ヤマトシジミの怪(新生蝶(2015-No.46))

 
 朝方は17℃とヒンヤリ目でしたが、陽射しがあってそのようには感じませんでした。曇りがちだったため最高気温は27℃どまり、陽射しがあるとそれでも暑く日陰を恋しく感じました。



 まずは、
 
キマダラセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
キマダラセセリ
キマダラセセリ
 花壇のマリーゴールドで吸蜜中です。
 ほかの黒いセセリチョウはこの時期リアトリスに集まることが多いのですが、キマダラセセリはマリーゴールドでよく見かけます。

 キマダラセセリは2014/6/21、2013/6/29、2012/6/17、2011/9/25がそれぞれお初ですから、それ相応の出現時期でしょうか。



 で、タイトルのことですが、
 
ヤマトシジミ(♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2015/6/20)
ヤマトシジミ ♂
ヤマトシジミ ♂
 裏の畑で見かけました。
 新鮮そうなのに、右後翅の下半分が欠けているように見えました。よくよく見ると後翅が半ばから折れ曲がっていて、開翅姿からは筒状にくっついているようです。
 それ以外には傷みも見えず緑毛も揃っているので、羽化間もない個体で羽化不全と思われます。

 ヤマトシジミの羽化不全を、これまで見かけたことがありません。あれだけ多いヤマトシジミに羽化不全が超レアとは考えられません。これまで見たことがなかったのは、それほど注意を払って観察していなかったということでしょうか。

 我が家周辺では、春先にヤマトシジミを見かけるとすぐ一化(第一世代)がこの世の春を謳歌し、パトロールをすると歩くたびに翔び立ち、踏み潰さないかと心配するのが例年のことでした。
 ところが今季はパトロールで見かけても1~2頭、全く見かけない日も珍しくありませんでした。

 いくら草刈りを丁寧に行ったとしても、ヤマトシジミの食草であるカタバミを根絶できるはずがありません。
 確かに、今季は低温だったり雨が多かった春で、順次羽化するものが死滅したとも考えられますが、それにしても極端な現象です。
 仄聞するところによると、他の地域でもヤマトシジミが激減している場合と例年より大幅に増えている場合があるそうですが、何が原因で、一体どういう現象でしょうね。

 ただ、極端に少ないおかげで例年より注意して観察していたため羽化不全個体を見ることができたわけですから、異常現象もあながち捨てたものではありませんね。(^^ゞ

 この個体は時期から考えて二化だろうと思われますが、数日前からは増えてきて昨日は20頭ほど見かけたので、これから例年並みに復するのではないかと期待?しています。
 個体数が少ないためか今季はまだ交尾シーンも撮影できていませんが、撮影できた段階で改めて状況説明したいと考えています。

 なお、タイトルは、「コロポックル讃歌」のclossiana さんによる命名です。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ:   草花  羽化不全 

Comment

No:7094|蝶が撮れたら良いなあ~~
おはようさんです。
きょうはお天気がくずれそうですね。
いろんな蝶がうれしかったです。
今朝は先日の朝焼けを載せておきましたので、
お願いします。 応援☆☆”
No:7095|虫が少ない
ブラ虫の被害も少なめ、ホタルも少ない。
キャベツがほとんど虫に食べられずに
人間様が食べた。
スモモも普通はカナブンの世界なのに
カラスが突いている。
No:7096|ちごゆり嘉子さん
いらっしゃいませ。
お名前はhitori sizukaさんちで拝見し、どんなところかとのぞかせていただいたことがあります。

当方は園芸の看板を掲げてはいますが、いつのまにかチョウのブログになってしまっています。細々と花作りをしていますが、主眼はちょうが訪れる花です。山野草も以前はかなり栽培していたのですが、手抜きでいつの間にか消えてしまい、強いものだけがわずかに残っていますよ。(^^ゞ

よろしくお願いします。
No:7097|自然を尋ねる人さん
天敵のムーくんやスズメバチも少なめですが、それはそれで結構とばかりは言えなさそうです。
うちのスモモは下半分が人間様、上は分はカラス様です。(^^ゞ

お客さんは多め、ゴミは少なめだったようですから、それは素直に喜ぶべきことでしょうね。
No:7098|
こんばんわー
キマダラセセリ・・・
そーいえば、キマダラセセリは、今季 まだ見てません。
早く、会いたいです…と、同時に撮影も・・・。
ヤマトシジミの羽化不全とは、珍しいですね。
以前、私はツマグロヒョウモンのを羽化不全させた
事があります…蛹を虫カゴに入れ飼育したため。
そうそう、最近の我が地域にはヤマトシジミが
やけに多く見かけるようになりました。
今まで、殆ど見かける事がなかったのが、ウソの様です。
No:7099|kucchan さん
この時期、我が家周辺で黒いセセリチョウはオオチャバネセセリ、稀にチャバネセセリでイチモンジセセリはさっぱり見かけませんが、そちらではいかがでしょうか。

これまでヤマトシジミは一化が衰退しても二化と並存するように世代交代していたので、端境期が目立たなかったのではないかと思います。
今季はそちらも当地も一化個体が激減したため、二化個体が連続して羽化してきたこの時期、急に増えたように見えるのかもしれませんね。

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