蝶いろいろ(2の2 シジミチョウ科編)

 
 未明、間欠的に滝のような音がして雨が降りました。
 雨量としては、3:00までの1時間に13mm、4:00までに9mm、累計は1:00から4:00までの3時間に25mmですから大したことはなかったのですが、怖い思いをしました。

 しとしと雨の朝方は21℃、日中は降ったりやんだりで、午後3時前から陽が射し始め、最高気温は夕方に27℃となりました。




 そんなお天気でしたから、本日はチョウパトは中止しました。
 6/21以降の積み残し、↓の続きです。
 
 
ルリシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2017/6/22)
ルリシジミ
 我が家の敷地の大クヌギ付近のワラビ畑で、ルリシジミが開翅していました。
 
ルリシジミ
 翔ばれて、そちらへ近づいても開翅してくれましたが、少し角度が足りません。
 右後翅の緑毛に小さな欠けが見られますが、滅多に開翅してくれないルリシジミ♀の開翅姿はつくづく美しいと思えます。

 ところで、我が家のワラビ畑は日当たりがよすぎてワラビの生育も不揃いな上、丈の高い草も多いので見通しが悪いのか、この場所でダイミョウセセリがテリ張りしているのを見たことがありません。
 ですから、樹木に囲まれたお隣のワラビ畑に侵入するのです。(^^ゞ
 
 
ウラナミシジミ(産卵 シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2017/6/28)
ウラナミシジミ産卵
 庭のスイトピーで、ウラナミシジミが久しぶりに産卵していました。
 すぐ下の蕾に卵が見えます。
 
 
ベニシジミ(シジミチョウ科ベニシジミ亜科 2017/6/26)
ベニシジミ
ベニシジミ
 東の畑のホウズキの葉上で見かけました。
 羽化不全のようで、右の前後翅がひどく傷んでいます。
 
ベニシジミ(2017/6/28)
ベニシジミ
ベニシジミ
 同じ東の畑のヒャクニチソウで吸蜜中です。
 ↑から2日後のことで、羽化不全個体が生き続けられるのかの疑問は残りますが、同一個体のように思えます。
 今回の写真から、後翅中央の傷んだ部分と前翅が癒合したため羽化不全になったものと考えられそうです。
 
 
ムラサキシジミ(♀ シジミチョウ科ミドリシジミ亜科 2017/6/29)
ムラサキシジミ
 ムラシ・ポイントで見かけました。
 右前翅外縁に小さな欠けが見えますが、比較的傷みの少ない個体です。
 
ムラサキシジミ(♂ 2017/6/29)
ムラサキシジミ
 同じ日にムラサキ・ポイントで見かけました。
 一化♂と思われる個体のまともな開翅シーンは今季お初です。
 比較的傷みの少ない個体ですが、右後翅外縁が少したくれたようになっていて、これも羽化不全かなと思わされます。
 
 
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タグ:   産卵  羽化不全 

ムラシ一化個体の産卵

 
 朝方は薄曇りの18℃、一時パラっときました。午後遅くに陽射しがあって、最高気温は28℃、昨日より更に蒸し暑い一日でした。
 夜には雨になりました。




 昨日のムラサキシジミの競艶に味を占めて、ムラシ・ポイントとムラサキ・ポイントを中心にパトロールしました。
 ムラサキ・ポイントではこれといった収穫はありませんでしたが、ムラシ・ポイントでは昨日の再現になりました。
 昨日の残りを押しのけて、こちらが続きみたいになりました。
 
 
ムラサキシジミ #1(♀ シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ
 180度以上の平開など、開翅はもういいよ状態でした。
 
(産卵 13:28)
ムラサキシジミ
 新芽で産卵していますが、腹端は見えませんでした。
 
 
ムラサキシジミ #2(♀)
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ
 紫青色はよく残っていますが、左後翅の翅頂が少し切れています。
 この個体の左後翅裏に赤い玉のようなものが付着していますが、セミやクモなどに寄生するカベアナタカラダニのようです。
 
(産卵 13:40)
ムラサキシジミ
 こちらは枝込みで産卵しています。
 左後翅裏のダニは見えませんが、左後翅の翅頂は切れていますので、同一個体です。


 ムラサキシジミの一化と思われる個体の産卵は、2015を除いて、2016/6/15、2014/6/23、2013/6/25、2012/6/25にそれぞれお初で確認しています。
 全てムラシ・ポイントで見かけていますが、今季もそれなりの時期でしょうか。
 
 
ムラサキシジミ #3(♀)
ムラサキシジミ
 ひどく傷んでいる個体で、カベアナタカラダニの大きいものが腹部に付着しています。
 
 
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タグ:   産卵 

ウラナミシジミ産卵(新生蝶 2017-No.35)

 
 朝方は13℃、空気のヒンヤリした一日で、最高気温は23℃でした。
 
 
 
ウラナミシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ウラナミシジミ
 庭のスイトピーで見かけました。
 ほぼ目一杯開翅してくれました。
 
ウラナミシジミ(産卵)
ウラナミシジミ
ウラナミシジミ
 早速産卵していました。
 
ウラナミシジミ(卵)
ウラナミシジミ
 卵は白い円盤状で、中央部分が凹んでいます。
 産卵シーンは毎季のように見かけますが、まだ幼虫すら見たことがありません。

 ウラナミシジミは、2016/5/23、2015/6/12、2014/9/27、2013/9/29、2012/9/24、2011/10/3がそれぞれお初で、我が家周辺では2014まで完全に秋のチョウでした。
 一昨季からスイトピーがよく咲くようになり、初夏にウラナミシジミを見ることができるようになりました。
 
 
ヒメキマダラセセリ(♂ セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
ヒメキマダラセセリ
 庭のコクタンで写真右下のマダラガの仲間を撮影していると、オレンジのセセリチョウが飛来しました。
 
ヒメキマダラセセリ
 開翅しなかったので、いろいろなアングルで撮影しました。
 何か分からず、候補はヒメキマダラセセリ、コキマダラセセリ、スジグロチャバネセセリ、ヘリグロチャバネセセリで、ヒメキマ以外は未見なのですわ初見蝶かと色めきました。(^^ゞ
 
ヒメキマダラセセリ
 チラリと見える翅表のオレンジ色の斑紋から、残念ながらヒメキマダラセセリのようです。
 コクタン訪問蝶第4号です。
 
 
モンシロチョウ(産卵 夏型 シロチョウ科シロチョウ亜科)
モンシロチョウ
 昨日あたりからモンシロチョウが増えてきたと思っていましたが、デッキ前の花壇のイベリスで早速産卵していました。
 
 
アゲハ(夏型 ♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 2017/6/10)
アゲハ
 これは昨日、花壇のベロニカで吸蜜していました。
 どちらかと言えば、咲き揃ったベロニカのお披露目です。^O^
 
アゲハ(左:夏型 ♂・右:夏型 ♀)
アゲハ
 アゲハも昨日あたりから増えてきたと思っていましたが、早速求愛シーンです。
 ♂が翅表を見せつけて交尾を促しています。この後は求愛飛翔に移り、空高く上っていきました。
 
 
サトキマダラヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 2017/6/10)
サトキマダラヒカゲ
 昨日ムラサキ・ポイントをパトしていると、葉陰から翔び出したサトキマダラヒカゲが、ベストの腹部分にとまりました。
 お目当てにはちっとも遭遇しないのに、君に好かれてもねぇという感想です。(^^ゞ
 
 
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タグ:   草花  産卵  手乗り 

梅雨入り(5(6)月の虫たち アブ編その2・カメムシ編)

 
 近畿では昨日梅雨入りし、昨日はやみ間のない雨の一日でした。
 本日は午前中雨模様、午後に一時陽射しがありましたが、また雲が広がりパラつくこともありました。最低気温は16℃、最高気温は23℃でした。




 こんなお天気では、蔵出ししかありません。(^^ゞ
 まずは、アブ編の続きでムシヒキアブです。アブ編その1はこちらです。
 
オオイシアブ(ムシヒキアブ科イシアブ亜科 2017/5/30)
オオイシアブ
 ムラサキ・ポイントで見かけました。
 小ぶりのムシヒキアブですが、まだ捕食シーンを見たことがありません。
 
 
チャイロムシヒキマガリケムシヒキ(ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科 2017/6/1)??
マガリケムシヒキ
 ムラサキ・ポイント付近で見かけました。
 枯れた竹に産卵しているように見えます。以前、マガリケムシヒキが地面に積もった落ち葉の下に産卵しているシーンを見たことがありますが、これが産卵だとしたら幼虫は何を食べるのか首を傾げます。
 
マガリケムシヒキ
 気づかなかったのですが、竹の反対側に小さなクモが2頭いて、産卵もそこそこに素早く襲いかかりました。
 トリミングはムシヒキアブが去った後ですが、下のクモはへしゃげたように見えます。口吻を突き刺そうとしても無理だったのかも知れません。

 記事掲載時にも気になっていて改めて調べなおしたところ、マガリケムシヒキの腹部は黒一色で明確に違います。チャイロムシヒキでもない可能性はありますが、現段階ではこれ以上調べ切れません。(2017/7/19訂正・追記)

 
 
ヤニサシガメ(幼体 サシガメ科モンシロサシガメ亜科 2017/5/30)
ヤニサシガメ
 ムラシ・ポイントで見かけました。
 まだ翅が成長していないので、同定に戸惑いました。
 マツの樹上で生活し、他の小昆虫を捕らえて食べるそうです。
 
 
シマサシガメ(サシガメ科モンシロサシガメ亜科 2017/6/1)
シマサシガメ
 ムラシ・ポイントで見かけました。我が家周辺でよく見かけるサシガメです。
 肉食性で、チョウやガの幼虫などを捕らえ、口吻を突き刺して体液を吸うそうです。
 
 
オオクモヘリカメムシ(ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科 2017/5/21)
オオクモヘリカメムシ
 ワラビ畑で見かけました。
 体は緑色で、体長は20mm前後の比較的大きなカメムシです。
 カキやミカンなどの果実を食害するそうです。
 
 
クヌギカメムシ(クヌギカメムシ科クヌギカメムシ亜科 2017/5/30)
クヌギカメムシ
 ムラサキ・ポイント付近で見かけました。
 体色は緑色で、ツートンカラーの長い触角があります。
 
 
クサギカメムシ(カメムシ科カメムシ亜科 2017/5/21)
クサギカメムシ
 裏の畑で見かけました。
 人家に入ってくる嫌われものと気づかず撮影しましたが、模様はなかなか渋いですね。(^^ゞ
 
 
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タグ: 昆虫(蝶以外)  産卵  捕食  その他生き物 

テングチョウの産卵

 
 朝方は11℃、陽射しは強く、最高気温は24℃でした。




 チョウパトに出ても、元気なのはサトキマダラヒカゲとヒカゲチョウ程度で、ヒメウラナミジャノメは激減してチラホラ、見慣れたシジミチョウもほとんど見かけず、かと言ってお目当ては姿を見せず、蝶影の薄い日でした。

 なら虫を探せばとはならず、蝶が少ない日は虫影も薄いことが多いですね。(^^ゞ
 
 
テングチョウ(産卵 タテハチョウ科テングチョウ亜科 11:39-12:40)
テングチョウ
テングチョウ
 ムラシ・ポイントと庭の境のムクエノキで産卵していました。

 時期からみて流石にもう越冬個体ではないと思われますが、羽化したての一化(第一世代)個体にも見えず悩ましいところです。
 一化個体らしいものはこれがお初ですが、エイ!で一化個体としておきます。
 
テングチョウ
 産卵に疲れたのか休憩中です。
 毛がフサフサですから、一化個体で大丈夫でしょう。

 ところで、テングチョウの♂♀識別は、前翅表中央の橙斑の後部に小さな橙斑がクッキリしている(大きさはまちまち)ものが♀とするのが簡明ですが、この個体は♀なのに小さな橙斑がありません。
 テングチョウの♂♀識別の金科玉条としていましたが、例外もあると知っておくことが必要なようです。
 
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科 2017/6/3)
ムラサキシジミ
 昨日ムラシ・ポイントで見かけました。
 これはお初の一化個体で間違いなさそうです。
 
ムラサキシジミ
 こちらは本日、これもムラシ・ポイントで見かけました。

 いずれも午前中の早めの時間帯で、斑紋から同一個体と思われますが、粘っても開翅してくれませんでした。
 羽化間もないこの時期の翅表は、毛がフサフサでベルベットのような手触り(触ったことはありませんが)の紫が強い紫青色で、是非見せてもらいたいものです。
 
 
アゲハ(夏型 ♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
アゲハ
アゲハ
 ムラシ・ポイントで葉上にじっととまっていました。
 どうしたのだろうと見ると、ピカピカの上、前後翅とも端のほうがシワシワ、橙斑も薄く、羽化したて個体と思われます。
 周辺に抜け殻は見かけませんでしたが、体液を送って翅を伸張させているようです。

 一部でアゲハがどうしたと話題になっている際にこのようなものを見るとはと、ニヤリとしてしまいました。
 
 
アサマイチモンジ(タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科 2017/6/3)
アサマイチモンジ
 これは昨日、ムラシ・ポイントで見かけました。
 お初の写真よりはずい分マシにしても、翅表はまだちゃんと撮影できず、相棒のイチモンジチョウは姿を見せずで、一目瞭然は当分お預けのようです。^O^
 
 
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タグ:   産卵  羽化 

七分の一の温情(新生蝶 2017-No.33)

 
 昨日の激しい雷雨の余波か朝方は18℃と暖かめで、陽射しは強くムシムシしたのですが、風があり最高気温は28℃どまりでした。




 鉢植えのシークワーサーでは、例年アゲハの仲間の産卵を観察しているのですが、今季はアゲハの幼虫が育っていました。
 
アゲハ(4齢?幼虫 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 2017/5/26)
アゲハ幼虫
 幼虫が7頭いたのですが、開花し始めたので家内がシークワーサーに防虫網をかけ、そのついでに除去したようです。

 体長約20mmの一番大きいのが残っていたので、見落としたのではなく残してくれたようです。ただ、見落とした可能性もあるので恐くて聞けません。
 逆に、小鳥などの天敵から守られていると思えば・・・^^;
 
アゲハ(5齢(終齢)?幼虫)
アゲハ幼虫
 昨日脱皮して緑色になり、本日はもう30mm程度と大きくなっていました。
 アゲハの幼虫には終齢が5齢と6齢の場合があるようで、この個体がいずれかは不明です。
 
アゲハ(産卵)
アゲハ産卵
 本日もシークワーサーに産卵に来たのですが、防虫網に遮られて果たせず、下隣りのウンシュウミカンで産卵していました。
 
 
ヒメジャノメ(♂ タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
ヒメジャノメ
ヒメジャノメ
 夕方、ジャノメ・ポイントで見かけました。

 我が家周辺では、ヒメジャノメは見慣れたチョウですが、よく似たコジャノメは見たことがありません。生息範囲内だし、食草は一部共通しているし、コジャノメはそれほど珍しい種ではないので、その理由はよく分かりません。

 ヒメジャノメは、2016/8/26、2015/5/27、2014/8/31、2013/5/30、2012/6/6、2011/6/6がそれぞれ初撮で、5~6月の一化(第一世代)個体を撮影し損ねると、7~8月の二化になり、その点で変動幅の理由は明解です。(^^ゞ
 
 
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タグ:   幼虫  産卵 

モンキアゲハ産卵(新生蝶 2017-No.28)

 
 昨日一昨日の余波で朝方は18℃の曇り空でしたが、午前10時を過ぎてから晴れて最高気温は26℃と夏日に戻りました。




 雨上がりの翌日にしては蝶影も薄く、午前中のパトではほとんど収穫がなかったのですが、午後のことでした。
 
モンキアゲハ(♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
モンキアゲハ
モンキアゲハ
 数日前からムラサキ・ポイントの林縁を一方向に行ったきり戻ったきりしていましたが、思いもかけず翔び出して来るので撮影が間に合いませんでした。
 本日は、付近で大きな弧を描くように翔んでいたので、これなら飛翔撮影も何とかなるだろうと思ったのですが、さて何とかなったでしょうか。
 
(産卵)
モンキアゲハ産卵
モンキアゲハ産卵
モンキアゲハ産卵
モンキアゲハ産卵
 裏の畑の中ほどの大きなユズの木の周りを翔んで、産卵し始めました。
 結構な斜面での大きな木ですから下からは狙いにくく、とりあえず上からの逆光、空抜け撮影ですが、想像産卵、シルエット産卵などなどにしかなりません。
 
モンキアゲハ産卵
 一応写真にはなっただろうと、無理を承知で下からの順光側で待つと、これが最後だよとばかりに低い位置で産卵してくれました。

 モンキアゲハは、2016/5/20、2015/5/14、2014/6/3、2013/5/21、2012/5/27、2011/5/26がそれぞれ初撮ですから、時期としてはまぁこんなものでしょうか。



 さて、今季初撮(2017/5/16)のお口直しです。
 
コチャバネセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科 2017/5/19)
コチャバネセセリ
 ジャノメ・ポイント南外側のワラビ畑です。
 粘りましたが開翅してくれませんでした。
 
(2017/5/23)
コチャバネセセリ
 同じワラビ畑です。
 逆にこちらは閉翅しませんでした。
 
 
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タグ:   産卵 

クロアゲハ産卵(新生蝶 2017-No.26-27)

 
 朝方は15℃、少し風があって最高気温は29℃でした。
 昨日は30℃-、当地は今季まだ真夏日になっていません。



 とは言うものの、日中はチョウもほとんど翔んでおらず、日陰で涼んでいるようですから、早朝に出てみました。
 いたのはカシ類の葉上で寝ていたスズメバチくらいで、うっかりポイントも歩けません。
 
 
クロヒカゲ(♂ タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
クロヒカゲ
 恐る恐るジャノメ・ポイント内の樹液酒場(No.1)をのぞくと、すぐに翔ばれたサトキマダラヒカゲ1頭と、別にチョウ1頭を見かけました。
 薄暗いところですから目視では斑紋がよく見えず、フィールドでは我が家周辺で先行して出現するヒカゲチョウだと思い込んでいました。
 PCに落としてクロヒカゲと分かりました。青紫色のラインが鮮やかで、傷みも見えない個体でした。

 クロヒカゲは、2016/6/15、2015/6/7、2014/8/12、2013/6/24、2012/6/10、2011/9/25がそれぞれお初で、これまでで初めて5月中に見かけることになりました。
 まぁこれで世間並みで、我が家周辺では一化(第一世代)の個体数が少ないため時代遅れになっていたものが、今季はたまたま早く見られたのではないかと思っています。
 
樹液酒場No.1
樹液酒場
 午後になるとオオスズメバチが居座って樹皮を齧っていて、サトキマダラヒカゲは遠慮がちのようでした。
 
樹液酒場No.4
樹液酒場
 大クヌギの樹液酒場も本日オープンしたようで、ここではスズメバチの姿が見えず、サトキマダラヒカゲが腰をすえて樹液を吸汁中でした。
 潜っているのは、ヒメオビオオキノコのようです。
 
 
ヒメキマダラセセリ(♂ セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
ヒメキマダラセセリ
ヒメキマダラセセリ
 ジャノメ・ポイントで見かけました。

 フィールドでは、てっきり我が家周辺でポピュラーなキマダラセセリかと思い、早いなぁと翅表がこんなにオレンジ色の範囲が広かったかなという印象でした。
 翅裏の斑紋が異なっているのでキマダラセセリとは違うと思いましたが、似たようなものは多いので、PCに落としてからやっとヒメキマダラセセリと分かりました。

 ヒメキマダラセセリは2015/5/24、2013/6/8(初見)がそれぞれお初で、そう珍しいチョウではないのに我が家周辺では比較稀少種になっています。
 
 
クロアゲハ(♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
クロアゲハ産卵
 産卵に来たハズなのに、鉢植えのシークワーサーの周りを翔び回って一向にとまりません。
 
クロアゲハ産卵
 数瞬の間でしたので、ピントが大甘です。
  
クロアゲハ(卵)
クロアゲハ卵
 1個しか卵を見つけられませんでした。
 
アゲハ(3齢?幼虫 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
アゲハ幼虫
 アゲハの幼虫が何頭かいますが、中で一番大きくて体長は15mm程度です。
 クロアゲハが産卵にきたので驚いたのか、慌てて全員が移動し始めました。

 もっと大きくなったのもいたのですが、この木には徘徊性のクモもいるし、まだ葉が展開し始めた段階で素通しですからトンボなどに捕食されたのか、家内が見つけて排除したのか、とにかくリスク満載です。^^;
 
 
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タグ:   樹液酒場  昆虫(蝶以外)  産卵   

まだ頑張りますか(新生蝶 2017-No.20-21)

 
 朝方は15℃、陽射しは弱めで最高気温は24℃どまり、午後遅くには薄曇りになりました。



 裏の畑の尾根のムラサキ・ポイント付近には、アゲハの仲間が通過する蝶道があるので、パトロールごとに空を見上げています。
 狙いは黒系アゲハです。
 
 
カラスアゲハ(♂ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
カラスアゲハ
カラスアゲハ
 林縁をかなりのスピードで通過するので、離れないとフレームに入らず、しかも前方を待ち受けて狙うと途中で引き返したりと悪戦苦闘しました。

 カラスアゲハは、2016/6/10、2015/5/17、2014/6/15、2013/9/13、2012/6/10、2011/5/16がそれぞれお初です。我が家周辺ではカラスアゲハよりミヤマカラスアゲハのほうが個体数が多く、出現時期にはかなりバラつきが見られます。



 今朝、家内から、庭で白い丸のある黒いアゲハがいると呼ばれました。
 丸くはないけど、一にモンキアゲハ、二にナガサキアゲハくらいかなと思いながら庭に出たのですが、仏の顔も二度までだったのか、姿も見ないまま翔び去っていました。

 午後、庭から見える下隣りの元畑で、ウンシュウミカンの周りを黒いアゲハが翔び交っていました。
 
ナガサキアゲハ(♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
ナガサキアゲハ
ナガサキアゲハ
 まだ蕾が膨らんだ段階のウンシュウミカンやキンカンの周囲を翔び回って産卵しているようでしたが、とまっても向こう側の枝込みですぐ翔び立ち、産卵は確認できませんでした。

 ナガサキアゲハは、2016/8/3、2015/5/25、2014/9/3、2013/5/20、2012/7/25(初見)がそれぞれお初で、時期にバラつきが大きいのは我が家周辺で個体数が極端に少ないからだと思われます。


 我が家周辺でこれまでに見かけた黒系アゲハは、多い順にクロアゲハ>モンキアゲハ>ミヤマカラスアゲハ>カラスアゲハ>アオスジアゲハ>ナガサキアゲハ>ジャコウアゲハだろうと推定しています。
 ただ、今季はまだクロアゲハを見ておらず、カラスアゲハやナガサキアゲハがそれより早くなったのはこれまでで初めてです。



 さて、タイトルですが、西の方のことでは決してありません。(楽屋落ち)(^^ゞ
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ
 ムラシ・ポイントで見かけました。傷み具合から、昨日と同一個体と思われます。
 開翅してくれても、どこが紫なんやねんとツッコミたくなるような姿です。
 
(産卵 13:11~13:51)
ムラサキシジミ産卵
 何と産卵し始めました。
 
ムラサキシジミ産卵
 芽のつけ根右側に↑で産卵した卵が見えます。
 
ムラサキシジミ産卵
 葉裏にも産卵していました。

 ムラサキシジミ越冬個体の産卵は4/14に見かけているので、今回のものが別個体にしてもちょうど1箇月の差があります。気温差があるので、一化個体の羽化がそのまま1箇月遅れるわけではないにしても、かなりの幅があることになりますね。
 
 
サトキマダラヒカゲ(春型 タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
サトキマダラヒカゲ
 ムラサキ・ポイントの木の下闇で、幹に2頭が奇妙な並びでとまっていました。
 右の♂が左の♀に愛をささやいているのではないかと思われましたが、振られたのか結局右の個体が翔び去りました。

 なお、↓の記事の個体は、やはりサトキマダラヒカゲでした。
 今度こそ割り切りました。^^;
 
 
樹液酒場 No.1
樹液酒場
 ジャノメ・ポイント内の樹液酒場で、オオスズメバチが作業中でした。
 例年5月中旬から下旬に樹液酒場が開店するので、その準備に来ているようです。

 この方やお仲間には近づかないようにしながらも、パトロールが楽しみです。
 
 
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タグ:   蝶(越冬)  産卵  樹液酒場  昆虫(蝶以外) 

モンキチョウ産卵

 
 夜来の雨でひんやりした13℃の朝、陽射しがあってもすぐ翳るような寒々しい日で、最高気温は21℃どまりでした。
 夕方には雨になりました。
 
 
 
ヤマトシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 7:16)
ヤマトシジミ
 朝、庭のセンリョウにヤマトシジミがしがみついていました。この場所で夜明かししたようですが、雨粒は見えませんでした。
 叩き起こすのが気の毒で、そのまま寝かせておきました。
 
 
ヤマトシジミ(♀ 14:01)
ヤマトシジミ
 裏の畑のチャノキの葉上でおねむ中でした。
 緑毛も揃っていて、羽化間もない個体と思われました。
 
ヤマトシジミ手乗り
 そろそろ就寝時刻かなとは思いましたが、ちょっと起きてもらいました。(^^ゞ
 寝ぼけていたのか、指を差し出すと素直に乗ってくれました。翅を畳んだので、安心しきってまた寝たのかも知れません。
 
 
モンキチョウ(産卵 シロチョウ科モンキチョウ亜科 2017/5/8)
モンキチョウ産卵
 一昨日、裏の畑のカラスノエンドウで産卵していました。
 割に敏感で、腹部を曲げたのはこの1枚しか撮影できませんでした。
 
 
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