仕事が早い?

 
 朝方は雨模様の20℃、午前9時過ぎには上がり、陽も射す時間帯もありましたが、おおむね曇りの一日で、最高気温は26℃でした。
 
 
 
キアゲハ #1(蛹 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 2016/9/29 21:03)
キアゲハ #1
 気をつけていたのに、蛹化を見逃しました。
 下のものは脱皮殻で、栄養豊富だから幼虫の時代なら摂食しているのですが、蛹には口がありません。
 フラッシュを焚いたら緑がかって見えたので、緑色型なら茶色型と比較できると楽しみにしていました。
 
キアゲハ #1(蛹 2016/9/30 7:20)
キアゲハ #1
 白と黒のストライプになってしまい、二重にガックリしました。
 明るい場所での脱皮殻の別写真を載せておきますね。
 
 
フェンネル(セリ科ウイキョウ属 11:18)
フェンネル
 昨日フェンネルの残っていたのは8頭、本日は4頭、小鳥も鳴いているので、いなくなった4頭のうちどれだけが脱走できたのか分かりません。

 残っている4頭のうち1頭は頭部と腹端から茶色っぽくなっていて、全く動きません。フィールドでは気がつきませんでしたが、小さなハチらしいものがたかっています。
 
フェンネル(14:15)
フェンネル
 全体が茶色になっていて、★になったものと思われます。ハチらしいものは見当たりません。
 ただ、ハチらしいものが寄生バチであるなら、宿主を殺しては産みつけた幼虫が育たないのでどんなものでしょうか。
 
 
キアゲハ #4(蛹 15:47)
キアゲハ #4
キアゲハ #4
 ほかのものを観察していて、ふと眼をそらしたら見つかりました。
 右側の#3のブロックの裏側の枯草の軸で、白と黒のストライプの蛹になっていました。
 
キアゲハ #4
 寄生バチの1種、アシブトコバチの仲間?に見つかりました。こうなると卵を産みつけられ、残念ながら羽化することができません。
 
 
キアゲハ #5(幼虫 11:21)
キアゲハ #5
 #3のブロックの反対側の端を歩いていて、結局内側に落ちました。
 
キアゲハ #5(前蛹 11:28)
キアゲハ #5
 追いかけて一旦見失ったのですが、再度見つけたのは低いヤマハゼの幹?、その間1分でしたが、ヤマハゼはウルシを採る木でかぶれるから困るなぁとの思いが先に立ちました。
 写真をみるとすでに帯糸を張っていて、それでもまだ仕事が早いなぁと感心していました。記事タイトルも決まりましたが、藤本義一が出演した「福屋工務店、仕事が早い」のCMは関西では流行っても、多分全国区ではなかったのでしょうね。(^^ゞ
 
キアゲハ #5(前蛹 12:39)
キアゲハ #5
 頭部側から緑色が抜けてきて、やっとアレッと気づきました。
 
キアゲハ #5(蛹 14:15)
キアゲハ #5
 昼食を終えてゆっくり目に確認すると、案の定蛹になっていました。
 いくら仕事が早いといっても、これはスピード違反です。この近くで幼虫を見失ったので、入れ替わったのでしょうね。
 
キアゲハ #5(蛹 16:46)
キアゲハ #5
 やぶ蚊の襲来に音を上げて、これが#5の観察の本日最終分です。
 希望的観測も混じっていますが、緑色型になりそうです。(^^ゞ
 
 
キアゲハ #6(幼虫 14:27)
キアゲハ #6
 フェンネルから2mほど離れた枯れ枝などを寄せてある場所で、水平に近くなって固まっていました。草の葉上のものは、少し多めに思いますが幼虫の糞のようです。
 
キアゲハ #6(幼虫 15:06)
キアゲハ #6
 反対を向いて糸座を作り始めました。
 
キアゲハ #6(幼虫 16:23)
キアゲハ #6
 また元に戻り、帯糸を作りました。輪になっているのがよく分かりますね。
 
キアゲハ #6(幼虫 16:33-16:34)
キアゲハ #6
キアゲハ #6
キアゲハ #6
キアゲハ #6
 頭部を反らしたりして、帯糸にくぐらせることに成功しました。うまいものです。

 一連の観察の中で帯糸をくぐらせるシーンを撮影したいとの課題だけは何とかクリアできした。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ: アゲハチョウ科  幼虫  前蛹    蛹化  脱皮  ハチ 

Comment

No:8401|キアゲハ
おはようございます。

綺麗な幼虫も、蝶に変身するまえには、醜い蛹で過ごすのですね。
早く、蝶になりたいのか、凄い早業です。
No:8402|mcnj さん
蛹が醜いかどうかは見解に相違がありますが、早いときで10日ほど越冬する場合なら6箇月ほど過ごします。
この間無防備で、冬の枯葉の世界では黒っぽくないと目立ちますからね。
No:8405|
uke-enさんは以前にキアゲハの幼虫が蛹化場所を求めて確か直線距離で9m~10mを移動した旨をアップされておられたかと思います。今回の移動(フェンエル~蛹化場所)は平均すると、どの位の距離になりますか?教えて頂けると勉強になります。終齢幼虫に寄生する蜂のことは藤本義一氏のCM同様に聞いたことがありませんが、寄生後に寄主を生かし続ける蜂はいますから案外と寄生に成功するのかもしれません。継続観察の価値はあるように思えます。
No:8408|
こんばんは。
キアゲハって、前蛹から蛹化するのにこんなに早かったっけ?
我が家も今そんな時期なのですが、
ジャコウの場合は前蛹になってから、ほぼ一日で蛹化してるようです。
ジャコウは、前蛹になるのにも結構じらされます。
今日固まっているから明日はこのまま前蛹か? と思いきや、
その場所には見当たらず、あちこち探してこんな場所にいた!
…な〜んてことがしょっちゅうです。
最近家の回りを歩くときは、旅してる終齢幼虫や蛹を探してる自分がいます(^-^;
思いがけない場所で蛹が見つかると、ちょっと快感!
先日は玄関脇の鉄鍋(スイレンが咲きメダカが泳いでる大鍋)の側面に蛹を見つけて、
大威張りで主人に報告しました♪

帯糸をくぐらせるシーン・・・
前蛹はいくつも見ているけれど、糸くぐりの様子は見たことがなかったので、
興味深く拝見しました。

キアゲハの幼虫も、小鳥や寄生蜂の犠牲になっているのですね。
今年のジャコウは、確認できた蛹だけは全部無事に羽化しましたから、
心配性のわたしも少しは寄生蜂の恐怖が薄れてきています。
確認できたキアゲハの蛹も、なんとか無事に羽化できるといいですね♪
No:8409|clossiana さん
今回はもう1頭見つけ計6個体になりましたが、食草はこのフェンネルだけですから、平均で7.1mです。といっても20m、15mがあってあとの4個体は2m前後です。
過去の前蛹、蛹化を調べると、今回を含めて14個体、8mになっています。うち、その年に羽化したものは3個体、11.3mですが、これが意味があるのかどうか分かりません。
一方クロアゲハは2個体で5.5mですね。

終齢幼虫にたかっていたハチは、昨日の段階で1頭だけ残っていた幼虫にもいました。今日は一日雨でどうなっているか確認していません。
#4の個体の卵がいつ頃孵化し、いつ頃羽化するのかは知りませんが、気をつけておきます。
No:8412|みさとさん
難しいことを一杯書いたのに、過去記事を繰ったりしていてうっかり消してしまいました。あ~あ。

キアゲハの蛹化の過程は、脱走の日の翌朝までに前蛹になり、その翌朝までに蛹化するのがこれまでの観察の結果でした。
それなのに#5(幼虫は#5はないですが)については、追跡して一旦見失った際、極近くでハゼにつかまった#5を見つけ、しかも葉陰の上、木と体が近いので帯糸が見えなかったため、いたいたと早合点してしまいました。
若しかすると、幼虫は#6になったのかもしれませんが、それも確かではありません。

帯糸の基礎部は頭頂より当然下で、腹端は糸座に固定されている段階ですから動けず、理屈では頭を曲げて輪くぐりするしかないと分かっても、実際に見て自分で納得できました。

鳥もハチもそれぞれに生きていて、摂食し子孫を残す大命題を遂行しようとしているだけですから、犠牲とは違いますよね。捕食されないよう、見つけられないよう、チョウもいろいろ生存戦略を講じているのですが、敵もさるものなので、数打ちゃ当たる戦略が結局有効なのでしょうね。

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