落し物拾い物(新生蝶 2017-No.16)

 
 朝方は12℃、最高気温は夏日に届かない25℃でした。



 黒系アゲハやコチャバネセセリ、時期のダイミョウセセリなど昨日の雨の翌日だからと期待してパトロールしましたが、風が強くアゲハとヒメウラナミジャノメが多く翔んでいた以外は蝶影の薄い一日でした。
 ベニシジミなどのシジミチョウやシロチョウも数えるほどで、端境期を迎えているように思えました。
 
 
ダイミョウセセリ(♂ セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科)
ダイミョウセセリ
 ジャノメ・ポイントの南側のワラビ畑?で見かけました。翅を閉じてテリ張りしていました。
 ダイミョウセセリは開翅したままとまるのが通例で、翅を閉じるのは♂だけとされています。ただ、逆は必ずしも真ならずで、翅を閉じなかったからといって♀とはなりません。

 とりあえずの証拠写真でしたが、ヒメウラナミジャノメにアタックされて見えなくなってしまいました。強そうに構えてるのに、ヒメウラナミジャノメなんぞに負けるなよといった感想でした。(^^ゞ
 同じ場所に戻ってくるだろうと粘ったのですが、なかなか戻ってこないため一回りして再確認すると、
 
ダイミョウセセリ
 15分後のことでした。
 
ダイミョウセセリ
 小飛して、開翅したままカラスノエンドウで吸蜜し始めました。
 傷みの全く見えない新鮮な個体で、羽化間もないものと思われます。

 ダイミョウセセリには、後翅表の白斑列が腹部も含めてクッキリと帯状につながっている関西型と、白斑が全くないか極めて薄い関東型に区分されていますが、当地ではそのどちらでもない中間型とも定義される個体を多く見ています。
 この個体は、毛に覆われているとはいうものの白斑列がかなり薄く、関東型に近い中間型と思われます。
 
(↑のトリミング)
ダイミョウセセリの後翅表拡大図
 clossiana さんのコメントに応じて、ダイミョウセセリの後翅表拡大図を追加しました。
 毛を分けると白斑が見えると思っていましたが、拡大図を見ると、白斑があってもせいぜい一対だけで関東型のようです。(2017/5/8追記)

 ダイミョウセセリは、2016/5/72015/5/102014/5/072013/5/122012/5/132011/5/10がそれぞれお初ですから、出現時期の変動幅が1週間以内におさまっているという珍しいケースです。


 ほかに、裏の畑の尾根付近の蝶道ルートを翔んでいる黒系アゲハを見かけましたが、撮影できませんでした。
 
 
アゲハ(一齢幼虫 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
アゲハ一齢幼虫
 鉢植えのシークァーサーに産みつけられた卵が孵化したようで、新葉が開きかけた同じ枝で2頭見かけました。
 体長は3mm前後でAFもなかなか合焦せず、私の腕と機材ではクッキリと撮影できませんでした。^^;
 
 
ルリタテハ(秋型 タテハチョウ科タテハチョウ亜科 2017/5/6)
ルリタテハ
 ムラサキ・ポイント付近のチャノキの列の間の地面に、白っぽい円マークのようなものが落ちていました。
 
ルリタテハ
 逃げられてもそれほど遠くへは翔ばず、また地面に降りました。秋型ですから越冬明け個体なのですが、鱗粉も割によく残っています。
 4/5のお初の際は情けない写真でしたから、やっとまとも撮影できたという気分です。
 
 
アカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
アカタテハ
 これは本日、越冬明けヨレヨレ個体が、デッキ前の花壇でタイムの海をたゆたっているの図です。
 
 
ヤマトシジミ(♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2017/5/6)
ヤマトシジミ
ヤマトシジミ
ヤマトシジミ
 気をつけていると、ヤマトシジミの羽化不全をよく見かけます。個体数が飛び抜けて多いからそう思えるだけでしょうか。
 
 
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タグ:   幼虫  蝶(越冬)  草花  羽化不全 

春告虫

 
 朝方は-2℃、睡蓮鉢の氷を久しぶりに見ました。
 午前中は青空が広がり、気温がグングン上昇するのかと思ったら、お昼前から雲が増えて陽射しを遮ることが多くなり、最高気温は13℃どまりでした。
 夕方からは雨になりました。



 午前10時には珍しく10℃になったので、勇んでパトロールに出ましたが・・・
 
 
ビロウドツリアブ(ツリアブ科)
ビロウドツリアブ
 裏の畑の上がり口で見かけました。
 
ビロウドツリアブ
 これは午後、ハナニラで吸蜜中です。
 翅を忙しく動かしていますが、ホバリングしないで花弁に脚をかけています。

 ビロウドツリアブは春先に姿を現わし、ずんぐりむっくりの姿がユニークなので、この時期には毎年追いかけています。
 出現時期は、2016/3/21、2015/3/21、2014/3/24、2013/3/25、2012/3/29、2011/3/28がそれぞれお初で、変動の幅が小さく今季もそれなりの時期になりました。
 
 
ルリシジミ(♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ルリシジミ
 午前中は暖かかったので期待しましたが、東の畑の崖上の里道沿いでルリシジミを1頭見かけただけでした。
 午後には、翔んでいるチョウを全く見かけませんでした。
 
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ集団越冬
 のぞき込んだら1頭しか見えなかったので、もう1頭は翔び出したと思いました。
 見上げると、2枚の枯葉の間につぶらな?複眼がのぞいていました。
 
 
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タグ: 昆虫(蝶以外)  草花    蝶(越冬) 

啓蟄

 
 
 だと言うので、私ものそのそ現われることにしました。



 朝方は-2℃、晴れて温かみのある弱い風が吹き、最高気温は16℃でした。
 
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ
 まずは、越冬中のムラサキシジミですが、日中の気温が本日のようになっても翔び出す気配はありませんでした。


[ムラサキシジミ越冬個体数の推移]
11/12-11/1511/30-12/112/2-12/412/5-12/2412/25- 1/18 1/25-
112321
※ 日付は当初確認日から最終確認日を示しています。
  なお、11/16から11/29までは越冬個体 0、1/19-1/24は確認できていません。


 ムラサキシジミの越冬開始や終了は明確な区切りがなく、ここまでくるとまぁ無事越冬できたのだろうと思っています。いつまでジッとしているのか引き続いて見守りたいと考えています。
 
 
キアゲハ #1(2016/9/28(幼虫)~ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
キアゲハ蛹
 エケベリアのプラ鉢で蛹化した個体です。
 エケベリアの水やりを開始したので、3/3から日中は屋外で管理しています。
 
キアゲハ #3(2016/9/28(前蛹)~)
キアゲハ蛹
 庭のブロックで蛹化した個体です。

 なお、2/1の段階で残っていた#4は行方不明、#7は跡形もなくなっていて鳥に捕食されたものと思われます。
 
 
ヒヨドリ(ヒヨドリ科ヒヨドリ属)
ヒヨドリ
 庭のコマツナとミズナの防虫網に捕まっていました。逃がしてやろうとすると暴れて、結局勝手に逃げていきました。
 家内の言によると、鳥にはコマツナのほうが美味しいらしいとのことです。
 
 
シロハラ(ツグミ科ツグミ属 2017/3/4)
シロハラ
 我が家に続く里道で、歩きながら地面をつついていました。



 最後は春らしいものです。
 
蕗の薹(キク科キク属)
蕗の薹
 例年は邪魔なほど見かけるのに、今季は数えるほどしか見つけられません。
 
フクジュソウ(キク科フクジュソウ属 2017/3/4)
フクジュソウ
 25芽ほど数えられましたが、徐々に茎が伸びてきています。
 
アセビ(ツツジ科アセビ属 2017/3/4)
アセビ
 庭で今朝もうっすらと霜を被っていましたが、写真は昨日の様子です。
 コツバメの食草ですが、姿を見かけるのは早くて3月中旬です。



 ↓の日に、父を送りました。95歳でした。
 
 
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フジバカマ属(アサギマダラ(2016-04))

 
 本日は今季何日あっただろうというような秋晴れで、最低気温10℃、最高気温24℃の過ごしやすい一日でしたが、アサギマダラは姿を見せてくれませんでした。



 で、積み残しの昨日のアサギマダラの様子です。
 
アサギマダラ #3?(♂ タテハチョウ科マダラチョウ亜科 8:17 2016/10/23)
アサギマダラ ♂
 
(8:28 2016/10/23)
アサギマダラ ♂
 ムラサキ・ポイントをパトロールしていると、頭上をアサギマダラが坂下に向かって翔んで行きました。
 当然、サワフジバカマ辺りで吸蜜するのだろうと見に行くと、チャノキの上を翔び回り、何かのツルにつかまりました。
 その後も、サワフジバカマの近くなどを翔ぶばかりで吸蜜することはありませんでした。

 右後翅に欠けなどが見られ、比較対照に適当な写真がありませんが、斑紋を見る限り#3とよく似ています。#3を見かけたのは10/18と期間が経過している上、そのときにはなかった欠けなどがあるのが気になりますが、一応#3としておきます。
 
 
アサギマダラ #4(♂ 10:56 2016/10/23)
アサギマダラ ♂
アサギマダラ ♂
 午前9時前と午前11時前に姿を見せた個体の定番写真です。
 割に敏感でこれらの撮影にはかなり苦労しましたから↑と同一個体と思っていたのですが、斑紋から見て10/22に見かけた#4のようです。
 
アサギマダラ ♂
アサギマダラ ♂
アサギマダラ ♂
 これも#4で、恒例の飛翔写真です。


 #4をかなり追っかけてみると、いいような悪いようなことがありました。
 
サワフジバカマ
 裏の畑の家内管理の野菜畑の一番下で、エゴマに囲まれたサワフジバカマです。株数はいつも撮影する場所より少なめで、背景は我が家の車庫(元納屋)です。
 家内の名誉のために申し上げておきますが、何を植えてもイノシシ、シカなどの被害を受けるため、やむを得ず耕作放棄気味です。(^^ゞ
 
サワフジバカマ
 ↑の野菜畑の一番上の段のサワフジバカマです。株数も少ないながら旱や雨続きに傷められ、生育不良で草丈も凸凹かなり枯れました。
 向こうのセイタカアワダチソウ畑はお隣です。
 
フジバカマ
 野菜畑の更に上の元茶畑で、家内がチャノキを抜根して果樹畑にしようと思ったようですが、とても追いつきません。左の網は、ナンコウウメの若木のためのシカ除けです。
 こちらはフジバカマですが、かなり枯れて歯抜け状態で、もう花期は過ぎています。 

 いいような悪いようなとは、アサギマダラがフジバカマ属を折角ハレしてくれたのですが、生育状況がもう一つで余りご覧に入れたくはなかったのです。(^^ゞ
 
 
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タグ: アサギマダラ  草花 

ぬか喜び

 
 朝方は11℃、昨日に続いてのことなのでそんなものかでした。
 予報では晴れ晴れだったのに、午前10時前後から雲が時々陽射しを遮るようになり、お昼前から雲が厚くなって以後陽が射すことはありませんでした。このため最高気温は20℃、寒さに震えました。
 
 
層積雲(17:44)?
雲
 お月様を見る以外滅多に空などは見ないのですが、夕空を見上げてなんじゃい!と思いました。

 曇り空で余計に薄暗くなっていたので、目視ではどういう構造になっているのかよく分かりませんでしたが、層状の雲が水平に重なって縞々に見えているようです。
 周囲の空を見渡すと、これほど規則的に並んでいるものはありませんでしたが、不規則ではあっても層状の雲があちこちで見られました。

 雲については全くと言っていいほど知識がありませんが、層積雲ではないかと思います。ここまで規則的なものが珍しいのかどうかすらも分かりませんが、いいものを見たという感想です。
 たまには空を見上げようと思います。(^^ゞ
 
 
ハエマンサス・アルビフロス(マユハケオモト ヒガンバナ科ハエマンサス属)
マユハケオモト
 遅めのヒガンバナ、もう1鉢にも花芽が見えています。
 株が充実してきたためか年々開花が早まっていて、昨年一昨年の今頃には花茎を伸ばして咲き始めていましたが、今季は少し遅めです。




 ときどき陽射しのある午前中と、どんよりしたお昼過ぎにパトロールしましたが、アサギは未着です。
 珍しいものはいませんでしたが、チョウの生態がいろいろ見られました。
 
 
モンキチョウ(シロチョウ科モンキチョウ亜科)
モンキチョウ
 裏の畑の低い場所をあちこち移動して、いかにも産卵しそうな雰囲気でした。
 ご承知のとおりモンキチョウの♀は通常白色ですが、黄色型もあります。フィールドではそんなことには思い至らず、産卵シーンの撮影をしたいと考えていました。
 で、とまらないので飛翔撮影を試みたわけですが、♀の黄色型をそうと確認して撮影したことがありませんので、そこに思いが至っていればとことん追いかけたと思います。
 結果として腹端の形状からは♂のようで、♀を探していたものでしょうか。(^^ゞ

 なお、写真では、モンキチョウの下方にバッタが見えました。触覚はあるし、赤い足は6本のようだし、うん?眼は・・・
 これもぬか喜びで、ギシギシかイタドリのような植物の切れ端と思われます。(^^ゞ
 
 
ウラギンシジミ(♂ シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科)
ウラギンシジミ ♂
 裏の畑の尾根近くのオオバベニガシワ?の葉上で見かけました。
 
ウラギンシジミ(13:00)
ウラギンシジミ
 先の♂は見失いましたが、すぐ近くのムラサキ・ポイントでカシ類にとまり、葉裏に潜り込んだ個体を見つけました。時間的には25秒でつながっていますので同一個体と思われますが、定かではありません。

 越冬中は厚みのある葉に足先の爪を突き立ててぶら下がっているのですが、今回は鋸歯に爪を引っ掛けているようで、一夜の寝室だろうと思います。
 そう思って無造作に近づくと、翔び立たれました。(^^ゞ


 残りは少し加工が必要なので、次の記事にしますね。
 
 
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タグ: 自然・季節  草花    寝相 

残暑

 
 朝方は21℃、未明に通り雨があったようですが、曇りがちでも雲を通しての陽射しも強く、最高気温は30℃、蒸し蒸ししてこの秋初めての残暑です。



 久しぶりの陽射しに、秋のチョウも姿を見せてくれました。
 
 
キタテハ(秋型 ♀ タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
キタテハ秋型 ♀
キタテハ秋型 ♀
 裏の畑のブッドレアで吸蜜していて、お隣のセイタカアワダチソウ畑に移動しました。
 キタテハの秋型はこの秋お初です。夏型?撮影できず仕舞いでした。
 
 
ウラナミシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ウラナミシジミ ♀
 裏の畑のブッドレアで吸蜜中です。
 
ウラナミシジミ(♂)
ウラナミシジミ ♂
 ブッドレアの並びのメランポジウムで吸蜜中です。

 ウラナミシジミを裏の畑で数個体見かけましたが、全部ピカピカでした。
 我が家では、スイトピーがたくさん咲くようになった2015年からウラナミシジミを初夏に見られるようになりましたが、それより前は9月下旬以降にしか見かけない秋のチョウでした。スイトピーを処分したら一向に見かけなくなり、秋のチョウがこんなに遅くなりました。
 
 
メスグロヒョウモン(♀ タテハチョウ科ドクチョウ亜科)
メスグロヒョウモン ♀
メスグロヒョウモン ♀
 花壇のブッドレアで吸蜜中です。今季のヒョウモンとしては珍しく、並びのマリーゴールドでも吸蜜していました。
 メスグロヒョウモンの♀は、この秋お初です。
 
ミドリヒョウモン(♂ タテハチョウ科ドクチョウ亜科)
ミドリヒョウモン ♂
 裏の畑と花壇のブッドレアでミドリヒョウモンそれぞれ♂1個体、裏の畑のブッドレアでツマグロヒョウモンの♂♀それぞれ1個体を見かけました。
 
 
キタキチョウ(夏秋型 ♀ シロチョウ科モンキチョウ亜科 2016/10/1)
キタキチョウ ♀
キタキチョウ ♀
 昨日庭のダンギクで吸蜜していて、ワレモコウの葉裏にぶら下がり、今朝そこから翔び立ちました。
 これからキタキチョウの寝姿をよく見かけるようになります。

 キタキチョウの夏型には前翅表の外縁全体に広い黒帯の斑があり、秋型ではその斑がほぼ消失しますが、秋になると黒帯の幅が顕著に狭くなるものや翅頂付近だけに大きな黒斑が残るものが出現し、夏型と秋型の中間型で呼び方は定まっていないようです。
 
 
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タグ:   草花 

仕事が早い?

 
 朝方は雨模様の20℃、午前9時過ぎには上がり、陽も射す時間帯もありましたが、おおむね曇りの一日で、最高気温は26℃でした。
 
 
 
キアゲハ #1(蛹 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 2016/9/29 21:03)
キアゲハ #1
 気をつけていたのに、蛹化を見逃しました。
 下のものは脱皮殻で、栄養豊富だから幼虫の時代なら摂食しているのですが、蛹には口がありません。
 フラッシュを焚いたら緑がかって見えたので、緑色型なら茶色型と比較できると楽しみにしていました。
 
キアゲハ #1(蛹 2016/9/30 7:20)
キアゲハ #1
 白と黒のストライプになってしまい、二重にガックリしました。
 明るい場所での脱皮殻の別写真を載せておきますね。
 
 
フェンネル(セリ科ウイキョウ属 11:18)
フェンネル
 昨日フェンネルの残っていたのは8頭、本日は4頭、小鳥も鳴いているので、いなくなった4頭のうちどれだけが脱走できたのか分かりません。

 残っている4頭のうち1頭は頭部と腹端から茶色っぽくなっていて、全く動きません。フィールドでは気がつきませんでしたが、小さなハチらしいものがたかっています。
 
フェンネル(14:15)
フェンネル
 全体が茶色になっていて、★になったものと思われます。ハチらしいものは見当たりません。
 ただ、ハチらしいものが寄生バチであるなら、宿主を殺しては産みつけた幼虫が育たないのでどんなものでしょうか。
 
 
キアゲハ #4(蛹 15:47)
キアゲハ #4
キアゲハ #4
 ほかのものを観察していて、ふと眼をそらしたら見つかりました。
 右側の#3のブロックの裏側の枯草の軸で、白と黒のストライプの蛹になっていました。
 
キアゲハ #4
 寄生バチの1種、アシブトコバチの仲間?に見つかりました。こうなると卵を産みつけられ、残念ながら羽化することができません。
 
 
キアゲハ #5(幼虫 11:21)
キアゲハ #5
 #3のブロックの反対側の端を歩いていて、結局内側に落ちました。
 
キアゲハ #5(前蛹 11:28)
キアゲハ #5
 追いかけて一旦見失ったのですが、再度見つけたのは低いヤマハゼの幹?、その間1分でしたが、ヤマハゼはウルシを採る木でかぶれるから困るなぁとの思いが先に立ちました。
 写真をみるとすでに帯糸を張っていて、それでもまだ仕事が早いなぁと感心していました。記事タイトルも決まりましたが、藤本義一が出演した「福屋工務店、仕事が早い」のCMは関西では流行っても、多分全国区ではなかったのでしょうね。(^^ゞ
 
キアゲハ #5(前蛹 12:39)
キアゲハ #5
 頭部側から緑色が抜けてきて、やっとアレッと気づきました。
 
キアゲハ #5(蛹 14:15)
キアゲハ #5
 昼食を終えてゆっくり目に確認すると、案の定蛹になっていました。
 いくら仕事が早いといっても、これはスピード違反です。この近くで幼虫を見失ったので、入れ替わったのでしょうね。
 
キアゲハ #5(蛹 16:46)
キアゲハ #5
 やぶ蚊の襲来に音を上げて、これが#5の観察の本日最終分です。
 希望的観測も混じっていますが、緑色型になりそうです。(^^ゞ
 
 
キアゲハ #6(幼虫 14:27)
キアゲハ #6
 フェンネルから2mほど離れた枯れ枝などを寄せてある場所で、水平に近くなって固まっていました。草の葉上のものは、少し多めに思いますが幼虫の糞のようです。
 
キアゲハ #6(幼虫 15:06)
キアゲハ #6
 反対を向いて糸座を作り始めました。
 
キアゲハ #6(幼虫 16:23)
キアゲハ #6
 また元に戻り、帯糸を作りました。輪になっているのがよく分かりますね。
 
キアゲハ #6(幼虫 16:33-16:34)
キアゲハ #6
キアゲハ #6
キアゲハ #6
キアゲハ #6
 頭部を反らしたりして、帯糸にくぐらせることに成功しました。うまいものです。

 一連の観察の中で帯糸をくぐらせるシーンを撮影したいとの課題だけは何とかクリアできした。
 
 
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タグ:   草花  幼虫  前蛹   

緑と黒、白、白と黒、脱走、迷走、前蛹、蛹化

 
 朝方は21℃、ほぼ一日中降り詰めで最高気温は24℃、本日の最低気温は深夜になりそうです。



 以下は昨日のことが中心で、本日の様子を追加しました。

 今季まだキアゲハの産卵シーンを見かけていないのですが、庭のフェンネルにキアゲハの幼虫が鈴なりなのを数日前に気づきました。
 
フェンネル(セリ科ウイキョウ属 2016/9/28 11:16)
フェンネル
 そろそろ脱走の時期かと確認すると、終齢(5齢)幼虫が10頭ほど見つかり、中には十分大きくなっているものも数頭見かけました。
 写真には目印をつけませんので、興味のある方はお探しください。^O^
 
 
キアゲハ #1(幼虫 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科
左上から13:01・13:18・13:36・13:49 2016/9/28)
キアゲハ #1
 昼食を終えて玄関を出るとポーチを歩いていて、危うく踏みそうになりました。ここはフェンネルから20m近く離れていますが、歩き出すとかなり早いので、お昼前の確認後に脱走したものと思われます。
 玄関前に置いてあるプランターの台に上りました。プランターにも登ろうとしたのですが、滑り落ちました。
 今度は離れのモルタル壁を登り始め、玄関庇の軒下に回って右往左往していましたが、また落ちました。
 
キアゲハ #1(幼虫 2016/9/28 15:33)
キアゲハ #1
 落下の衝撃は感じさせずさらに歩き、花台の鉢で停止しました。身を縮めたり伸ばしたり、頭部を左右に曲げたりし、ここを蛹化場所に決めたようです。
 私が確認してからだけでもこの間4時間余り、大変な運動量です。
 
キアゲハ #1(幼虫 2016/9/28 15:50)
キアゲハ #1
 糸座を作るため逆さまになりました。
  糸座(いとざ):口から吐いた糸を固め、腹端を固定するための台座
 
キアゲハ #1(幼虫 2016/9/28 17:09)
キアゲハ #1
 頭部を上にして静止したまま動きません。
 玄関先は玄関灯に集まってくる虫を捕食するためヤモリが3頭ほど常駐していて、パクリの危険性が大きいので、鉢を屋内に入れました。
 
キアゲハ #1(幼虫 2016/9/28 19:56)
キアゲハ #1
 吐糸を2本?重ねて帯糸を作りましたが、まだ前蛹になっていません。
  帯糸(たいし):輪状でこれに体を通し、寄りかかってハンモック状態になる。
     背中部分では糸が体にくっつくので、一方が切れても落ちることはない。
  前蛹(ぜんよう):蛹になるまでに姿勢を安定させ、その後脱皮して蛹になる。
 
キアゲハ #1(前蛹 7:21)
キアゲハ #1
 これは今朝です。明るいうちは屋外に出てもらいました。
 やはり夜のうちに前蛹になったようです。一向に蛹化する気配がないので、これもやはり夜のことでしょうか。
 
 
 
キアゲハ #2(幼虫 2016/9/28 13:16)
キアゲハ #2
 以前の観察の際は、例外なく食草の株元まで下りてから脱走していたのですが、この個体は横着者のようで花茎の先から隣のヤマボウシに移り、枝込みで見失いました。
 後刻フェンネルの株元付近を歩いていたのが同一の個体と思われますが、それも見失いました。
 
 
 
キアゲハ #3(前蛹 2016/9/28 14:53)
キアゲハ #3
 庭の外れの土止めのブロックで前蛹になっていました。時間的には前夜か昨日の早朝に前蛹となったと思われます。
 
キアゲハ #3(前蛹 2016/9/28 15:16・16:09)
キアゲハ #3
キアゲハ #3
 緑色部分が頭部からだんだん白くなり始め、体全体が白と黒のシマシマになりました。
 脱皮して蛹になる準備で、これまで観察したことないキアゲハの蛹化が観察できると期待したのですが、雨が降り出しここで水入りです。
 
キアゲハ #3(蛹 2016/9/28 17:10)
キアゲハ #3
 雨の中で蛹化したようですが、これまでこんなに白っぽい蛹は見たことがなく、蛹化直後ではないかと思われます。
 
キアゲハ #3(蛹 10:30)
キアゲハ #3
キアゲハ #3
 本日午前中のやみ間に確認すると、白と黒のストライプになっていました。
 この色は、前蛹の段階で蛹化場所の色や質感などを感じとって、頭部からホルモンを出すことにより変化させるそうです。アゲハチョウ科の場合蛹の色は緑か茶ですので、この個体も茶色になるのかも知れません。


 キアゲハについては、2013年に3個体(その1その2その3)の脱走から羽化まで観察したことありますが、それでも気づかなかったことの発見がありますね。
 この蛹が今季羽化するのであれば、蛹化から羽化までに10日前後かかりますが、越冬態は蛹ですから羽化は来季になるかも知れません。
 
 
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タグ: 草花    幼虫  前蛹   

赤と黒、茶、茶茶、青紫

 
 朝方は22℃でしたが、寝苦しい夜でした。
 朝のうちは垂れ込めた雲の間から一時的に陽が射すこともありましたが、お昼前から降ったりやんだりの空模様となり、最高気温は26℃どまりでした。

 14:12に大雨・洪水注意報が発令され、20:00を過ぎてから激しい雨になりました。役場近くの雨量計では、21:00までの1時間雨量は10mm、降り始め(11:00)からの累計雨量は21mmとなっていますが、もっと多かった気がします。
 宇治市近辺では12時間累計雨量が130mmになっていて、雨雲が南下してこないか心配でしたが、21:30にとりあえず雨は上がりました。



 こんな日なのに、雨のやみ間を縫っていろいろ見かけました。
 
 
ミヤマカラスアゲハ(夏型 ♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
ミヤマカラスアゲハ夏型 ♀
ミヤマカラスアゲハ夏型 ♀
 黒系アゲハが続けざまに来ていたのに、ヒガンバナが咲いてからはさっぱり見かけないようになり、赤に黒は今季お初です。
 ここは下隣りの畑のヒガンバナで、やはり右側の尾状突起が欠けているなどかなり傷んでいます。
 
 
ミドリヒョウモン(♀ 暗色型 タテハチョウ科ドクチョウ亜科)
ミドリヒョウモン ♀
ミドリヒョウモン ♀
 花壇のブッドレアで吸蜜中ですが、敏感ですぐいなくなりました。

 ミドリヒョウモンの♀には、ヒョウモンの特徴である地色の黄土色が白く抜け、黒斑そのものも色褪せ気味の暗色型が見られます。
 異常型というものではなく、バッタの仲間の緑色型、褐色型のように別タイプという感じで珍しいものではなく、当方でも気づかず数回は載せていました。(^^ゞ
 通常型と見比べてください。
 
 
オオチャバネセセリ(上:♀・下:♂ セセリチョウ科セセリチョウ亜科 2016/9/27)
オオチャバネセセリ
 昨日、東の畑のヒャクニチソウでの求愛シーンです。
 
 
ムラサキシジミ(♀ シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ
 ムラシ・ポイントで見かけました。
 
ムラサキシジミ(♀ 2016/9/27)
ムラサキシジミ
 こちらは昨日、ムラサキ・ポイントで見かけました。

 毎日のようにムラサキシジミを見かけ、ほとんどがあっさり開翅してくれます。ピカピカの個体はいませんが、6月までの開翅してくれませんでしたの連続が嘘のようです。
 そろそろ難しくなってきたので、個体識別は諦めました。
 
 
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ウラギンヒョウモン(新生蝶(2016-No.44))

 
 朝方は21℃、今日こそは雨かなと思っていたら晴れていました。
 一時は雲が垂れ込めることもありましたが雨は降らず、最高気温は28℃、暑苦しい感じでした。




 陽射しがあるとチョウも多く見られます。
 
 
ウラギンヒョウモン(♀ タテハチョウ科ドクチョウ亜科)
ウラギンヒョウモン ♀
ウラギンヒョウモン ♀
 花壇のブッドレアで吸蜜中です。
 思ったより敏感で、これ以上近づかせてもらえませんでした。

 遅まきながら今季お初で、♂より先に♀を見かけるのはこれが初めてです。ウラギンヒョウモンは、2015/5/29、2014/5/8、2013/5/21、2012/6/22、2011/6/14がそれぞれお初で、今季は春から初夏の間に会うことができませんでした。
 
 
アゲハ(夏型 左:♂・右:♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
アゲハ求愛
アゲハ求愛
 下隣りの畑のヒガンバナで求愛中です。♂がとまっている♀に翅表を見せつけて、こんなに元気だよとアピールしているのでしょうか。
 ♂の左側の尾状突起が欠けていますが、それ以外はどちらも傷みがほとんど見当りません。
 
 
モンキチョウ(♀ シロチョウ科モンキチョウ亜科)
モンキチョウ
 本日はモンキチョウを多く見かけました。この個体は、裏の畑のサワフジバカマでお休み中です。

 フジバカマやサワフジバカマにヒョウモンが来ていないかとパトるのですが、今季はこのモンキチョウが初めてです。(^^ゞ
 
 
ムラサキシジミ #4(♂ シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ
 
ムラサキシジミ #5(♂)
ムラサキシジミ
 どちらも裏の畑の尾根近くのムラサキ・ポイントで見かけました。
 撮影してねと言わんばかりに、カシ類の下のチャノキの葉上で開翅してくれました。ご好意は嬉しいのですが、紫青色がもっと鮮やかなときにお会いしたかったですね。
 
ムラサキシジミ #6
ムラサキシジミ
 ムラシ・ポイントで見かけました。何かにパクリとやられた感じです。

 昨日の#1~#3とはどれも別個体のようで、続けざまにこんなに多くのムラサキシジミを見られるとは思いませんでした。
 今季初見のシッポのあるそっくりさん(ムラサキツバメ)も見かけたのですが、残念ながら撮り逃がしました。
 
 
モンシロチョウ(交尾 夏型 左:♀・右:♂ シロチョウ科シロチョウ亜科)
モンシロチョウ交尾
 東の畑で見かけました。

 下の連続写真を見ると、こんにちはから腹端を曲げ、3枚目では交尾が成立しているようで、EXIFではその間8秒となっています。求愛でしつこく迫っても不成立のことが多いのに、まとまるときはそんなものでしょうか。

 モンシロチョウの交尾を迫る方法の大半がこのようなものであるなら、♀が翅を広げ腹端を反らす交尾拒否の姿勢にはうなずけるものがありますね。
 
 
ダイミョウセセリ(♂ セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科)
ダイミョウセセリ ♂
 裏の畑で2箇月ぶりに見かけました。
 後翅表の白斑列はかなり薄く、白帯状の関西型でも無紋に近い関東型でもない中間型と思われます。
 
 
コミスジ(タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科)
コミスジ
 東の畑で見かけました。
 こちらは5/12以来で、ミスジチョウ系は見るもの見るものホシミスジです。
 
 
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