼では見つける事ができませんでした。
(降参ですよ)
ムラサキシジミは、もう、飛び回る時期になりましたか。
我が地域では、未だに、出会う事ができません。
今日は、ルリシジミが、再度、庭に遊びにきましたよ。
でも、アップでの撮影はできませんでした。
No:9018|
こんばんは。
プレッシャーをかけてるつもりなど毛頭ございませんが・・・
そうですか、ムラサキシジミは昨日付けで越冬完了なのですね。
143日の越冬期間、本当によく頑張りましたよね! もちろんムラシさんが…♪
我が家の場合は気付いたのが1月6日でしたから、84日間見守ったことになります。
やっぱりいなくなると寂しいものですよね。

成虫で越冬するチョウの生存期間・・・
あまり考えたこともなかったけど、言われて見ればたしかに長寿ですね!
過酷な環境下で頑張り抜いた越冬蝶たちですから、
これからはもっと労いの眼差しで見てあげなくては!

ウォーリーではないとおっしゃられても、そりゃあトライしたくなってしまいますよ〜
…ということで、挑戦しました・・・拡大して散々探して、ようやくみっけ〜!
センターちょい右ちょい下ですね。
タテハチョウサイズの茶色とわずかに見える薄紫色でわかりましたが、
これってどんな格好をしてるのですか? そこまではわかりません。
元のサイズに戻したら見失っちゃって、再び拡大して…という作業を2、3回しました。
それでもやはり小さな画面では見つけにくく、なかなかの難問でした・・・
でもまぁ、表を見れば4月撮影はお初のようですから、撮影できて良かったですね♪

ムラサキシジミの開翅、きれいですねぇ〜
上は明るい紫色で、下はシックな紫色・・・同じ個体とは、とても思えません!
色付いている範囲というか、紫色が見える範囲もずいぶん違いますね。
光の当たり方でこんなに違うものなのですねぇ〜
ムラサキシジミは、開翅するとこんなお楽しみがあるから羨ましいです♪
No:9019|
ムラサキシジミの美しい色に目を奪われてしまい、ひとつ書き忘れました。
クリーニング行動・・・こんなの、よく気付かれましたね。
身づくろいですか? 蝶もこんな仕草をするのですねぇ〜
ミズイロオナガシジミなど、以前の記事も拝見してきました。
(前にも拝見したはずなのに、この行動はすっかり忘れてた…)

このような珍しい行動に目を向けられる、
uke-enさんの洞察力って、本当に素晴らしいですね!
…と、これを言いたくて再びお邪魔しました♪
No:9020|kucchan さん
ルリタテハは、撮影した私でもお手上げ状態に近いですが、何と次の方はちゃんと見つけられています。黒いところにかすかに見える翅表の水色のラインが決めてでしょうか。

当地では、毎日のようにルリシジミを見かけますが、今はヤマトシジミじゃないかという目で見ています。開翅すると特に♀は美しいのですが、半開くらいがせいぜいですね。
No:9021|
おはようございます。
予報通りに雨が降ってくるのか どんよりとしています。

コメントを入れること。
「とってくわれる」とも思いませんが 私自身がまたなにかをやらかしてしまうのではと 危ぶんでなかなかコメントできません(ウソです)

「遠くからの証拠写真とシャッターを落とすと同時くらいに逃げられました」
これは いつもいつも私が経験すること。
お、今回はuke-enさんもか!と半ば喜んでいるような・・
いえいえ 私と同じ土俵にのせてはあまりにも失礼、

チョウの写真を拝見しながら いつも感じるのはuke-enさんのところのチョウはどうしてちゃんと写させてくれるのかしら?です。

あ、
「春先にルリタテハを見かけても撮り逃がすことがよくあり   」
♪「よくあり」なのですか~。
たくさんのチョウやその生態をブログで拝見できるのは  uke-enさんの たゆまぬ努力、パトロールのおかげなのですね。
ありがとうございました。

先日、我が家の庭では ルリシジミを見たことがない、などと言いましたが
言ったそばから庭に訪問チョウ。
uke-enさんのご推察のとおり 「(どうせ)ヤマトシジミ」と見逃していたのでしょう。
確かに「ルリシジミ」でした。4/2のことです。

※アセビにルリタテハ
ダウンロードして どんなに拡大しても少しもわかりませんでしたが みさとさんの
「センターちょい右ちょい下」をヒントに探しました。
たしかに花ではない物体が見える・・
この画像から見つけた みさとさんに乾杯です。
v-315v-272v-315
No:9022|
このクリーニング行動ですが私も一昨日、ムラサキツバメで同じ行動を見ました。撮っている時には気付きませんでしたが後で撮った写真を見てわかったのです。
uke-enさんはこの行動をしている最中から気付いていましたか?そうだとすると尋常な眼力ではないですね。恐ろしや~
No:9023|みさとさん
雨のやみ間のあった本日も、ムラサキシジミはこの場所に帰っていませんでした。まぁこれだけ暖かいと、流石にじっとしてはおれないようです。
やはり4箇月なんなんの期間では、気抜けやサボもできてくるものですね。3頭ともできたかどうかは別にして、諦めず早めに個体識別をしていれば、もっと違った観察もできていたかも知れないとの思いは残ります。

チョウの寿命をどこから考えるかの問題はありますが、卵から蛹までだと短いヤマトシジミ(夏)の1箇月弱、ウスバキチョウの2年(by ぷてろん・ワールド)だそうです。
成虫では最長1年ほどだそうですが、テングチョウを越冬前にマーキングして越冬後に再捕獲した「秩父のチョウ」のtef_teff さんの記録では160日余りというのもあるそうです。
この場合も、私が観察したムラサキシジミの場合も、羽化以降や★になるまでが含まれていませんので、相当な長さになりそうです。

この写真で、ルリタテハを見つけることができたとは流石ですね。ほぼ平開のポーズを横から撮影したので、水色が一部に見えていることになります。この大きさにしか写っていないのですから距離が想像できると思いますが、それでも気づくかい?と感じました。
4月お初のルリタテハは枠外(2012)の同日を含めて2回目ですが、写真はその時がずっとよくても、250mmレンズによる撮影ですからこれもかなり遠いです。

ムラサキシジミだけでなくシジミチョウの鱗粉は、小札様のものを寄せ集めたようになっているので、見る角度や撮影する角度により違って見えるのでしょうけれど、チョウの異性からはどう映っているのか知りたいところです。

クリーニング行動については、タグから過去の事例をご覧になられたとおり、当初は???でした。同様の例はないかとチョウ先輩諸氏のブログを回ってクリーニング行動に行き当たり、千蟲譜物語のchochoensis さんに教えを乞いました。
このことに限りませんが、まさに、先達はあらまほしきことなりでした。
No:9024|take さん
当地では、昨夜来の雨が午前10時頃上がり晴れ間も見えたのですが、午後3時頃からまた降ったりやんだり、気温が高めなので外に出るとムッとします。
一応パトしましたが、収穫はないも同然でした。

春のルリタテハは、敏感というか相性が悪いというか、鬼門です。個体数が少ないのか、今日撮り逃がしても明日会えるさとはならないので、次の機会は1箇月後てなことになります。類したものは、もっと数少ないクロコノマチョウくらいでしょうか。

しかし、たゆまぬ努力かどうかは微妙なところです。これしかない、これだけしかないからでしょうか。もっと珍しいものを見るためには遠征も必要なのですが、生来の出不精(やせていますが)がそれに勝っていますよ。(^^ゞ

みさとさんは、私がそう言うのだから絶対いるハズとルリタテハを見つけていただいたのでしょうね。何といっても、赤い糸で結ばれているのですから・・・
それに比べて、take さんは私に対して愛情不足じゃないでしょうか。赤い糸はイヤとおっしゃるし、あまねく愛を!(^-^)v
No:9025|clossiana さん
これまでクリーニング行動に気づいたのは、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ミズイロオナガシジミ、それにヒガシキリギリスで、ムラサキシジミは2回目です。
ですから、すぐアレッ、クリーニング行動と思い、連写しました。

>尋常な眼力ではないですね
はぁい、乱視混じり強度の近視で、老眼もキツイです。白内障は両眼とも手術済みです。(^^ゞ
No:9026|
>チョウの生存期間はおおむね1週間から10日・・・越冬チョウは4箇月越冬してまだこれから子孫を残す活動を繰り広げる・・・
 厳しい環境の下で越冬したチョウがその後子孫を残す活動を繰り広げるとは生存期間がこんなにも違うとは考えもつかなかったですよ。
>口吻をよじらせ、触角を脚にこすりつけて身づくろいを・・・
 クリーニング行動というんですか。
たとえ、今までそんな行動を見ていたとしても観察力が無いので見逃がしていますよ。
今後、よく観察しなくては・・・
No:9027|ムラサキシジミの越冬観察お見事
ムラサキシジミ少なくとも2頭が越冬出
来たようでとても嬉しく思いました。

こちら埼玉県内でも越冬明けの
ルリタテハ、キタテハ、テングチョウ
などが元気に飛びまわっています。
No:9028|hitori-shizuka さん
チョウの生活史を調べようにも、羽化はそうそう見られるものではないし、マーキングできるような種は少なく、再捕獲できたとしてもそれらの行為の生存に与える影響も懸念されるし、などなど難しい課題が多そうです。
孵化させて飼育するにしても、成虫を人為的環境に置くことで寿命にどのような影響を与えるのか、個体数が少ないとデータの確実性が失われるが、淘汰されず生存密度が高い中での影響はどうかなんてことを考えると、気が遠くなりそうですね。

クリーニング行動は、猫なんかよくやるし、親が生まれたての仔を舐めるのもそれなんでしょうね。昆虫でもこういうことをやるとは思いませんでしたが、よく考えると道具を研いだりするのは職人の常識ですから・・・(^^ゞ
No:9029|ヒメオオさん
この時期見かける越冬蝶はどれも厳しい冬を乗り越えてきたのでしょうけれど、越冬観察していたムラサキシジミには特別の思い入れがありますね。

ただ、キタテハは1頭きりだし、近年増えたテングチョウに至ってはさっぱり見かけません。
ムラサキ・ポイントは雨のやみ間も含めて毎日のように回っていますが、この時期2~3回しか見たことのないウラギンシジミも、夏以降にしか見たことのないムラサキツバメにも会えません。それらにとって、当地で越冬するのはかなり厳しいのではないかと思っています。

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