クロアゲハ誤産卵の連続写真

 
 一昨日掲載したクロアゲハ(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)のカラムシへの誤産卵について、同日の記事掲載後、改めてJT生命誌研究館の関連ページを閲覧させていただき、利用規約を拝見すると転載許可を要する可能性があると思われたので、事後ではありましたが許可申請したところです。

 またこれに併せて誤産卵が発生する理由についてもお尋ねしたのですが、昨日早速にご返事をいただきました。
 生物学の基礎知識すらなく、数年の観察経験と先輩諸氏のご教示や図鑑などに頼っているアマチュアの質問に、快くかつ丁寧にお答えていただいて心からお礼申し上げます。

 なお、転載許可は不要とのことでした。


 以下、長文になりますが、ご辛抱くださいね。

 さて、まずはチョウが食草を見分ける仕組みについてですが、多数のジャコウアゲハの生態をご自宅の庭で観察されている「いつもiらしく」のみさとさんから、ジャコウアゲハが食草であるウマノスズクサを見つけるのは「♀の前肢には多数の針のような毛があって、この前肢で葉の表面をひっかいて傷をつけ、前肢の感覚器官で食草だと判断している。」と伺ったことがあります。

 私は、チョウが目視と植物の発する臭いで見つけるものと漠然と思っていて、ウマノスズクサはどこにでもあるという植物ではないので、そんな非効率なことをするとは考えにくいと思いましたが、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、その当時差し迫ってその当否を突き詰める事情もなかったため、頭の片隅に留め置いただけでした。

 その際、今回参考にさせていただいたJT生命誌研究館の研究成果である「チョウが食草を見分けるしくみを探る」も知りました。


 これまでアゲハチョウ科だけでなく全ての科のチョウの産卵シーンを観察したことがありますが、食草以外での産卵行動と紛らわしく卵を確認できていないものが2件だけで、今回のクロアゲハを除いては全て食草での産卵でした。
 チョウの翔び方等により産卵するのではないかと思われる場合、食草で待ち受けるのが当然ですから、余程のことがない限り食草以外での誤産卵を見ることがなくて当たり前ですよね。

 今回、クロアゲハの誤産卵を確認し、JT生命誌研究館の研究成果を改めて読み直しました。
 それによると、アゲハチョウ科の♀は、前脚の先端部分(ふ節)にある感覚子で化学物質を感知でき、主として目視により食草を探し、産卵の前に植物の葉の表面を前脚で叩く(ドラミング)ことにより産卵刺激物質を感じ取って食草と認識し産卵するそうです。


 次に、上記研究成果を踏まえた誤産卵の発生理由についてですが、クロアゲハはウンシュウミカンの枝込みでも産卵していましたから、ウンシュウミカンの産卵刺激物質が脚に付着したままカラムシの葉をドラミングしたため、食草と誤認して産卵したのではないかと私は推測しました。


 JT生命誌研究館の研究員のお話によると、

  ○ (直接的に)誤産卵の発生理由については研究対象としていない。
  ○ 掲載のものは動画でないため、ドラミングしているかどうかを確認
   できない。

 という前提で、次の趣旨の回答をいただきました。

 1 羽化後の日数が経過している場合誤産卵が増える傾向があるが、写真を
  見る限りではまだ新しい成虫のようだ。

 2 アゲハチョウの仲間が産卵する際の条件は、

  (1)産卵刺激物質を認識して、食草であると判断する。
  (2)足場が良く、曲げた腹部の先端が心地よく物体に触れる

  の2点が必要で、ドラミングして食草であると認識し、腹部を曲げたとし
  ても、ちょうど良い感じに先端が触れずに空振りが続くと、一旦産卵を
  諦めることがある。

 3 可能性としては、ウンシュウミカンの葉をドラミングして食草と認識し、
  クロアゲハは産卵の判断をしたものの、足場の良いところが見つからず、
  近くにあったカラムシが足場として適当だったため産卵したもので、カラ
  ムシをドラミングした上で産卵の判断をしたものではないと考えられる。


 上の2の(2)の足場条件は新しい知見でしたが、シークヮーサー(ミカン科)の防虫(鳥)網を隔てたいずれもアゲハの産卵行動で、バランスを崩してすべったシーン(産卵失敗)横向きで開翅しての産卵シーンを観察したことがあり、♀の最大責務である産卵を成功させるための努力はするものの、失敗することがあることは理解できます。

 また、カラムシをドラミングしているかどうかについては、動画で撮影する必要があることを今回ほど感じたことがありませんが、動画撮影していた場合でも、今回のような知識はなかったためドラミングの段階から撮影できたかどうかは怪しいところです。


 動画には及びもつきませんが、2回目の誤産卵の連続写真を掲載して何らかのお役に立てばとこの記事になりました。

 写真右上の()書きは、連番、時分秒(EXIF情報)です。
 
(0129 10:18:44)
クロアゲハ誤産卵
 前脚、中脚でカラムシの葉に接触しているが、腹部は湾曲させ始めた程度である。
 腹部を曲げ始める時期とドラミングのタイミングが不明だが、ドラミングしているようにもうかがえる。
 
(0130 10:18:44)
クロアゲハ誤産卵
 腹部の湾曲は深くなったが、腹端はまだ葉に接触していない。
 腹端から、黒黄色で短い円柱状の産卵器官?が突出したように見える。

 クロアゲハが産卵しよう最終決定する段階がいつかは知識がありませんが、産卵器官?を腹部から突出させるのがそのタイミングとすると、これ以前はドラミングしていたと見えなくもありません。
 
(0131 10:18:44)
クロアゲハ誤産卵
 腹端は、葉に近づくがまだ接触していない。少し開いていた翅を閉じ、以降小さく開閉を繰り返す。
 
(0132 10:18:44)
クロアゲハ誤産卵
腹端が一旦葉に接触。
 
(133 10:18:044)
クロアゲハ誤産卵
 腹端がごくわずか葉から離れる。
 
(0134 10:18:44)
クロアゲハ誤産卵
 腹端は再度葉に接触。
 
(0135 10:18:44)
クロアゲハ誤産卵
 腹端は葉に接触したまま。
 
(0136 10:18:44)
クロアゲハ誤産卵
 2回目の誤産卵写真の再掲。腹端は葉に接触したまま。
 
(0137・0138 10:18:45)
クロアゲハ誤産卵
クロアゲハ誤産卵
 腹端は葉に接触したまま。
 
(0139 10:18:46)
クロアゲハ誤産卵
 産卵を終えて翔び始め、卵が見える再掲写真。写真では腹端の状況がよく確認できない。
 
(0140 10:18:46)
クロアゲハ誤産卵
 翔んでいて卵も見える。この段階で腹端の産卵器官?は引っ込んでいるように見える。


 チョウの観察を続けていくたび疑問は増える一方ですが、今回の件を通じて、最新の研究成果を学ぶよう努めるとともに、思い込みを極力排して、何故という思いを常に持ちながら観察を続けたいという気持ちを新たにしました。
 
 
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クロアゲハの誤産卵

 
 朝方は薄曇りの16℃、9月に入ってずっと20℃割れ、それで当たり前になってきたような気がします。
 陽射しはそれほど強くなく、最高気温は27℃でした。
 午後2時過ぎからは薄暗くなり始め、午後4時前から雨になりました。



 パトロールに出そびれたのですが、午前10時頃、庭でクロアゲハにしては大きいなと思える黒系アゲハが翔んでいました。
 若しかするとレビューの日に見なかったナガサキか、まだ見たことのないオナガかもと、空振り承知で追いかけてみました。(^^ゞ
 
クロアゲハ(♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
クロアゲハ
 夏場だから大きかったのかやはり空振りでクロアゲハしたが、下隣りのウンシュウミカンの周囲を翔び始めたので、産卵するのかもしれないと気を取り直して待ち構えました。
 
(産卵 10:17)
クロアゲハ誤産卵
 葉裏に産卵し始めました。
 ん?とは感じたのですが、頭からウンシュウミカン、ウンシュウミカンと思い込んでいますから、疑問は右から左でした。(^^ゞ
 
クロアゲハの卵
クロアゲハの卵
 後刻写真を確認して産卵したのはカラムシ(マオ)と気づいたので、その辺りの葉の裏側をのぞいて卵を見つけました。
 
(産卵 10:18)
クロアゲハ誤産卵
クロアゲハ誤産卵
 次の産卵シーンを確認すると、やはりカラムシの今度は葉上に産卵していて、連続写真では卵が見えています。
 
クロアゲハの卵
クロアゲハの卵
 クロアゲハの卵は真球で黄色味がかっているので、食草のミカン類ではそれほど目立たなくても濃い緑色のカラムシでは簡単に見つけられます。


 アゲハチョウ科の♀は、前脚の先端部分(ふ節)にある感覚子で化学物質を感知します。
 産卵の前に植物の葉の表面を前脚で叩く(ドラミング)ことにより産卵刺激物質を感じ取って食草と認識し産卵するそうです。
(注:JT生命誌研究館の研究成果を自分流に翻訳しました。)

 このクロアゲハはウンシュウミカンの枝込みでも産卵していましたから、そうだとすると、ウンシュウミカンの産卵刺激物質が脚に付着したままカラムシの葉をドラミングしたため、食草と誤認して産卵したのではないかと思われます。(これは私見です。)


 なお、食草でない植物に卵が産みつけられた場合、孵化できても摂食するものがないので幼虫は死滅してしまいます。
 ウンシュウミカンに移動できれば生き延びることもできそうですが、カラムシが目立ってきたので近いうちに刈り払われる可能性大です。
 
 
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横着者

 
 朝方は雨模様の23℃、午前9時までの1時間に雷を伴った15mmの強い雨がありました。実際には半時間足らずの間に強く降ったため、いつまで続くのかと心配しました。
 最高気温は31℃でした。
 
 
 
ウラナミシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ウラナミシジミ
 庭のスイトピーで見かけました。
 吸蜜するでなく、産卵しそうな雰囲気でしたが、とりあえずポートレートです。
 
(産卵 11:39)
ウラナミシジミ産卵
 開翅してくれなくても、産卵すれば♀と分かりますね。
 
 
キアゲハ(蛹 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
キアゲハ蛹
 庭のパセリでキアゲハが蛹化していました。
 キアゲハの幼虫が逃亡し別の場所で蛹化するシーンは何度か見かけていますし、蛹はもっと見ていますが、食草でそのまま蛹化したものは初めてです。
 
キアゲハ(終齢幼虫)
キアゲハ幼虫
 あれだけたくさんいたキアゲハの幼虫も、いつの間にかこの1頭だけになってしまいました。
 丸々と太っているので間もなく蛹化するのだろうと思っていたら、夕方にはいなくなっていました。
 
 
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夏枯れ(新生蝶 2017-No.40)

 
 朝方は曇りの24℃、一時的には雨も降りましたが午前10時頃から時々陽が射すようになり、最高気温は30℃になりました。
 
 
 
チャバネセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
チャバネセセリ
 庭のシソの葉上で見かけました。

 チャバネセセリは、2016/8/30、2015/6/21、2014/6/8、2013/5/24、2012/5/27、2011/9/16がそれぞれお初です。
 当地はぎりぎりで越冬可能範囲(越冬態は不明。)に入っているようですが、この冬は雨が多くて越冬できなかったためか、温かい地域で羽化して広がったものが、世代を重ねて到達した二化個体と思われます。
 
 
アゲハ(産卵 夏型 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
アゲハ産卵
 東の畑のサンショウで産卵していました。
 
 
ホシミスジ(タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科 2017/8/14)
ホシミスジ
 お隣のワラビ畑で見かけました。
 昨季までなら何やで済ましていたのですが、今季は姿を見かけることが極めて少なく、6/22以来で今季三度目という状況です。


 新生蝶もやっと40種かと思ったのですが、昨季の本日段階でも同じでした。遅れているとの印象でしたが、案外です。
 
 
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三日目坊主(7-8月の虫たち)

 
 朝方は雨の22℃、一時的には陽の射すこともありましたがおおむね雨模様で、最高気温は27℃どまりでした。



 せめて三日坊主まではと、三日連続して昨日も朝のうちにパトロールに出ましたが、めぼしいものはほとんどいなくて、結局三日目は坊主でした。

 雨ではパトロールにも出られず、困ったときの虫頼みです。
 
オオトモエ(ヤガ科シタバガ亜科 2017/8/13)
オオトモエ
 車庫に迷い込んでいました。
 開長100mmに近く、アゲハとほぼ同じくらいの大型のガで、これが翔び回ると流石に腰が引けます。逆光だと翅が透け、案外薄いものだという印象です。
 玄関灯には大型のガが翔んでくることがほとんどなくて、オオトモエも初見です。
 
オオトモエ
 シンクの底にとまりました。
 前後翅を突き抜けた白条が印象的で、前翅の紋は眼状紋ではなく巴紋と言います。

 ちなみに、開長とは赤で図示した長さで、青で図示したものが前翅長です。したがって、両前翅を一直線に開いている場合、開長=前翅長×2+腹部の幅となります。
 ただ、開長の場合は自然な開翅姿で計測するのが主流ですが、一番長くなる(自然な開翅姿でなくても両前翅を一直線に開く。)よう展翅して計測することも並存していて、大きさを示す場合そういうことを考慮しなくて済む前翅長を採用するケースも増えているようです。
 
 
オオスカシバ(産卵 スズメガ科ホウジャク亜科 2017/7/14)
オオスカシバ産卵
 東の畑で食草のクチナシに産卵中です。
 これは同じオオでも開長50mm余り、ホウジャクの仲間で、日中姿を見せホバリングしながら花で吸蜜してくれるので、私にとっては格好の被写体になっています。
 
 
カノコガ(ヒトリガ科カノコガ亜科 2017/7/9)
カノコガ
 東の畑のシュウメイギクの葉上で見かけました。
 開長30mm程度と小さく、日中に姿を見せるガらしくないガなので年1回は撮影します。
 
 
フタテンオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科 2017/8/14)
フタテンオエダシャク
 お隣のワラビ畑で見かけました。
 開長25mm前後、斑紋がスッキリしていたため、シャクガ科でも同定可能と判断して撮影しました。
 
 
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蝶いろいろ(2の2 シジミチョウ科編)

 
 未明、間欠的に滝のような音がして雨が降りました。
 雨量としては、3:00までの1時間に13mm、4:00までに9mm、累計は1:00から4:00までの3時間に25mmですから大したことはなかったのですが、怖い思いをしました。

 しとしと雨の朝方は21℃、日中は降ったりやんだりで、午後3時前から陽が射し始め、最高気温は夕方に27℃となりました。




 そんなお天気でしたから、本日はチョウパトは中止しました。
 6/21以降の積み残し、↓の続きです。
 
 
ルリシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2017/6/22)
ルリシジミ
 我が家の敷地の大クヌギ付近のワラビ畑で、ルリシジミが開翅していました。
 
ルリシジミ
 翔ばれて、そちらへ近づいても開翅してくれましたが、少し角度が足りません。
 右後翅の緑毛に小さな欠けが見られますが、滅多に開翅してくれないルリシジミ♀の開翅姿はつくづく美しいと思えます。

 ところで、我が家のワラビ畑は日当たりがよすぎてワラビの生育も不揃いな上、丈の高い草も多いので見通しが悪いのか、この場所でダイミョウセセリがテリ張りしているのを見たことがありません。
 ですから、樹木に囲まれたお隣のワラビ畑に侵入するのです。(^^ゞ
 
 
ウラナミシジミ(産卵 シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 2017/6/28)
ウラナミシジミ産卵
 庭のスイトピーで、ウラナミシジミが久しぶりに産卵していました。
 すぐ下の蕾に卵が見えます。
 
 
ベニシジミ(シジミチョウ科ベニシジミ亜科 2017/6/26)
ベニシジミ
ベニシジミ
 東の畑のホウズキの葉上で見かけました。
 羽化不全のようで、右の前後翅がひどく傷んでいます。
 
ベニシジミ(2017/6/28)
ベニシジミ
ベニシジミ
 同じ東の畑のヒャクニチソウで吸蜜中です。
 ↑から2日後のことで、羽化不全個体が生き続けられるのかの疑問は残りますが、同一個体のように思えます。
 今回の写真から、後翅中央の傷んだ部分と前翅が癒合したため羽化不全になったものと考えられそうです。
 
 
ムラサキシジミ(♀ シジミチョウ科ミドリシジミ亜科 2017/6/29)
ムラサキシジミ
 ムラシ・ポイントで見かけました。
 右前翅外縁に小さな欠けが見えますが、比較的傷みの少ない個体です。
 
ムラサキシジミ(♂ 2017/6/29)
ムラサキシジミ
 同じ日にムラサキ・ポイントで見かけました。
 一化♂と思われる個体のまともな開翅シーンは今季お初です。
 比較的傷みの少ない個体ですが、右後翅外縁が少したくれたようになっていて、これも羽化不全かなと思わされます。
 
 
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タグ:   産卵  羽化不全 

ムラシ一化個体の産卵

 
 朝方は薄曇りの18℃、一時パラっときました。午後遅くに陽射しがあって、最高気温は28℃、昨日より更に蒸し暑い一日でした。
 夜には雨になりました。




 昨日のムラサキシジミの競艶に味を占めて、ムラシ・ポイントとムラサキ・ポイントを中心にパトロールしました。
 ムラサキ・ポイントではこれといった収穫はありませんでしたが、ムラシ・ポイントでは昨日の再現になりました。
 昨日の残りを押しのけて、こちらが続きみたいになりました。
 
 
ムラサキシジミ #1(♀ シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ
 180度以上の平開など、開翅はもういいよ状態でした。
 
(産卵 13:28)
ムラサキシジミ
 新芽で産卵していますが、腹端は見えませんでした。
 
 
ムラサキシジミ #2(♀)
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ
 紫青色はよく残っていますが、左後翅の翅頂が少し切れています。
 この個体の左後翅裏に赤い玉のようなものが付着していますが、セミやクモなどに寄生するカベアナタカラダニのようです。
 
(産卵 13:40)
ムラサキシジミ
 こちらは枝込みで産卵しています。
 左後翅裏のダニは見えませんが、左後翅の翅頂は切れていますので、同一個体です。


 ムラサキシジミの一化と思われる個体の産卵は、2015を除いて、2016/6/15、2014/6/23、2013/6/25、2012/6/25にそれぞれお初で確認しています。
 全てムラシ・ポイントで見かけていますが、今季もそれなりの時期でしょうか。
 
 
ムラサキシジミ #3(♀)
ムラサキシジミ
 ひどく傷んでいる個体で、カベアナタカラダニの大きいものが腹部に付着しています。
 
 
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タグ:   産卵 

ウラナミシジミ産卵(新生蝶 2017-No.35)

 
 朝方は13℃、空気のヒンヤリした一日で、最高気温は23℃でした。
 
 
 
ウラナミシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ウラナミシジミ
 庭のスイトピーで見かけました。
 ほぼ目一杯開翅してくれました。
 
ウラナミシジミ(産卵)
ウラナミシジミ
ウラナミシジミ
 早速産卵していました。
 
ウラナミシジミ(卵)
ウラナミシジミ
 卵は白い円盤状で、中央部分が凹んでいます。
 産卵シーンは毎季のように見かけますが、まだ幼虫すら見たことがありません。

 ウラナミシジミは、2016/5/23、2015/6/12、2014/9/27、2013/9/29、2012/9/24、2011/10/3がそれぞれお初で、我が家周辺では2014まで完全に秋のチョウでした。
 一昨季からスイトピーがよく咲くようになり、初夏にウラナミシジミを見ることができるようになりました。
 
 
ヒメキマダラセセリ(♂ セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
ヒメキマダラセセリ
 庭のコクタンで写真右下のマダラガの仲間を撮影していると、オレンジのセセリチョウが飛来しました。
 
ヒメキマダラセセリ
 開翅しなかったので、いろいろなアングルで撮影しました。
 何か分からず、候補はヒメキマダラセセリ、コキマダラセセリ、スジグロチャバネセセリ、ヘリグロチャバネセセリで、ヒメキマ以外は未見なのですわ初見蝶かと色めきました。(^^ゞ
 
ヒメキマダラセセリ
 チラリと見える翅表のオレンジ色の斑紋から、残念ながらヒメキマダラセセリのようです。
 コクタン訪問蝶第4号です。
 
 
モンシロチョウ(産卵 夏型 シロチョウ科シロチョウ亜科)
モンシロチョウ
 昨日あたりからモンシロチョウが増えてきたと思っていましたが、デッキ前の花壇のイベリスで早速産卵していました。
 
 
アゲハ(夏型 ♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 2017/6/10)
アゲハ
 これは昨日、花壇のベロニカで吸蜜していました。
 どちらかと言えば、咲き揃ったベロニカのお披露目です。^O^
 
アゲハ(左:夏型 ♂・右:夏型 ♀)
アゲハ
 アゲハも昨日あたりから増えてきたと思っていましたが、早速求愛シーンです。
 ♂が翅表を見せつけて交尾を促しています。この後は求愛飛翔に移り、空高く上っていきました。
 
 
サトキマダラヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 2017/6/10)
サトキマダラヒカゲ
 昨日ムラサキ・ポイントをパトしていると、葉陰から翔び出したサトキマダラヒカゲが、ベストの腹部分にとまりました。
 お目当てにはちっとも遭遇しないのに、君に好かれてもねぇという感想です。(^^ゞ
 
 
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梅雨入り(5(6)月の虫たち アブ編その2・カメムシ編)

 
 近畿では昨日梅雨入りし、昨日はやみ間のない雨の一日でした。
 本日は午前中雨模様、午後に一時陽射しがありましたが、また雲が広がりパラつくこともありました。最低気温は16℃、最高気温は23℃でした。




 こんなお天気では、蔵出ししかありません。(^^ゞ
 まずは、アブ編の続きでムシヒキアブです。アブ編その1はこちらです。
 
オオイシアブ(ムシヒキアブ科イシアブ亜科 2017/5/30)
オオイシアブ
 ムラサキ・ポイントで見かけました。
 小ぶりのムシヒキアブですが、まだ捕食シーンを見たことがありません。
 
 
チャイロムシヒキマガリケムシヒキ(ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科 2017/6/1)??
マガリケムシヒキ
 ムラサキ・ポイント付近で見かけました。
 枯れた竹に産卵しているように見えます。以前、マガリケムシヒキが地面に積もった落ち葉の下に産卵しているシーンを見たことがありますが、これが産卵だとしたら幼虫は何を食べるのか首を傾げます。
 
マガリケムシヒキ
 気づかなかったのですが、竹の反対側に小さなクモが2頭いて、産卵もそこそこに素早く襲いかかりました。
 トリミングはムシヒキアブが去った後ですが、下のクモはへしゃげたように見えます。口吻を突き刺そうとしても無理だったのかも知れません。

 記事掲載時にも気になっていて改めて調べなおしたところ、マガリケムシヒキの腹部は黒一色で明確に違います。チャイロムシヒキでもない可能性はありますが、現段階ではこれ以上調べ切れません。(2017/7/19訂正・追記)

 
 
ヤニサシガメ(幼体 サシガメ科モンシロサシガメ亜科 2017/5/30)
ヤニサシガメ
 ムラシ・ポイントで見かけました。
 まだ翅が成長していないので、同定に戸惑いました。
 マツの樹上で生活し、他の小昆虫を捕らえて食べるそうです。
 
 
シマサシガメ(サシガメ科モンシロサシガメ亜科 2017/6/1)
シマサシガメ
 ムラシ・ポイントで見かけました。我が家周辺でよく見かけるサシガメです。
 肉食性で、チョウやガの幼虫などを捕らえ、口吻を突き刺して体液を吸うそうです。
 
 
オオクモヘリカメムシ(ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科 2017/5/21)
オオクモヘリカメムシ
 ワラビ畑で見かけました。
 体は緑色で、体長は20mm前後の比較的大きなカメムシです。
 カキやミカンなどの果実を食害するそうです。
 
 
クヌギカメムシ(クヌギカメムシ科クヌギカメムシ亜科 2017/5/30)
クヌギカメムシ
 ムラサキ・ポイント付近で見かけました。
 体色は緑色で、ツートンカラーの長い触角があります。
 
 
クサギカメムシ(カメムシ科カメムシ亜科 2017/5/21)
クサギカメムシ
 裏の畑で見かけました。
 人家に入ってくる嫌われものと気づかず撮影しましたが、模様はなかなか渋いですね。(^^ゞ
 
 
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タグ: 昆虫(蝶以外)  産卵  捕食  その他生き物 

テングチョウの産卵

 
 朝方は11℃、陽射しは強く、最高気温は24℃でした。




 チョウパトに出ても、元気なのはサトキマダラヒカゲとヒカゲチョウ程度で、ヒメウラナミジャノメは激減してチラホラ、見慣れたシジミチョウもほとんど見かけず、かと言ってお目当ては姿を見せず、蝶影の薄い日でした。

 なら虫を探せばとはならず、蝶が少ない日は虫影も薄いことが多いですね。(^^ゞ
 
 
テングチョウ(産卵 タテハチョウ科テングチョウ亜科 11:39-12:40)
テングチョウ
テングチョウ
 ムラシ・ポイントと庭の境のムクエノキで産卵していました。

 時期からみて流石にもう越冬個体ではないと思われますが、羽化したての一化(第一世代)個体にも見えず悩ましいところです。
 一化個体らしいものはこれがお初ですが、エイ!で一化個体としておきます。
 
テングチョウ
 産卵に疲れたのか休憩中です。
 毛がフサフサですから、一化個体で大丈夫でしょう。

 ところで、テングチョウの♂♀識別は、前翅表中央の橙斑の後部に小さな橙斑がクッキリしている(大きさはまちまち)ものが♀とするのが簡明ですが、この個体は♀なのに小さな橙斑がありません。
 テングチョウの♂♀識別の金科玉条としていましたが、例外もあると知っておくことが必要なようです。
 
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科 2017/6/3)
ムラサキシジミ
 昨日ムラシ・ポイントで見かけました。
 これはお初の一化個体で間違いなさそうです。
 
ムラサキシジミ
 こちらは本日、これもムラシ・ポイントで見かけました。

 いずれも午前中の早めの時間帯で、斑紋から同一個体と思われますが、粘っても開翅してくれませんでした。
 羽化間もないこの時期の翅表は、毛がフサフサでベルベットのような手触り(触ったことはありませんが)の紫が強い紫青色で、是非見せてもらいたいものです。
 
 
アゲハ(夏型 ♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
アゲハ
アゲハ
 ムラシ・ポイントで葉上にじっととまっていました。
 どうしたのだろうと見ると、ピカピカの上、前後翅とも端のほうがシワシワ、橙斑も薄く、羽化したて個体と思われます。
 周辺に抜け殻は見かけませんでしたが、体液を送って翅を伸張させているようです。

 一部でアゲハがどうしたと話題になっている際にこのようなものを見るとはと、ニヤリとしてしまいました。
 
 
アサマイチモンジ(タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科 2017/6/3)
アサマイチモンジ
 これは昨日、ムラシ・ポイントで見かけました。
 お初の写真よりはずい分マシにしても、翅表はまだちゃんと撮影できず、相棒のイチモンジチョウは姿を見せずで、一目瞭然は当分お預けのようです。^O^
 
 
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