チョウいろいろ(2の2)

 
 朝方は4日続きの11℃、もう慣れました。
 予報は晴れでしたが、陽が射したのはお昼前後だけで、ほとんどの時間雲が空を覆っていて、最高気温は20℃でした。
 
 
 
ヤマトシジミ(どちらも♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 8:22)
ヤマトシジミ羽化不全
 朝、裏の畑を見回ってもアサギマダラの姿は見えず、サワフジバカマの蕾の上には2頭のヤマトシジミが並んでまだおねむ中でした。

 フィールドでは気づかなかったのですが、右側の個体は左前翅の前縁がたくれたようになっています。羽化不全によるものと思われますが、右側(右下の写真)は正常のようです。



 さて、一昨日の積み残しですが、
 
 
ウラナミシジミ(手前:♀・奥:♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2016/10/11)
ウラナミシジミ求愛
 裏の畑のローズマリーで♂が求愛し腹部を曲げようとすると、♀にひじ鉄を食らってこの後横倒しになりました。よく見えなかったのですが翅を開いたようでした。
 
ウラナミシジミ(手前:♂・奥:♀ 2016/10/11)
ウラナミシジミ求愛
 裏の畑の草の葉上で♂が腹部を曲げて交尾直前でしたが、葉の元のほうに何かが当たって成立しませんでした。
 
 
 
ヤマトシジミ(左;♂・右:♀ 2016/10/11)
ヤマトシジミ交尾経過
ヤマトシジミ交尾経過
ヤマトシジミ交尾経過
ヤマトシジミ交尾経過
ヤマトシジミ交尾経過
 裏の畑のシソの葉上での連続写真です。
 1枚目では、♂が♀の左側にとまって、まだ翅が動いているのに腹部を曲げ始めています。手が早い、いえ腹が早いですね。
 3、4枚目では、♂の腹端の♀の腹部をホールドする鍵爪が見えるので、まだ結合していないようです。
 5枚目では、交尾が成立したようで、EXIF情報によると1枚目からでも11秒しか経過していません。

 2016/9/26に見かけたモンシロチョウの交尾経過の場合も交尾成立までに8秒でしたから、手早く進めないとまとまらないとようですね。^O^
 
ヤマトシジミ(左;♂・右:♀ 2016/10/11)
ヤマトシジミ交尾経過
ヤマトシジミ交尾経過
 ♂が静かに♀から体を離し、回り始めました。通りかかったウラナミシジミの♂は知らん顔です。
 
ヤマトシジミ(左;♂・右:♀ 2016/10/11)
ヤマトシジミ交尾経過
 見慣れた交尾の姿になりました。

 比較的よく見かけるヤマトシジミの交尾シーンですが、経過を観察できたのはこれが初めてです。
 
 
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タグ:   羽化不全  交尾 

オオムラサキ(新生蝶(2016-No.39))

 
 朝方は23℃、一日陽射しがあり最高気温は32℃になりましたが、カラッとしていて梅雨明けを実感しました。
 
 
 
オミナエシ(オミナエシ科 2016/7/10)
オミナエシ
 裏の畑のオミナエシが咲き揃いかけ、チョウを始め虫たちが見られると期待していました。
 背景はキンカン、これも一昨日くらいから咲き始めています。
 
オミナエシ(2016/7/11)
オミナエシ
 一夜が明けると蕾がほとんど残っていませんでした。あちこちにシカの糞が落ちていました。




 本日、朝早くにパトロールに出てもこの暑さですから蝶影は薄かったのですが、その一方で雨模様続きのお天気だったので草の影は一層深くなっていました。


 裏の畑の尾根近くには高さ15mを超える大きなクヌギの木があり、時おりヒオドシチョウなどを見かけていました。
 今日カナブンなどが張りついているのに気がつき、樹液が出ているのかなと考えていると、眼前に大きなチョウがとまっていました。
 
オオムラサキ(♂ タテハチョウ科コムラサキ亜科)
オオムラサキ ♂
 オオムラサキはジャノメ・ポイント内の樹液酒場で見かけてばかりで、明るい場所で見たのは今回が初めてです。
 開翅を待とうと回り込もうとしたら翔ばれました。
 
オオムラサキ ♂
 一回りしてから見ると、戻ってきて樹液を吸っていましたがこれもすぐ逃げられました。

 オオムラサキは、2015/7/18、2014/7/5 2013/7/20(初見)がそれぞれお初ですから、それ相応の時期でしょうか。

 なお、オオムラサキは環境庁準絶滅危惧に指定されていますが、全国各地で保全活動が進められているため増加傾向にあるようです。
 
 
 
コチャバネセセリ(♂? セセリチョウ科セセリチョウ亜科 2016/7/6)
コチャバネセセリ
コチャバネセセリ
 庭の花壇で見かけました。

 二化個体のようですが、どこか違和感を覚えました。開翅しても右前翅がアンバランスな状態で、羽化不全によるものではないかと思われます。
 その後にこのような状態のコチャバネセセリを見かけたことがありませんが、この程度羽化不全なら正常に復するものかどうかについては知識がありません。
 
 
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タグ: 野草    羽化不全 

木枯らし一号

 
 朝方は12℃、陽射しは強かったのですが空気は冷たく、最高気温は21℃でした。

 東京と大阪で木枯らし一号が吹いたそうですが、当地でもそれらしい風が吹いていたのに京都とか奈良とか言わないのかと思ったら、東京と大阪だけの表現だそうですね。
 なぜ木枯らし一番と言わないのかについては疑問に思っていましたが、春一番ほど広域的な話でないことを初めて知りました。

 午後9時の段階で気温は10℃割れ、明朝は6℃まで下がるそうです。そろそろ霜が気にかかる頃になりました。

 結局、あっさり5℃を割り込みました。乾燥注意報が発令されているので霜はなかったようですが、石油ストーブを引っ張り出さなければと思うほどに寒いです。(2015/10/26追記)



 チョウがめっきり少なくなり、アサギマダラは見かけないし、ネタに困っています。
 
 
サワフジバカマ(キク科 2015/10/24)
サワフジバカマ
 やっと咲き揃った感じですが、アサギ君には間に合わなかったようです。
 隣のヒヨドリバナ畑も、花が黒くなってほとんど目立ちません。

 とりあえず、アサギ終息宣言を・・・

   2015: 10/05-10/17 13日間 3個体
   2014: 10/07-10/17 11日間 7個体
   2013: 10/06-10/21 16日間 3個体
   2012: 10/11-10/26 16日間 5個体
   2011: 10/09-10/24 16日間 5個体+α
   2010: 10/15-10/26 12日間 10個体前後(初見)

 秋の深まりが早かった今季は、幾分早めに飛来して早めに出立したようです。
 
 
 
ヤマトシジミ(羽化不全 シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2015/10/24)
ヤマトシジミ
ヤマトシジミ
 これ以上いじけようがないくらいで、よくこれで羽化できたものだと思います。
 うまく翔べないようでジャンプする程度、生き延びるのは難しそうです。
 
 
 
ベニシジミ(シジミチョウ科ベニシジミ亜科 2015/10/24)
ベニシジミ
ベニシジミ
 庭で全開翅してじっとしていました。
 前翅前縁はギザギザでスレているようにも見える一方、毛はふさふさだし挙動などから羽化不全とも思ったのですが、↑との兼ね合いによる考え過ごしのようです。(^^ゞ

 今秋、ベニシジミが極めて少ないように感じます。これから増えてくるのでしょうか。
 
 
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タグ: 自然・季節    アサギマダラ  草花  羽化不全 

ヤマトシジミの怪(新生蝶(2015-No.46))

 
 朝方は17℃とヒンヤリ目でしたが、陽射しがあってそのようには感じませんでした。曇りがちだったため最高気温は27℃どまり、陽射しがあるとそれでも暑く日陰を恋しく感じました。



 まずは、
 
キマダラセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
キマダラセセリ
キマダラセセリ
 花壇のマリーゴールドで吸蜜中です。
 ほかの黒いセセリチョウはこの時期リアトリスに集まることが多いのですが、キマダラセセリはマリーゴールドでよく見かけます。

 キマダラセセリは2014/6/21、2013/6/29、2012/6/17、2011/9/25がそれぞれお初ですから、それ相応の出現時期でしょうか。



 で、タイトルのことですが、
 
ヤマトシジミ(♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2015/6/20)
ヤマトシジミ ♂
ヤマトシジミ ♂
 裏の畑で見かけました。
 新鮮そうなのに、右後翅の下半分が欠けているように見えました。よくよく見ると後翅が半ばから折れ曲がっていて、開翅姿からは筒状にくっついているようです。
 それ以外には傷みも見えず緑毛も揃っているので、羽化間もない個体で羽化不全と思われます。

 ヤマトシジミの羽化不全を、これまで見かけたことがありません。あれだけ多いヤマトシジミに羽化不全が超レアとは考えられません。これまで見たことがなかったのは、それほど注意を払って観察していなかったということでしょうか。

 我が家周辺では、春先にヤマトシジミを見かけるとすぐ一化(第一世代)がこの世の春を謳歌し、パトロールをすると歩くたびに翔び立ち、踏み潰さないかと心配するのが例年のことでした。
 ところが今季はパトロールで見かけても1~2頭、全く見かけない日も珍しくありませんでした。

 いくら草刈りを丁寧に行ったとしても、ヤマトシジミの食草であるカタバミを根絶できるはずがありません。
 確かに、今季は低温だったり雨が多かった春で、順次羽化するものが死滅したとも考えられますが、それにしても極端な現象です。
 仄聞するところによると、他の地域でもヤマトシジミが激減している場合と例年より大幅に増えている場合があるそうですが、何が原因で、一体どういう現象でしょうね。

 ただ、極端に少ないおかげで例年より注意して観察していたため羽化不全個体を見ることができたわけですから、異常現象もあながち捨てたものではありませんね。(^^ゞ

 この個体は時期から考えて二化だろうと思われますが、数日前からは増えてきて昨日は20頭ほど見かけたので、これから例年並みに復するのではないかと期待?しています。
 個体数が少ないためか今季はまだ交尾シーンも撮影できていませんが、撮影できた段階で改めて状況説明したいと考えています。

 なお、タイトルは、「コロポックル讃歌」のclossiana さんによる命名です。
 
 
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タグ:   草花  羽化不全 

トラップ(新生蝶(2015-No.7)

 
 朝方は11℃で小雨、空気が冷たく気温はすぐ10℃を割りました。午後には晴れて空気も暖かくなり、最高気温は18℃に達しました。


 裏の畑では歩くたびにベニシジミが翔び立つようになってきましたが、これといった収獲はありませんでした。
 
 
アカタテハ(手乗り タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
アカタテハ 手乗り
アカタテハ 手乗り
 車庫(元納屋)のガラス窓でバタバタしていたので救出しました。
 指に乗ってもらうつもりでしたが、どんどん寄ってきて困りました。

 この車庫は三方が開いていて、カラスが入ってきて肥料袋をつついていたこともありました。いつも思うことですが、チョウならどこからでも出入りできるハズなのに、このガラス窓が出口と思ったらどうしてもそこから出ようとするようで、力尽きた個体も珍しくありません。私同様思い入れが強いのでしょうか。(^^ゞ
 
アカタテハ
 ずい分お疲れだったのか、救出後地面で開翅したまま休息していました。
 
 
ツマキチョウ(♀ シロチョウ科シロチョウ亜科)
ツマキチョウ ♀
ツマキチョウ ♀
 鉢植えの薹が立ったハボタンで吸蜜中です。欠けや傷はどこにもありませんが、羽化まもないというほどの新鮮さを感じませんでした。

 下表のとおりツマキチョウの例年の出現時期には幅がありますが、モンシロチョウなどとの私の見極め能力の問題かも知れません。


[新生蝶初見(初撮)日一覧表]
 20152014201320122011
月日 順 月日 順月日 順月日 順月日 順
モンシロチョウ 3/20 1 3/16 1 3/16 1 3/27 1 3/17 1
ルリシジミ 3/20 1 3/28 3 3/17 3 3/31 2 3/28 3
コツバメ 3/22 3 4/3 7 3/19 4 4/13 5
トラフシジミ 4/12 4 4/14 11 4/16 12 4/15 7 4/21 11
ベニシジミ 4/15 5 3/25 2 3/16 1 4/8 3 3/26 2
アゲハ 4/16 6 3/29 5 3/30 6 4/17 9 4/10 7
ツマキチョウ 4/17 7 4/10 9 4/2 8 4/27 11 5/2 12
モンキチョウ   3/28 3 3/25 5 4/14 6 4/12 8
ミヤマセセリ   3/31 6 5/8 13 5/5 14 5/7 13
ヤマトシジミ   4/9 8 4/10 9 4/15 7 4/7 6
ツバメシジミ   4/12 10 4/1 7 4/17 9 4/5 4
ヒメウラナミジャノメ   4/26 12 4/15 10 4/27 11 4/18 10
コチャバネセセリ   4/27 13 6/27 16 5/5 14 5/8 14
スジグロシロチョウ   4/27 13 4/15 10 4/12 4 4/5 4
クロアゲハ   5/6 14 5/13 14 5/7 16 4/16 9
ツマグロヒョウモン   5/11 15 5/13 14 4/29 13 5/9 15
※ 我が家周辺で各季の4月末までに見かけた新生蝶を、今季の初見日順で整理して
 います。今季まだ見かけていない場合は昨季の初見日順です。
  ただし、初見が5月の種の場合この16種内での相対的順位を表示しています。


 ところで、このハボタンには、ツマキチョウの前に先客がありました。
 
 
モンシロチョウ(♀ シロチョウ科シロチョウ亜科 15:03)
モンシロチョウ ♀
 挙動不審だったので産卵でもするのかと見守っていましたが、そのようでもなくベッドのつもりのようです。ツマキチョウを撮影するため周りをウロウロしましたが、逃げようともしませんでした。
 触覚は少し曲がっているように見えるし、口吻はうまく巻き取れないようなので、羽化不全個体なのかも知れません。
 
(19:48)
モンシロチョウ ♀
 やはり触覚は収納しきれずに残っていますね。
 
 
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タグ:   手乗り  羽化不全 

雨の3日も

 
 昨日一昨日は一日雨模様、本日もどんよりで蝶影を全くといっていいほど見かけませんでした。


 載せそびれている在庫から・・・
 
 
コツバメ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科 2014/4/10)
コツバメ
コツバメ
 花も終わりかけのアセビで、枝込みを翔び回っていました。産卵しているのかと注意していましたが、確認できませんでした。

 これ以降見かけていませんので、今季はこれが最後のあいさつだったのか、チラッと翅表を見せてくれました。コツバメの青はこんな色です。^^;
 例年もう少し長く滞在して産卵し、玄関先で手にも乗って楽しませてくれたのですが、アセビの開花が早かったのか、訪問時には白だけが盛りで赤や桃色は盛りを過ぎていました。
 
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科 2014/4/10)
ムラサキシジミ
 ↓であれだけ産卵シーンを載せたのにと疑問に思われる向きもあると存じますが、成虫で越冬しているハズなのにほとんど傷みが見られません。
 しかも、羽化不全のためか、後翅は大きく前翅は小さくシワがよっています。だからこそ身をひそめていて、一病息災の結果だったのかもしれません。
 陽が射しても、開翅する気配はありませんでした。
 
 
ヤマトシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2014/4/14)
ヤマトシジミ
 ヤマトシジミだって、緑毛が青く光るんだよと主張しているみたいです。
 
 
ツバメシジミ(♂ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2014/4/16)
ツバメシジミ ♂
 ツバメシジミの青は濃くて、後翅裏のオレンジと相まってより美しく見えます。
 
 
ルリシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2014/4/17)
ルリシジミ
 タイムのお披露目です。(^^ゞ
 
 
トラフシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科 2014/4/17)
トラフシジミ
トラフシジミ
 我が家でのトラフシジミの定位置は、やはりハナズオウです。二桁のクマバチをぬって、吸蜜していました。


 時系列にズラズラ載せましたが、期せずしてシジミ・レビューになりました。


 次の日曜日くらいまで更新をお休みしますね。
 
 
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タグ:   花木  草花  羽化不全 

新生蝶(2014-No.3~4)

 
 朝方は3℃、霜注意報が出ていましたが特に影響は見られませんでした。
 午前9時前まで濃い霧で、鳥たちの姿も見かけましたが写真にはなりません。
 最高気温は22℃と今季の最高を更新、一日中お日さまさんさんで風もなく、パトロールしていても暑いくらいでした。


 そんな中、たくさんのチョウを見かけました。明日、明後日と雨の予報ですので、雨の日対応で2回に分けて掲載します。
 まずは、新生蝶です。
 
 
ルリシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ルリシジミ ♀
ルリシジミ ♀
ルリシジミ ♀
 東の畑で山勝手から降りてきて、スイセンで吸蜜しています。
 とりあえずの証拠写真は抑えましたがすぐ逃げられ、どの写真もトリミングが必要です。
 チラリと伺える翅表から♀のようです。左右の翅ともシワがよったり、たくれたりしていて、羽化不全と思われます。

 ↓の初見(初撮)日一覧表のとおり、サクラも早く開花した昨季を除き、3月下旬の出現、おおむね三番手です。
 
 
左:キタキチョウ(シロチョウ科モンキチョウ亜科)
右:モンキチョウ(♂ シロチョウ科モンキチョウ亜科)
左:キタキチョウ・右:モンキチョウ ♂
 証拠写真以前ですが、モンキチョウがとまってくれず、この写真1枚きりです。

 モンキチョウが誤認求愛しているのか、しつこく求愛してきたキタキチョウにモンキチョウが堪忍袋の緒を切ったのか、私は後者ではないかと推察しています。
 なぜかと言えば、モンキチョウ♀の翅はほとんどが白く(少ないが黄色の個体もある。)、黄色いキタキチョウを♀と誤認する可能性は少ないと思われるからです。
 しかも、過去に、翅の白いモンキチョウの♀がモンシロチョウに追われ、反撃したシーンを見かけたことも考慮すると、私の鼻では識別できないフェロモンだけでなく、翅色も求愛の相手探しの要件になっているのではないかと思っています。

 モンキチョウの初見(初撮)日早まってきているように見えますが、以前には翔んでいる場合キタキチョウと区別できなかったからだと思っています。


[新生蝶初見(初撮)日一覧表]

 2014201320122011
 初見日 順 初見日 順 初見日 順 初見日 順
モンシロチョウ  3/16 1  3/16 1  3/27 1  3/17 1
ベニシジミ  3/25 2  3/16 1  4/8 3  3/26 2
ルリシジミ  3/28 3  3/17 3  3/31 2  3/28 3
モンキチョウ  3/28 3  3/25 5  4/14 6  4/12 8
コツバメ     3/19 4  4/13 5
アゲハ     3/30 6  4/17 9  4/10 7
ツバメシジミ     4/1 7  4/17 9  4/5 4
ツマキチョウ     4/2 8  4/27 11  5/2 12
ヤマトシジミ     4/10 9  4/15 7  4/7 6
ヒメウラナミジャノメ     4/15 10  4/27 11  4/18 10
スジグロシロチョウ     4/15 10  4/12 4  4/5 4
トラフシジミ     4/16 12  4/15 7  4/21 11
ツマグロヒョウモン     5/13 13  4/29 13  5/9 13
クロアゲハ     5/13 13  5/7 14  4/16 9
※ 各季の4月末までに見かけた新生蝶を、今季の初見日順で整理しています。
  今季まだ見かけていない場合は、昨季の初見日順です。


 この順番を狂わせているコツバメを探すため一日に何回も3株のアセビを確認していますが、アカタテハやテングチョウ、アブの仲間ばかりで、気にかかっています。
 
 
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タグ:   草花  羽化不全 

先が案じられる

 
 午前中は陽射しもあって比較的暖かかったのですが、午後にわか雨があると、急に寒々しく感じるようになりました。


 さて、朝が6℃とこの秋一番の冷え込みだった昨日のことです。

 午前中に確認したところ、越冬中のキタキチョウ #1がいなくなっていました。日中は20℃近くになったので翔び出したのか、何らかの危険を感じたのかのどちらかなのでしょうね。
 
キタキチョウ(シロチョウ科モンキチョウ亜科 11:02 2013/11/5撮影以下同じ)
キタキチョウ
 シュウメイギクの葉裏で休憩中です。
 この日数頭が翔んでいて、行方を見守っているといろいろな葉の裏に潜り込みます。のぞき込んだり撮影しようとすると機敏に逃げられ、この個体も回り込もうとすると翔び立たれました。
 
 
 
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
ヒメアカタテハ
 この個体は挙動不審だったので、また産卵するのかと思いましたが、少し違っていて、翔ばずに歩いて移動します。開翅したので理由が分かりました。
 
ヒメアカタテハ 手乗り
ヒメアカタテハ 手乗り
 右前翅がひどく萎縮し、右後翅にも及んでいます。羽化不全と思われます。
 コンデジがポケットになかったため、デジイチによる撮影です。ヒメアカタテハに乗ってもらったのは、今回が初めてです。

 この写真では指先が隠れていますが、さて爪は長いままでしょうか。
 
ヒメアカタテハ 手乗り
 右裏翅は、こんな状態です。逃げても2~3m先までしか翔びませんでした。

 こんなにすぐ爪をご覧いただく機会があるとは思わず、戻ってから慌てて切りました。^^;
 
 
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タグ:   手乗り  羽化不全 

目一杯

 
 朝方は19℃、最高気温は25℃と昨日と余り変わりませんでした。雨の予報でしたが、早朝に小雨があった程度、曇りがちでしたが時おり陽射しもあり、慌てて鉢花に水をやりました。


 で、昨日のことです。
 
 
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科 2013/10/4撮影以下同じ)
ヒメアカタテハ
 東の畑で長い時間じっとしてくれ、これだけ近づいても逃げようとしません。それならと指を差し出すと、スッと逃げられました。
 
(この写真のみ本日撮影)
ヒメアカタテハ
 今日も同様のパターン、指を差し出しても同じでした。

 花でモデルになってほしいと思ってると、
 
ヒメアカタテハ
 花がらになりかけのヒャクニチソウでポーズです。
 土の上と同じ要領で覆いかぶさると逃げられました。土の色が保護色になることを知っているような気がしました。
 
 
ツマグロヒョウモン(♀ タテハチョウ科ドクハチョウ亜科)
ツマグロヒョウモン ♀
 進入路の擁壁上でお休み中です。
 ちゃうちゃう、これじゃないのです。^O^
 
(産卵)
ツマグロヒョウモン 産卵
ツマグロヒョウモン 産卵
 擁壁上部の法面にはスミレが群生しており、枯枝や草を分け、腹部端を突っ込んでは産卵しています。腹部端はどうしても見えず、これが精一杯です。
 ツマグロヒョウモンの産卵シーンは、何故か初見です。
 
 
ヒカゲチョウ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
ヒカゲチョウ
 ムラシ・ポイントから進入路の擁壁上に出てきてくれました。
 この秋、遠くの開翅姿を見かけたことがあるのですが、初掲載です。
 
 
ルリタテハ(秋型 タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
ルリタテハ 秋型
ルリタテハ 秋型
 まだまだ敏感で証拠写真ですが、今季我が家周辺では春の越冬明けを含めてお初です。



 ヒヨドリバナ畑では、
 
ベニシジミ(夏型)
ベニシジミ 夏型
 ぼつぼつ見かけていて、そろそろ秋型かと思って撮影しました。前翅周囲の黒い部分の幅が広い夏型で、春型類似の秋型はもう少し先になりそうです。
 
 
コガタスズメバチ(捕食 スズメバチ科)
コガタスズメバチ 捕食
 ヒヨドリバナ畑では、コガタスズメバチやキイロスズメバチなどが常時パトロールしており、株元に潜んでいることもあるので、注意して近くに来るとその場を離れるようにしています。

 ベニシジミを撮影しているとその後方に飛んで来て見慣れぬ動きをしていたので、思わずシャッターを切りました。獲物は顔つきからセセリチョウ、この場所でよく見かけるイチモンジセセリのように思われます。
 
 
ウスバツバメガ(♂ マダラガ科ホタルガ亜科)
ウスバツバメガ ♂
ウスバツバメガ ♂
 スジグロシロチョウが翔んで来て東の畑のムクゲにとまったと思ったのですが、よく見るとホタルガのお仲間でした。翅がしわしわなので、羽化直後で伸び切っていないのか、羽化不全と思われます。
 1枚目の姿勢でてっきり産卵と確信したのですが、触角を確認すると櫛状の♂でした。(^^ゞ
 
 
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タグ:   草花  野草  産卵  昆虫(蝶以外)  捕食  羽化不全 

ゼフ2号

 
 午前中は曇りがちでしたが、昼前から夏の空、夏の雲、真夏日となり、蒸し暑く感じました。
 3日続きの強い風が一段と強く、居座っている台風3号の影響のようです。


 気にかかっていた村内の継続観察地とヒカゲランドを回ってみました。順序が逆ですが、まずはヒカゲランドから。
 
 
ミズイロオナガシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ミズイロオナガシジミ
 ヒメジョオン(花はなかったので多分)の茎にとまっていました。
 もちろん初見、アカシジミに続くゼフィルスに出会えました。初見蝶としては今季第1号です。
 こちら側から見る限り、それほど違和感を感じなかったのですが・・・
 
ミズイロオナガシジミ
 エッ、どうなってるの?
 
ミズイロオナガシジミ
ミズイロオナガシジミ
 右前翅も内側に少したくれていますが、左前翅は上部が内側に折れ曲がっています。ほかに傷みが見えないようなので、羽化不全と思われます。
 
(手乗り)
ミズイロオナガシジミ 手乗り
 かなりの時間開翅を待っていたのですが、望みは叶いません。
 では、と・・・(^^ゞ
 翔びはできるようですが、猛スピードや遠くへは翔べないようです。


 樹液酒場4店舗はどれも開店しておらず、かなり大きめのヒゲ虫がうじゃうじゃでした。
 帰り際に1号店をのぞいた方がありました。
 
 
ヒカゲチョウクロヒカゲ(♂ タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
クロヒカゲ ♂
 
(↑のトリミング、上下逆)
クロヒカゲ ♂
 識別点でヒカゲチョウに傾くところもありますが、総合的にクロヒカゲと判断しました。我が家周辺では、今季まだ見かけていません。

 地色が濃かったこと、後翅眼状紋周りの薄青紫色のシャドウが鮮やかだったことからクロヒカゲと判断しましたが、やはりヒカゲチョウのようです。識別ポイントは大切にしなければなりませんね。(^^ゞ
蝶鳥ウォッチング」のYODA さんから教えていただきました。いつもありがとうございます。(2013/6/13追記)
 
 
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