キタテハ越冬一戸建

 
 昨日まで2日続きの雨、やっと上がったと思っても、時おり曇る一日でした。
 朝方は8℃、最高気温は15℃、空気が冷たく感じました。



 雨後のキタキチョウの様子をパトロールしていると、Bブロックのコシダの中に枯葉が引っかかっていました。
 
キタテハ(秋型 タテハチョウ科タテハチョウ亜科 15:16)
キタテハ
キタテハ
 左右どちらから見ても枯葉にしか見えませんが、太陽に透かしてみると斑紋が確認できました。
 
(15:17)
キタテハ
 キタテハはおねむ中逆さになっていると聞いていたのですが、頭部は薄暗くなっていて、前翅翅頂は崖面に接したようになっているし、白いL字形は前後翅のどちらだったっけ・・・^^;

 写真で見るとその辺りは杞憂だったようで、下唇鬚(かしんしゅ:頭部の鼻のように見える一対の角)もハッキリ見えていてやはり逆さになってコシダの軸につかまっているようです。

 これまで越冬中のキタテハを追い出したことは2~3回ありますが、シーズン中も含めて寝相を確認したのは今回が初めてです。見つけるまでに下方を往復したのですが、熟睡していてくれたのでしょうか。
 
 
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キタキチョウ越冬団地(2014/11/22 2の2)

 
 朝方は3℃で霧が出ていましたが、相変わらず日中は暖かくて風も弱く、最高気温は18℃でした。


 ↓の記事の続きです。


[Cブロック(7個体)]
 
キタキチョウ×6(秋型 シロチョウ科モンキチョウ亜科 11:25)
20141122-kitakiC-01.jpg
 東の崖の崩土から南側(左側)です。
 横並びの4個体のうち右端の1頭がいなくなり、左上に1頭増えました。
 
キタキチョウ(秋型 16:35)
20141122-kitakiC-02.jpg
 ↑の場所から少し南側(左側)の少し窪んだところで、裏の畑の上り口の上部です。
 日中には見当たらず、一夜の宿でしょうか。


[Dブロック(1個体)]
 
キタキチョウ(秋型 11:38)
20141122-kitakiD.jpg
 東の崖の崩土から北側(右側)です。
 11/7から居続けの#8は日中いたのに夕方にはいなくなっていて、低い場所の個体が1頭だけ残っていました。
 このエリアにはワラビなどがたくさんあり、よく探すともっと見つかるかも知れません。


[Eブロック(2個体)]
 
キタキチョウ×2(秋型 16:49)
20141122-kitakiE-01.jpg
20141122-kitakiE-02.jpg
 東の崖からほぼ直角に曲がった斜度30度程度の南向きの斜面です。ヒヨドリバナ畑になっていた場所で、背後は少し離れて竹やぶになっています。
 キタキチョウが越冬していたことはありますが、風除けになるものがないためか越冬成功例はありません。


[Fブロック(3個体)]
 
キタキチョウ×2(秋型 13:16)
20141122-kitakiF-01.jpg
 東の崖上の里道上部、お隣の元茶畑の法面です。
 2頭が同じ草?で上下に並んでいます。
 
(16:36)
20141122-kitakiF-02.jpg
 夕方も同じ状態です。
 右端が里道で、幅は広いところで約90cm、もう少し先の崩土場所は30cmほどしか残っていません。
  
(秋型 16:37)
20141122-kitakiF-03.jpg
 ↑より少し奥の場所です。
 左後翅に大きな欠けがあり、この個体だけは11/15に見つけたものと識別できます。


 暖かい日が続いているせいか移動が激しく、定着するのはもう少し先になりそうです。
 
 
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キタキチョウ越冬団地(2014/11/22 1の2)

 
 朝方は5℃と冷え込みも緩み、最高気温は18℃と暖かく、風もほとんどなくて、昨日よりももっと過ごしやすい一日でした。
 
 
キタキチョウ(秋型 ♀ シロチョウ科モンキチョウ亜科 13:11)
キタキチョウ ♀
 暖かかったためキタキチョウも数頭翔んでいて、中には裏の畑のチャノキで吸蜜しているものもいました。


 暖かい日中でも越冬態勢の個体は数が多く、夕方の段階で都合17頭を確認しています。移動したものも多く、全部をまとめきれないので、2回に分けて掲載します。


[Aブロック(0個体)]

 裏の崖の西側の窪地の周辺ですが、昨日の2個体はいずれもいなくなっていました。


[Bブロック(4個体)]

 裏の崖のAブロックから東方向への続きで、コシダが群生している場所です。
 
キタキチョウ(秋型 12:59)
20141122-kitakiB-01.jpg
 11/16から居続けの個体です。触覚は立てています。
 
キタキチョウ×2(秋型 12:54)
20141122-kitakiB-02.jpg
 ↑の1頭より北側(左側)でコシダにぶら下がっています。確か昨日まではいなかったハズです。(^^ゞ
 
キタキチョウ×2+1(秋型 13:02)
20141122-kitakiB-03.jpg
 そこへ1頭が飛来し、左側の個体にしつこく絡んでいました。右側の個体にも近寄ったのですが、すぐ引き返しました。
 状況証拠ですが、左側個体は♀、右側と飛来個体は♂だろうと思われます。
 
キタキチョウ×3(秋型 13:03)
20141122-kitakiB-04.jpg
 一番左が飛来個体で、諦めたようです。
 
キタキチョウ×3(秋型 16:32)
20141122-kitakiB-05.jpg
 3頭とも今夜はこの場所で過ごすようです。

 この写真は崖下から撮影したもので、崖のほぼ最上部で3頭がぶら下がっています。上の1頭だけの個体は、枠外右側になります。
 この上部は比較的緩やかな斜面(それでも斜度45度程度)約2mほどを隔てて裏の畑に続いています。
 
 
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キタキチョウ越冬団地

 
 朝方は1℃を割り込み、今冬一番の冷え込みでした。日中は風もほとんどなく、最高気温は17℃と過ごしやすい一日でした。


 タイトルは、水滴コロコロを命名された「いつも i らしく」のみさとさんの命名第2弾です。ありがとうございました。


 で、越冬団地の様子ですが、ここ数日実質留守状態だったため大きく変化しているのではないかとパトロールです。
 ただ、比較的気温が高かったこと、庭のアジサイのそばを歩いているとキタキチョウが翔び出したことから、遅めの時刻に行いました。
 
 
キタキチョウ×3(秋型 シロチョウ科モンキチョウ亜科 2014/11/16 12:51)
20141116-kitakiA-01.jpg
 裏の崖の窪地の3重連がどうなっているのか、翌日確認しました。
 残念ながら瓦解していましたが、残った個体が他の2個体を力づくで追い出したのか、2個体が狭っ苦しいのはイヤと自発的に出ていったのか興味あるところです。もちろん、この3頭が3重連を構成していた個体かどうかは定かではありません。
 
(16:10)
20141121-kitakiA-02.jpg
 本日確認したところ、2頭になっていました。
 
 
キタキチョウ(16:01)
20141121-kitakiB.jpg
 裏の崖の東方向への続きで、コシダが群生していて、例年越冬個体を見かける場所です。
 これは本日撮影したものですが、11/16に確認しています。
 
 
キタキチョウ×4(16:19)
20141121-kitakiC-01.jpg
 東の崖の崩土から南側(左側)です。
 1頭増えています。
 
 
キタキチョウ×2(16:16)
20141121-kitakiC-02.jpg
 ↑の南側(左側)上部の2個体はそのまま残っています。↑の写真に入っているものと思っていたのですが、確認できません。(^^ゞ


 ほかに崩土北側(右側)で#8と並びの2個体を確認しています。薄暗くなってきたのでザッと確認した程度で、崖上の里道上は確認し忘れました。^^;
 以上、本日のところは計12個体を確認しています。
 
 
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詰め合わせ

 
 朝方は3℃、最高気温は14℃と冷え込みが厳しくなりましたが、陽射しにあふれ、風も弱かったので、案外過ごしやすく感じた一日でした。


 昨日も朝方2℃、最高気温13℃で、2日続きで冬本番の感じになったので、留守していたことの埋め合わせの意味を含め、改めてキタキチョウ探しをしてみました。


 まずは本日の看板です。
 
キタキチョウ×3(秋型 シロチョウ科モンキチョウ亜科 15:29)
20141115-kitaki001-003-01.jpg
 ワラビの葉裏の3重連です。
 
(13:48)
20141115-kitaki001-003-02.jpg
20141115-kitaki001-003-03.jpg
 毎年キタキチョウの越冬観察をしている裏の崖の窪んだ場所です。例年は写真中央辺りで見かけることが多いのですが、この場所だと風の影響が大きいような気もします。

 これまで2個体が並んで越冬しているケースを観察したことはありますが、3個体並存は初めてです。どのような順序で3頭が並んだのかを考えると興味深いものがあります。
 なお、看板の写真は100mmマクロレンズに換装して改めて撮影したものですが、2時間弱の時間差があっても全くというほど動きがありません。
 
 
キタキチョウ×5(秋型 15:29)
20141115-kitaki004-008-01.jpg
 東の崖の崩土より南側(左側)です。
 円形の線が細くて分かり難いですが、場所を考えると#5と#Xは居残ったままです。両者の間の個体は#6がいた場所ですが、戻ってきたのかどうかは定かではありません。
 
 
キタキチョウ×4(秋型 14:19)
20141115-kitaki009-012-01.jpg
 東の崖の崩土より北側(右側)です。
 他の個体よりかなり低い場所で、特に下側の個体は地表から50cmほどの場所です。
 
(15:36)
20141115-kitaki009-012-02.jpg
 ↑の写真の上部3個体を南側(左側)から撮影しました。手前の2個体は同じワラビの茎にぶら下がっています。
 
 
キタキチョウ #8(秋型 13:37)
20141115-kitaki013.jpg
 これも居残り組です。と言っても、3個体とも個体識別ができている訳ではありません。
 
 
キタキチョウ(秋型 13:37)
20141115-kitaki014.jpg
 14個体目です。左後翅が大きく欠けています。
 この個体だけは東の崖の上端の里道の奥、お隣の元茶畑のチャの葉裏にぶら下がっています。


 今季はたくさんキタキチョウを見かけたと感じていたのですが、両方の崖だけでこの状況です。チャの木に潜っている個体もたくさんいそうですが、これ以上見つけると管理できそうにありません。
 定着を確認した段階で改めてナンバリングし、♂♀の識別もした上で個別管理に移行しようと考えています。
 
 
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立冬の寝相(2の2)

 
 朝方は12℃、ほぼ一日晴れて最高気温は19℃、小春日和の一日となりました。
 ん?、小春とは陰暦の10月のことですが、今年の暦では閏9月となってます。閏月がある年はどうなるのか悩んでいます。^O^



 閑話休題、キタキチョウの寝姿、↓の記事の続き、東の畑の崖の様子です。

 この崖は裏の崖からほぼ直角にカーブした続きで、一部が裏の畑の法面、大部分は3~4m上方にある里道の法面になっています。東に向かって開けていて、ほぼ中央に裏の畑への通路があり、奥側が例年キタキチョウの越冬場所となっています。
 延長は20mほどで、地上高は約4~5m、切り立った崖になっていて、木や草、シダ類が勝手気ままに生えています。
 
 
キタキチョウ #4(秋型 シロチョウ科モンキチョウ亜科 2014/11/7 16:34)
20141107-kitaki004-01.jpg
20141107-kitaki004-02.jpg
 木の葉裏にぶら下がっています。ここでは越冬は無理だろうと思ってたら、翌日にはいなくなっていました。
 
 
キタキチョウ #5(秋型 2014/11/7 16:36)
20141107-kitaki005-03.jpg
 
#6(秋型 2014/11/7 16:38)
20141107-kitaki006-04.jpg
 いずれもワラビの葉裏にぶら下がっています。
 
左:#5・右:#6(2014/11/7 16:38)
20141107-kitaki005-006-05.jpg
 位置関係はこのようになっていて、地上高約2.5mの比較的見やすい場所です。
 右端は昨年9月の大雨で崩れた場所です。
 
左:#5・右:#6(2014/11/8 11:47)
20141108-kitaki005-006-07.jpg
 翌日、どちらも居残りでした。
 
#5(秋型 ♂ 2014/11/8 11:47)
20141108-kitaki005-06.jpg
 脚立を立てかけられたので、#5はクローズアップで♂と確認できました。
 
左:#5・中:#6・右:#X(11:51)
20141110-kitaki005-006-08.jpg
 本日の状況ですが、撮影した際#5と#Xにしか気づかず、#6には翔ばれてしまいました。
 なお、#9までは別個体と確認できていますが、#Xが別個体かどうかは分かりません。
 
 
キタキチョウ #7(秋型 2014/11/7 16:39)
20141107-kitaki007-09.jpg
 翌日には見つけられませんでした。
 
 
キタキチョウ #8(秋型 2014/11/7 16:45)
20141107-kitaki008-10.jpg
 翌日も居残っていて撮影したのですが、草ボウボウの状態はどれもよく似ていて、その日は気づきませんでした。(^^ゞ
 
#8(秋型 11:55)
20141110-kitaki008-11.jpg
 本日見つけて、改めて11/8の写真を確認して撮影済みだったことに気づきました。(^^ゞ
 
 
キタキチョウ #9(秋型 2014/11/7 16:47)
20141107-kitaki009-12.jpg
20141107-kitaki009-13.jpg
 これも翌日はいなくなっていました。


 本日、#1が奥まったところに潜っていたのでのぞき込んで翔ばれ、唯一の夏型#3はいなくなっていました。
 したがって、本日のところ継続観察個体は#5、#X、#8の3頭です。
 暖かい日にはまだまだ翔び出す場合もありそうで、定着するのはもう少し先のようです。
 
 
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立冬の寝相(1の2)

 
 昨日立冬の朝は12℃と暖かめで始まりましたが、最高気温19℃どまり、夕方にはかなり冷え込んできました。

 今朝は5℃、日中でも17℃どまりで、それらしい気候になってきました。



 ここ数日、日中の最高気温が20℃を超える日が続いていて、日中静止していたキタキチョウも移動を繰り返しているようで、ジッと安定していることがありませんでした。

 越冬場所安定期の始まりに頃合の時期かなと、昨日の午後4時を過ぎてから例年越冬観察している裏の崖と東の崖でキタキチョウを探し、その上で本日の日中居残っているかどうか確認してみました。


 まずは裏の崖の状況です。

 この崖は裏の畑の法面になっていて、南~南南東に向いています。計測したことはありませんが延長は50mほどでしょうか。
 地上高は高いところで約7m、斜度は急なところで約85度(一部オーバーハング)、緩いところでも約60度、高さ約2mの擁壁がありその天面からは観察が比較的容易です。
 
 
キタキチョウ #1(シロチョウ科モンキチョウ亜科 2014/11/7 16:24)
キタキチョウ秋型
キタキチョウ秋型
 過去の崩土跡が窪地になっていて、東向きの場所にワラビが生えています。例年このワラビの葉裏に1~3個体が越冬しています。
 触覚は格納していますが、6本足でぶら下がっていて前脚は使っています。
 
#1(秋型 ♂ 11:39)
キタキチョウ秋型
 本日日中もこの場所にいましたが、触覚を立てている一方で4本足になっています。
 
 
キタキチョウ #2(秋型 2014/11/7 16:24)
キタキチョウ秋型
キタキチョウ秋型
 崖上の小木の根元の葉裏にぶら下がっています。触覚は先っぽを残して完全格納していますが、この個体も6本足です。

 本日日中に探したのですが見つけられず、復路で見つけた途端に翔ばれました。♂♀は分からずじまいです。
 越冬場所の目印を設置する必要があると思いながら、例年同じことを繰り返しています。(^^ゞ
 
 
キタキチョウ #3(2014/11/7 16:24)
キタキチョウ夏型
キタキチョウ夏型
 ツバキの根元で、ワラビの葉裏にぶら下がっています。触覚は格納しておらず、6本足のようです。
 ひどく傷んでいる上、翅が透きとおった感じで何か違和感がありましたが、その正体はつかめませんでした。
 
#3(夏型 ♂? 11:31)
キタキチョウ夏型
 少しのぞかせている前翅表の外縁に黒色の部分があり、夏型の♂だろうと思われます。長く生きてきたのでこのようにヨレヨレになっているようです。
 これまで気にかけたことがないので確かなことは言えませんが、夏型の終見記録ではないかと思います。夏型は越冬できないとのことですので、注意して観察するつもりです。


 昨夕3個体を見つけ、本日日中に一応3個体とも確認できました。夏型の越冬態勢を見かけたことが最大の収穫です。
 
 
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