立冬の寝相(1の2)

 
 昨日立冬の朝は12℃と暖かめで始まりましたが、最高気温19℃どまり、夕方にはかなり冷え込んできました。

 今朝は5℃、日中でも17℃どまりで、それらしい気候になってきました。



 ここ数日、日中の最高気温が20℃を超える日が続いていて、日中静止していたキタキチョウも移動を繰り返しているようで、ジッと安定していることがありませんでした。

 越冬場所安定期の始まりに頃合の時期かなと、昨日の午後4時を過ぎてから例年越冬観察している裏の崖と東の崖でキタキチョウを探し、その上で本日の日中居残っているかどうか確認してみました。


 まずは裏の崖の状況です。

 この崖は裏の畑の法面になっていて、南~南南東に向いています。計測したことはありませんが延長は50mほどでしょうか。
 地上高は高いところで約7m、斜度は急なところで約85度(一部オーバーハング)、緩いところでも約60度、高さ約2mの擁壁がありその天面からは観察が比較的容易です。
 
 
キタキチョウ #1(シロチョウ科モンキチョウ亜科 2014/11/7 16:24)
キタキチョウ秋型
キタキチョウ秋型
 過去の崩土跡が窪地になっていて、東向きの場所にワラビが生えています。例年このワラビの葉裏に1~3個体が越冬しています。
 触覚は格納していますが、6本足でぶら下がっていて前脚は使っています。
 
#1(秋型 ♂ 11:39)
キタキチョウ秋型
 本日日中もこの場所にいましたが、触覚を立てている一方で4本足になっています。
 
 
キタキチョウ #2(秋型 2014/11/7 16:24)
キタキチョウ秋型
キタキチョウ秋型
 崖上の小木の根元の葉裏にぶら下がっています。触覚は先っぽを残して完全格納していますが、この個体も6本足です。

 本日日中に探したのですが見つけられず、復路で見つけた途端に翔ばれました。♂♀は分からずじまいです。
 越冬場所の目印を設置する必要があると思いながら、例年同じことを繰り返しています。(^^ゞ
 
 
キタキチョウ #3(2014/11/7 16:24)
キタキチョウ夏型
キタキチョウ夏型
 ツバキの根元で、ワラビの葉裏にぶら下がっています。触覚は格納しておらず、6本足のようです。
 ひどく傷んでいる上、翅が透きとおった感じで何か違和感がありましたが、その正体はつかめませんでした。
 
#3(夏型 ♂? 11:31)
キタキチョウ夏型
 少しのぞかせている前翅表の外縁に黒色の部分があり、夏型の♂だろうと思われます。長く生きてきたのでこのようにヨレヨレになっているようです。
 これまで気にかけたことがないので確かなことは言えませんが、夏型の終見記録ではないかと思います。夏型は越冬できないとのことですので、注意して観察するつもりです。


 昨夕3個体を見つけ、本日日中に一応3個体とも確認できました。夏型の越冬態勢を見かけたことが最大の収穫です。
 
 
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タグ:   蝶(越冬) 

Comment

No:6632|今年もキタキチョウ越冬シーン期待しています。
キタキチョウ越冬シーン調査は苦手な
ので、今年も貴兄のブログを見ながら
疑似体験することにします。
それにしても、まだ夏型がいるのには
吃驚します。
No:6633|長らく
最近はご無沙汰ばかりで失礼しています。
こうして越冬蝶を探すのだと教えてもらった昨年
今年もその時期になったのですね。
暖かい日には10頭ほど飛ぶ斜面に行きましたが
どこにいるのかわかりませんが近づくと飛びあがります。
多分ここが住みか?定期的な調査はできそうにありません。
No:6634|ヒメオオさん
また遠征だったのですね。気力、体力、財力がよく続くものだと感心します。^O^
あれもこれもそれも皆及びませんから、キタキチョウの越冬観察くらいは大きな顔をさせてくださいね。(^^ゞ

tef_teff さんによれば、あちらは秩父ですがキタキチョウ夏型を11月下旬まで観察できるそうですよ。この#3が12月に入ってもがんばってくれることを願ってますよ。
No:6635|自然を尋ねる人さん
そちらは当地より暖かいでしょうから、まだそばを通ったり影を落としたりすると翔び立つのではないでしょうか。もう少しするとちょっとやそっとでは翔び立たなくなるので、その頃が狙い目です。
当方のフィールドは我が家の敷地内ですから、いかようにでも観察は可能です。億劫さとの戦いだけです。
ですから、多分広い敷地内のそれらしい場所で見つけることがキモでしょうか。私も我が家以外で探したことがありますが、慣れない場所ではさっぱりでした。
No:6636|
みなさんそれぞれに独自の『季節モノ』があって、
「あぁー、もうこんな季節なのか…」って思いながら、ブログを拝見しています。
こちらでは、これからのシーズンは水滴コロコロと越冬キタキチョウですね・・・
夏型の終見記録? またまた新たな観察対象を見つけちゃいましたね(^_-)-☆

我が家の庭でも、キタキチョウはまだ見かけているのですが、
この寒い信州、いったいどこで越冬するのでしょうね。
まぁ、もし越冬場所を見つけたとしても、寒い日の観察は遠慮したいです!

冬の楽しみと言ったら、
やはり部屋の中から撮影できる野鳥くらいでしょうかね・・・
「部屋の中から撮影できる」←これがポイントですよ♪
庭の柿の木の葉がほとんど落ちたので、
ようやく野鳥の姿を見つけやすくなってきました。
でも、今やってくるのはヒヨドリとスズメくらいです(^-^;
No:6637|
キタキチョウの越冬観察をやり始めてもう3~4年もたつんですね。
ご苦労様です。
キタキチョウの夏型は越冬できないことはuke-enさんのブログで知りましたが、
>「夏型の終見記録はないかと思います・・・夏型の越冬態勢を見かけたことが最大の収穫です。」
この発想は私の頭では全く及びませんでしたよ。
終見記録も加わり観察が楽しみですね。
私は、また楽してチョウの観察させてもらいますよ。
裏の法面は高さもあるのであまり無理をしないで下さいよ。
歳をとっても気だけはいつまで経っても「若い」と思っているでしょうが。~私も同様~(^∇^)、
No:6642|みさとさん
春は新生、秋は夏休み明けに水滴コロコロ、冬は越冬が季節ネタですが、終見は見慣れたものが多いだけに余り撮影しないし、いつごろがその時期かも知識がないので難しいですね。
キタキチョウの場合は、夏型と秋型が並存しますので、それを確かめていると、終見探しになりますね。

あのような見通せる場所なら、鳥見もいけそうですね。キレイに拭かれた窓越しだけでなく、雪のないときにはその辺を走り回って撮影してくださいね。

急に寒くなって、億劫さが増す今日この頃です。^^;
No:6643|hitori-shizuka さん
キタキチョウの越冬観察も最初のころはワンダーランドでしたが、細かいところまで観察するとともにいろいろ勉強でもしないと、そうそう動きがある訳ではないのでだんだんだれてきますね。

夏型は越冬できないのかどうかは、確信がある訳ではありません。越冬個体には出会わないこと、春先には見かけないことからの状況証拠ですが、気温低下に耐えられないのか、寿命が尽きるのか、それ以外の要因かその辺はあいまいですね。
残念ながら夏型はいなくなってしまいましたが、★になったのか、暖かくなって翔び出したのかは不明です。また見つけられるといいのですが。

観察に熱中していると、注意していてもヒヤリハットはありますね。歳だということは認識しているつもりなのですが・・・^^;

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