ムラサキツバメ(越冬蝶(2015-No.12))

 
 朝方は22℃、少しの間晴れていましたがすぐ雲が多くなりました。
 雨の前兆か風はあっても生暖かく、最高気温は31℃でも蒸し暑い日中でした。予報どおり夕方雨が降り出すと、気温もグッと下がって過ごしやすくなりました。



 朝のうち一仕事してからパトロールに出てみました。
 
 
ミヤマカラスアゲハ(夏型 ♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
ミヤマカラスアゲハ夏型 ♀
ミヤマカラスアゲハ夏型 ♀
ミヤマカラスアゲハ夏型 ♀
 東の畑のヒャクニチソウで吸蜜中です。
 右の尾状突起は欠けていて左後翅にも破れが見えるなど傷みが目立ちますが、青い鱗粉は比較的によく残っています。
 夏型の♀では、後翅裏の橙斑の内側の白斑列は「明瞭~不明瞭(稀になし)」だそうですが、この個体は全くありませんので稀の部類でしょうか。

 毎日のように庭の上空を黒系のアゲハが翔んでいます。そんな季節になったようですね。
 
 
ムラサキツバメ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキツバメ
ムラサキツバメ
 ジャノメ・ポイント付近で見かけました。ムラサキシジミ?ちょっと雰囲気が違うなと思っていると、尾状突起が目に入りました。
 口吻を伸ばして葉の表裏を舐めているようです。甘いのでしょうか。
 残念ながら、日陰のため開翅してくれませんでした。

 ムラサキツバメは昨季10/7が初見で、そんなに珍しいチョウでないハズなのに、我が家周辺ではまだまだ希少種です。


[越冬蝶出現(初撮)日一覧表]
 20152014201320122011
 月日 順 月日 順 月日 順 月日 順 月日 順
キタキチョウ 3/17 1 3/17 3 3/7 3 3/29 3 3/31 3
テングチョウ 3/17 1 3/12 1 2/28 1 4/24 7 5/14 7
ウラギンシジミ 3/21 3 3/28 6 8/26 6 6/14 9 6/17 8
キタテハ 3/22 4 3/17 3 3/6 2 3/3 1 2/27 1
アカタテハ 3/22 4 3/12 1 3/9 4 3/7 2 3/19 2
ムラサキシジミ 4/24 6 3/17 3 3/9 4 4/15 5 4/28 4
イシガケチョウ 4/27 7 5/5 8
ヒオドシチョウ 5/30 8 6/4 8 4/17 6
ルリタテハ 6/3 9 5/17 7 10/5 8 4/5 4 5/2 5
クロコノマチョウ 7/11 10 5/2 5
ヒメアカタテハ 8/14 11 6/13 9 8/27 7 9/6 10 9/5 9
ムラサキツバメ 8/16 12 10/7 10
※ 我が家周辺で見かけた成虫で越冬するチョウを、今季の初撮日順で整理して
 います。


 これまで我が家周辺で見かけたことのある越冬蝶全12種を、ここ5年間で初めてコンプできました。今季は、ジャノメ・ポイントを中心に、例年以上にしつこくパトロールした結果でしょうか。
 今後このリストが増えるチョウの心当たりがありませんので、今季の掲載は今回が最後になる見込みです。


 とにもかくにも、これで新生蝶48種越冬蝶12種計60種の大台到達です。我が家周辺でこれまで見かけた全66種のうち残りは6種となりました。
 シジミチョウ科でアオバセセリ、ホソバセセリ、ミヤマセセリの3種、タテハチョウ科でコムラサキ、ヤマキマダラヒカゲ、アサギマダラの3種で、今季見られる見込みのないものもありそうです。
 
 
ヒメジャノメ(♂ タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
ヒメジャノメ ♂
 ジャノメ・ポイントはサトキマダラヒカゲとヒカゲチョウが最盛期で、それぞれ10個体近く見かけました。
 その中にヒメジャノメが2個体混じっていたので、写真を載せておきますね。
 
 
ルリタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
ルリタテハ
 ジャノメ・ポイント内の樹液酒場 #1のすぐ奥側の樹液酒場 #4で久しぶりに見かけました。
 今までほかのチョウを見かけたことのない箇所で、ここでは甲虫類も皆無でした。
 
 
クロアゲハ(4齢幼虫? アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
クロアゲハ4齢幼虫
 鉢植えのシークヮーサで家内が見つけました。
 体長3cm余りで4齢と思われますが、この段階ではモンキアゲハの幼虫もよく似ています。5齢(終齢)になると相違点が明確になります。

 昨季、ウンシュウミカンがアゲハとクロアゲハの幼虫に丸坊主にされ、結局枯れたことに懲りた家内がこのシークヮーサに防鳥網をかけていたのですが、それでも産みつけられたようです。
 裾は開いているので逃亡は可能ですが、見つけたのが家内なので風前の灯です。1個体だけだからとの私の願いも、昨季の例から聞いてくれそうもありません。^^;
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ: アゲハチョウ科  ムラサキツバメ  ジャノメチョウ亜科  樹液酒場  タテハチョウ科  幼虫 

Comment

No:7245|
こんばんわー
今日の当地は早朝より雨…しかも、午後2時頃には
突然、豪雨と強風に…でも、すぐに治まり被害もなく
安心しました。
朝の一仕事してからのパトロールで、こんなに超に会えるとは
さすが、uke-enさん地域ですね。
ミヤマカラスアゲハがジニア(百日草)の花で吸蜜とは・・・
この様な姿なら私にも撮影出来るのにと羨んでます。
ムラサキツバメは、さておき(と、言っても私には珍しい蝶)、
クロアゲハの幼虫は、奥様の許しを得ることができるのでしょうか。
我が家はデコポンやキンカンの木にアゲハの幼虫がいたのですが
現在は全く見かけることがありません。
夜間と早朝に巡回すると、ヤモリが木に登ってます。
もしかしたら、この方の餌食になったのではと考えてます。



No:7246|
こんばんは。
百日草にミヤマカラスアゲハ、美しいですねぇ~
(ノウゼンカズラとモンキアゲハも美しかったけど…)
開翅姿を拡大してみれば、なんとまぁ多彩な翅色だこと・・・
改めて見惚れました♪

我が家の庭にも、数年前まではカラスアゲハやミヤマカラスアゲハが来ていたのですが、
昨年は全く姿を見せませんでした。今年も今のところまだ・・・
(昨日黒いアゲハがやってきたけど、クロアゲハだった…)

越冬蝶全12種のコンプ、おめでとうございます\(^o^)/
そして、60種の大台到達も素晴らしいですね♪
…で、完全制覇まであと6種ですか・・・
う~ん、春にミヤマセセリをゲットできなかったことはかなり痛いですよね。

クロアゲハの食草が柑橘類というのは、ホント困ったもんですねぇ〜
さぁ、ここは日頃の奥様孝行がモノをいうのでは?
No:7247|kucchan さん
この夏は、当地でも雨音に驚いたことはあっても、怖いような降り方をしたことがありません。各地でいろいろ被害が出ていることを聞くにつけ、庭が旱気味でも辛抱できそうです。

庭にはジニアはほとんどありませんが、東の畑にはそこここにずい分咲いていて、あちらでチョウが吸蜜してるからとそちらに近づくと、ヒョイと別の花に翔び移られ、飛べない私としては結構苦労していますよ。この写真でも、花は全部違っています。

幼虫の天敵のトカゲは、今季特に多いようですが、家内のほうがもっと危険です。^^;
No:7248|みさとさん
8月に入ってから黒系のアゲハが庭の上空を翔ぶようになり、最近になって吸蜜するようになりました。ただ、庭ではペンタスにとまらず、はずれた場所やお隣の花ですから、見逃すことも多いですね。

ミヤマカラスアゲハの♀は、色合いがとても美しく私も好きなチョウですが、惜しむらくは、神々しさに見惚れるほどの新鮮個体ではないことと、その美しさを写し取れないことですね。^^;

リストアップした残りのもので、6月までにしか見たことのないミヤマセセリは当然無理ですが、ほかのセセリチョウも難しそうです。初見のものに会いたいですねぇ。
No:7249|
右の尾状突起が無くても綺麗な翅色には魅了されますね。
今年は何度か黒いアゲハを自宅付近や野山で見ているのですが、動きが早く写真に収めることが出来ていません。
ミヤマカラスアゲハ撮ってみたいですよ。
今季、自宅付近で60種の確認とは本当にお見事ですね。
>ジャノメ・ポイントを中心に、例年以上にしつこくパトロール・・・
ゴマダラチョウの発見状況からもその状況が窺えましたよ。
やはり努力の結果のたまものですね。
残された期間でさらにどれだけ更新できるか楽しみですね。
No:7250|hitori-shizuka さん
真夏には黒系のアゲハを朝夕見かけても全然とまってくれません。少し涼しくなってきたので、吸蜜にも集中できるのかもしれません。
そうそう見かけるものではないですし、上手に写真にならないので、必ずレンズを向けるようにしていますが、もう少しすると連日のようにミヤマカラスアゲハを庭で見かけるようになるかもしれません。
無欲で無心で心安らかに、美しいものを美しく撮影したいものです。^^;

アサギマダラは当選確実のつもりですが、後は・・・
No:7251|
成虫越冬蝶12種のコンプおめでとうございます。
こちらではイシガケチョウは不在です。
ヒメアカタテハはこちらでは成虫越冬している様子がなく、毎年見かけるのが初夏以降になります。
↓ゴマダラチョウ、今年は地元雑木林でも初めて見ることが出来ました(未報告)。
No:7252|不思議
蝶が羽を閉じているのに良く種類がわかりますね。
我が家にはウイキョウが10本ほどありますが
どの花の茎にもアゲハの幼虫がいます。
アゲハ蝶は八朔や金柑、ゆずの木に良く飛んできます。
黒い蝶はまだ少ないです。
No:7253|twoguitar さん
当地は冬の寒さが厳しいものの、イシガケチョウの生息範囲のライン近くで、どこからか飛来しているのではないかと思っています。
関東では見かけたという情報もあるようですが、ご他聞にもれず北上しているようですから、そう遅くない時期に見慣れたチョウになるのでしょうね。

もしもし、ゴマダラチョウをご自宅の近所でご覧になられたら、未報告とおさまっていらっしゃっては・・・当方はこんなゴマダラチョウを載せているというのに。(^^ゞ
No:7254|自然を尋ねる人さん
ほかのものでもそうですが、図鑑を繰り繰りこねくり回していればある程度慣れますよ。開翅してくれても識別が困難なものもありますが、そんな時はこれだ!と断言することです。(^^ゞ
ガのように種類が多く、そっくりさんが珍しくないものを専門にされている方も少なくありませんが、気が知れませんよ。

アゲハの仲間の食草は柑橘類やサンショウなどミカン科が多いですが、見慣れたものではキアゲハはニンジンなどセリ科、アオスジアゲハはクスノキ科ですね。
マイブームのウマノスズクサはジャコウアゲハの食草です。

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