クロアゲハ産卵(新生蝶 2017-No.26-27)

 
 朝方は15℃、少し風があって最高気温は29℃でした。
 昨日は30℃-、当地は今季まだ真夏日になっていません。



 とは言うものの、日中はチョウもほとんど翔んでおらず、日陰で涼んでいるようですから、早朝に出てみました。
 いたのはカシ類の葉上で寝ていたスズメバチくらいで、うっかりポイントも歩けません。
 
 
クロヒカゲ(♂ タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
クロヒカゲ
 恐る恐るジャノメ・ポイント内の樹液酒場(No.1)をのぞくと、すぐに翔ばれたサトキマダラヒカゲ1頭と、別にチョウ1頭を見かけました。
 薄暗いところですから目視では斑紋がよく見えず、フィールドでは我が家周辺で先行して出現するヒカゲチョウだと思い込んでいました。
 PCに落としてクロヒカゲと分かりました。青紫色のラインが鮮やかで、傷みも見えない個体でした。

 クロヒカゲは、2016/6/15、2015/6/7、2014/8/12、2013/6/24、2012/6/10、2011/9/25がそれぞれお初で、これまでで初めて5月中に見かけることになりました。
 まぁこれで世間並みで、我が家周辺では一化(第一世代)の個体数が少ないため時代遅れになっていたものが、今季はたまたま早く見られたのではないかと思っています。
 
樹液酒場No.1
樹液酒場
 午後になるとオオスズメバチが居座って樹皮を齧っていて、サトキマダラヒカゲは遠慮がちのようでした。
 
樹液酒場No.4
樹液酒場
 大クヌギの樹液酒場も本日オープンしたようで、ここではスズメバチの姿が見えず、サトキマダラヒカゲが腰をすえて樹液を吸汁中でした。
 潜っているのは、ヒメオビオオキノコのようです。
 
 
ヒメキマダラセセリ(♂ セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
ヒメキマダラセセリ
ヒメキマダラセセリ
 ジャノメ・ポイントで見かけました。

 フィールドでは、てっきり我が家周辺でポピュラーなキマダラセセリかと思い、早いなぁと翅表がこんなにオレンジ色の範囲が広かったかなという印象でした。
 翅裏の斑紋が異なっているのでキマダラセセリとは違うと思いましたが、似たようなものは多いので、PCに落としてからやっとヒメキマダラセセリと分かりました。

 ヒメキマダラセセリは2015/5/24、2013/6/8(初見)がそれぞれお初で、そう珍しいチョウではないのに我が家周辺では比較稀少種になっています。
 
 
クロアゲハ(♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
クロアゲハ産卵
 産卵に来たハズなのに、鉢植えのシークワーサーの周りを翔び回って一向にとまりません。
 
クロアゲハ産卵
 数瞬の間でしたので、ピントが大甘です。
  
クロアゲハ(卵)
クロアゲハ卵
 1個しか卵を見つけられませんでした。
 
アゲハ(3齢?幼虫 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
アゲハ幼虫
 アゲハの幼虫が何頭かいますが、中で一番大きくて体長は15mm程度です。
 クロアゲハが産卵にきたので驚いたのか、慌てて全員が移動し始めました。

 もっと大きくなったのもいたのですが、この木には徘徊性のクモもいるし、まだ葉が展開し始めた段階で素通しですからトンボなどに捕食されたのか、家内が見つけて排除したのか、とにかくリスク満載です。^^;
 
 
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樹液酒場開店(新生蝶 2017-No.24-25)

 
 朝方は10℃-、久方ぶりに陽射しが強く、最高気温は夏日の25℃+になりました。パトロールするだけでも暑いくらいでした。
 
 
 
樹液酒場No.1(2017/5/17)
樹液酒場
 昨日、ジャノメ・ポイント内の樹液酒場が開店しました。
 サトキマダラヒカゲが2頭(1頭はつるの下)いましたが、ヨツボシオオキスイ(オオキスイムシ科)も何頭か見かけました。
 こういう方が出てくると酒場を広げることになるので、先が楽しみになります。
 
樹液酒場
 これは本日、チョウの世界も5月場所なのか、仕切り中です。
 気になるのは行司の方で、特徴ある腹部の色合いと縞々の翅ですからミバエの仲間かと思いましたが見つからず、アブも併せて調べましたが同定できませんでした。(トリミング部分は別の写真からです。)
 
 
アサマイチモンジ(タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科)
アサマイチモンジ
 庭先下に里道を隔てて柿の木があり、朝、滑空しながらチョウが翔んでいました。
 ここ数日来よく見かけていて撮影し損ねているコミスジに違いないと思ったのですが、写真を見ると一筋しかありません。

 我が家周辺のイチモンジ系は、ソックリさんのイチモンジチョウとアサマイチモンジがいるので、識別点を確認するためほかの写真を寄せ集め、前翅表の肩部分に白斑がクッキリ見えること(青○:イチモンジチョウは、ないかぼんやりしている。)、後翅裏つけ根にVマークがあること(赤○:イチモンジチョウは、この部分が平行になっている。)からアサマイチモンジと同定しました。

 頭の中で合成すると、ほら、アサマイチモンジになりましたね。(^^ゞ
 
アサマイチモンジ
 探しても姿を見せてくれなかったのですが、午後遅くにムラシ・ポイントで見かけました。
 敏感で回り込もうとしたら逃げられ、裏の畑の方向に消えました。

 アサマイチモンジは、2016/5/10、2015/6/15、2014/8/29、2012/5/28、2011/5/13がそれぞれお初で、2013年は見かけないままでした。
 我が家周辺では、2012年以前にはイチモンジ系のチョウと言えばほとんどがアサマイチモンジだったのに、2013年以降は珍しい部類になりました。
 その原因は何か、未だにさっぱり分かりません。
 
 
イチモンジセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
イチモンジセセリ
 お隣の裏のツツジに集まる黒系アゲハを崖上の元畑待っていると、その元畑に咲いているツツジにセセリチョウが飛来しました。
 先日、遠くからしか撮影できなかったコチャバネセセリの口直しかと思ったら、翅に一文字の白斑が見えました。

 イチモンジセセリは、2016/6/30、2015/5/13、2014/6/4、2013/5/24、2012/5/26、2011/6/15がそれぞれお初ですから、待ちくたびれた昨季とは大違いです。

 イチモンジセセリは幼虫で越冬した世代が北へ広がり、世代を重ねて北海道の中部まで見られるようですが、当地はぎりぎりで越冬可能範囲に含まれています。
 実際問題として当地の冬の寒さは厳しいので、越冬できた年には5月に一化個体が見られ、できなかった年には飛来した二化個体個体が6月中旬以降に見られることになるのではないかと推測していますが、確かではありません。
 
 
ジャコウアゲハ(♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ
 アサマイチモンジを追いかけて裏の畑を回っていると、ムラサキ・ポイント近くで見つけました。
 黒っぽいのでてっきりアサマイチモンジと思いましたが、ファインダーをのぞくと黒系アゲハで、前翅表が白っぽく見えたのでジャコウアゲハの♀と分かりました。
 先日♂を見かけましたが、♀は今季お初です。

 とまってくれないので、得意の?飛翔撮影でちょいちょいと・・・(^^ゞ

 庭に御用達のウマノスズクサがあるのに、庭ではまだ姿を見たことがありません。
 
 
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まだ頑張りますか(新生蝶 2017-No.20-21)

 
 朝方は15℃、陽射しは弱めで最高気温は24℃どまり、午後遅くには薄曇りになりました。



 裏の畑の尾根のムラサキ・ポイント付近には、アゲハの仲間が通過する蝶道があるので、パトロールごとに空を見上げています。
 狙いは黒系アゲハです。
 
 
カラスアゲハ(♂ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
カラスアゲハ
カラスアゲハ
 林縁をかなりのスピードで通過するので、離れないとフレームに入らず、しかも前方を待ち受けて狙うと途中で引き返したりと悪戦苦闘しました。

 カラスアゲハは、2016/6/10、2015/5/17、2014/6/15、2013/9/13、2012/6/10、2011/5/16がそれぞれお初です。我が家周辺ではカラスアゲハよりミヤマカラスアゲハのほうが個体数が多く、出現時期にはかなりバラつきが見られます。



 今朝、家内から、庭で白い丸のある黒いアゲハがいると呼ばれました。
 丸くはないけど、一にモンキアゲハ、二にナガサキアゲハくらいかなと思いながら庭に出たのですが、仏の顔も二度までだったのか、姿も見ないまま翔び去っていました。

 午後、庭から見える下隣りの元畑で、ウンシュウミカンの周りを黒いアゲハが翔び交っていました。
 
ナガサキアゲハ(♀ アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
ナガサキアゲハ
ナガサキアゲハ
 まだ蕾が膨らんだ段階のウンシュウミカンやキンカンの周囲を翔び回って産卵しているようでしたが、とまっても向こう側の枝込みですぐ翔び立ち、産卵は確認できませんでした。

 ナガサキアゲハは、2016/8/3、2015/5/25、2014/9/3、2013/5/20、2012/7/25(初見)がそれぞれお初で、時期にバラつきが大きいのは我が家周辺で個体数が極端に少ないからだと思われます。


 我が家周辺でこれまでに見かけた黒系アゲハは、多い順にクロアゲハ>モンキアゲハ>ミヤマカラスアゲハ>カラスアゲハ>アオスジアゲハ>ナガサキアゲハ>ジャコウアゲハだろうと推定しています。
 ただ、今季はまだクロアゲハを見ておらず、カラスアゲハやナガサキアゲハがそれより早くなったのはこれまでで初めてです。



 さて、タイトルですが、西の方のことでは決してありません。(楽屋落ち)(^^ゞ
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ
 ムラシ・ポイントで見かけました。傷み具合から、昨日と同一個体と思われます。
 開翅してくれても、どこが紫なんやねんとツッコミたくなるような姿です。
 
(産卵 13:11~13:51)
ムラサキシジミ産卵
 何と産卵し始めました。
 
ムラサキシジミ産卵
 芽のつけ根右側に↑で産卵した卵が見えます。
 
ムラサキシジミ産卵
 葉裏にも産卵していました。

 ムラサキシジミ越冬個体の産卵は4/14に見かけているので、今回のものが別個体にしてもちょうど1箇月の差があります。気温差があるので、一化個体の羽化がそのまま1箇月遅れるわけではないにしても、かなりの幅があることになりますね。
 
 
サトキマダラヒカゲ(春型 タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
サトキマダラヒカゲ
 ムラサキ・ポイントの木の下闇で、幹に2頭が奇妙な並びでとまっていました。
 右の♂が左の♀に愛をささやいているのではないかと思われましたが、振られたのか結局右の個体が翔び去りました。

 なお、↓の記事の個体は、やはりサトキマダラヒカゲでした。
 今度こそ割り切りました。^^;
 
 
樹液酒場 No.1
樹液酒場
 ジャノメ・ポイント内の樹液酒場で、オオスズメバチが作業中でした。
 例年5月中旬から下旬に樹液酒場が開店するので、その準備に来ているようです。

 この方やお仲間には近づかないようにしながらも、パトロールが楽しみです。
 
 
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越冬シジミ

 
    ヒュルリ ヒュルリララ
    ききわけのよい チョウチョです ♪

 あれは越冬つばめかぁ。(^^ゞ



 朝方は6℃、朝からよく晴れていましたが、昨日の冷たい空気が残っている感じで、なかなか気温が上がりませんでした。
 お昼前後から暖かくなり、最高気温は何とか20℃に達しました。




 気温が15℃前後になった午前10時半頃出動しました。アサギマダラの姿は見ませんでしたが、
 
 
樹液酒場
樹液酒場
 大クヌギの樹液酒場です。
 一時のように20頭以上のスズメバチが集まるようなことはありませんが、それでも7頭のオオスズメバチがいます。近くは通れませんので、向こう側のジャノメ・ポイントへ行く場合は大きく遠回りします。
 
 
ベニシジミ(シジミチョウ科ベニシジミ亜科)
ベニシジミ
 裏の畑の生育の芳しくないサワフジバカマで吸蜜中です。
 今日あたりベニシジミをぼつぼつ見かけるようになりましたが、この時期よく見かけるヤマトシジミ、ウラナミシジミ、モンシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウと比較すると、まだまだ僅かの個体数です。



 さて、シジミチョウ科のチョウで成虫越冬するものは、ムラサキツバメ、ムラサキシジミ及びウラギンシジミの3種のみで、この時期残り少ない生を謳歌しているほかのチョウとは違って、冬支度のため活動が活発なようです。
 
 
ムラサキツバメ(♀-#1 シジミチョウ科ミドリンシジミ亜科)
ムラサキツバメ ♀
 この個体だけは、東の畑の崖上の里道付近で見かけました。
 この場所では数年前ムラサキシジミの越冬シーンを見かけたことがあり、ムラサキツバメも見たことのある場所ですが、家内がカシ類も含めてバッサバッサとやったのでそれ以降は見たことがありません。
 
ムラサキツバメ(♀-#2)
ムラサキツバメ ♀
 これ以降は全てムラサキ・ポイントで見かけました。
 
ムラサキツバメ(♀-#3)
ムラサキツバメ ♀
 高い場所で平開しています。
 フィールドでは#2とは別個体と受け止めましたが、写真では個体識別が困難ですから確かとは言えません。
 
 
ムラサキツバメ(♂-#1)
ムラサキツバメ ♂
 高い場所で開翅するでもなく長い時間ジッとしていたので、テリ張りしているのかと思いましたが・・・
 開翅もしないのに何故この個体が♂と分かったかというと・・・
 
ムラサキツバメ(♂-#2)
ムラサキツバメ ♂
 高い場所で平開しています。
 かなりスレているのか、光の当たり加減か、それほど美しいとは感じません。

 #2が瞬間的に#1に接触し、アッとレンズを向けたときには離れていました。こりゃ♂だと判断したようです。
 #1がテリ張りしているのだったらバトルが始まって#2を追い払うハズですが、その後も#1は平然とこの場所でジッとしていました。一体何なのでしょうか。
 
 
ムラサキシジミ #1(♂ シジミチョウ科ミドリンシジミ亜科)
ムラサキシジミ ♂
 低い場所で平開してくれました。
 かなりスレていて欠けや破れも目立ちますが、青鱗粉はしっかり残っています。
 
ムラサキシジミ #2
ムラサキシジミ
 特に前翅はヨレヨレ以下、鱗粉も異なった色に見えます。
 
ムラサキシジミ #3
ムラサキシジミ
 傷みの一番少ない個体です。
 
ムラサキシジミ #3・#4
ムラサキシジミ W
 お待ちかね?のウォーリーです。ソッポを向かれたので、ちょっと難問でしょうか。
 本日の2ショットはこの程度です。
 
こちら
ウォーリー解答編
 出題者が難問と思うものは、往々にして正解が多いですね。
 
 
ウラギンシジミ(♀ シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科)
ウラギンシジミ ♀
 いつものように低い場所で平開してくれましたが、一部影になってるのが難点です。
 
ウラギンシジミ(♂)
ウラギンシジミ ♂
 ムラサキ・ポイントから翔び出して、チャノキの葉上です。


 ムラサキ・ポイントでは、もし越冬場所が見つからなくても、陽射しの当たる午前中で15℃程度以上の暖かい日であれば、自ら足を固定してぶら下がっているウラギンシジミを除いて、真冬でも日向ぼっこが見られそうです。
 
 
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タグ: 蝶(越冬)  樹液酒場 

チョウいろいろ(2の1)

 
 本日2コマ目です。

 昨日、今日とチョウの生態をいろいろ見かけたので、不良在庫にならないようまず本日分です。
 
 
キタテハ(夏型 ♀? タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
キタテハ
 裏の畑で見かけました。
 先日、キタテハの秋型を見かけたばかりですが、呼ぶより謗れでしょうか、その際今季夏型を見ていないと書いたので姿を見せてくれたのかもしれません。
 
 
ルリタテハ(秋型 タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
ルリタテハ
ルリタテハ
 裏の畑の尾根のムラサキ・ポイントのカシ類の葉上で、翅をゆっくり開閉しながらとまっていました。
 秋型のルリタテハはこの秋お初で、我が家周辺ではむしろ越冬明けの春に見かけることが格段に多いですね。
 
ルリタテハ
 逃げられてから、大クヌギの樹液酒場にとまっている個体に気づきました。スズメバチが少なかったからでしょうか。
 翅裏の斑紋などから消去法でルリタテハの秋型♀と思われ、確かではないですが同一個体のようです。
 
 
ムラサキシジミ #1(♂ シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ ♂
 朝、これもムラサキ・ポイントのカシ類の葉上で見かけました。
 全開翅もしてくれましたが、高いところなので半開翅程度が撮影しやすいですね。
 
 
上:ムラサキシジミ #2(♂)
下:ウラギンシジミ #2(♀ シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科)
2ショット
 お昼過ぎのムラサキ・ポイント、滅多に見られない(かな?)2ショットです。 ウラギン嬢がもう少し開翅してくれていると言うことなしなんですが。
 ムラシくんは、青鱗粉の範囲やスレの状態から↑とは別個体のようです。
 
 
ウラギンシジミ #1(♂)
ウラギンシジミ ♂
 朝、ムラサキ・ポイントで見かけました。
 
ウラギンシジミ #2(♀)
ウラギンシジミ ♀
 お昼過ぎのムラサキ・ポイント、↑の2ショットと同一個体です。
 
ウラギンシジミ #3(13:00)
ウラギンシジミ
 葉上をあちこち探していると、ふと目に入ってきました。#2とは同時に見かけていますが、#1の場合がないとは言い切れません。

 こんな時刻なのにもうおねむなのと近寄って見てみると、10/11のぶら下がり個体が葉の縁に爪を引っ掛けていたのに対し、葉の中央部で爪を突き立ててぶら下がっていて、完全に越冬態勢です。
 
ウラギンシジミ
 ちょっと眼を離すとすぐ見失うので、心覚えの写真です。どこにぶら下がっているのかお分かりでしょうか。^O^
 
ここここ
ウラギンシジミ
 場所を明示した写真を追加しました。(2016/10/15)


 ところで、ウラギンシジミ越冬観察のバイブル、高柳芳恵さんの「葉の裏で冬を生きぬくチョウ-ウラギンシジミ10年の観察-」(偕成社 1999)によれば、冬越しに入るのは早くても11月下旬とされていますが、主として観察された川崎市とは気象条件に差があるとしても1箇月以上早くなります。
 ウラギンシジミは、今季の冬が早いと感じとっているのでしょうか。
 
 
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ヒメジャノメ(新生蝶(2016-No.41))

 
 朝方はかなりヒンヤリしていて、気温がかなり下がったように感じましたが、最低気温は22℃でエッ!という気持ちです。
 一方で日中は35℃超えの猛暑日、ジリジリと焼けつくような暑さでした。

 雨は相変わらず降らず、昨日の朝方にピッ、本日夕方パラにすらならないパ、適当な雨が欲しいです。



 早起きしたので、久しぶりにパトロールに出ました。
 
 
ヒヨドリバナ(キク科フジバカマ属)
ヒヨドリバナ
 ヤマトシジミがベッドにしていたようで、そろそろお目覚めのようです。
 朝日の加減でヒヨドリバナの蕾がピンクがかっていますが、フィールドでは白一色に見えました。

 この株は剪定していませんが、10月中下旬のアサギマダラ様御用達のため例年同様ほとんどをバッサリとカットしています。ただ、この旱で大部分が枯れてしまいました。
 
 
大クヌギの樹液酒場
樹液酒場
 上と左はサトキマダラヒカゲ、右はヒカゲチョウのようです。
 少し暑くなると皆日陰に避難するようです。
 
 
ヒメジャノメ(♂ タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
ヒメジャノメ ♂
ヒメジャノメ ♂
 ジャノメ・ポイントで見かけました。
 反対側はかなり傷んでいるようですが、モデルさんのこだわりか、翔び移っても左側しか見せてくれませんでした。後翅中央つけ根よりにナイキマークのような毛が盛り上がった箇所がありますが、これが♂の性標です。

 ヒメジャノメは、2015/5/27、2014/8/31、2013/5/30、2012/6/6、2011/6/6がそれぞれお初で、5月の一化(第一世代)を逃すと二化のこんな時期になります。6/11に一化を撮り逃したのが悔やまれます。
 
 
イチモンジセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
イチモンジセセリ
イチモンジセセリ
 庭で久しぶりに見かけました。暑さは厳しいですが、やはり秋めいてきているのでしょうか。
 右側は鱗粉の一部も剥落し、複眼の上側が奇妙な状態になっていますが、左側はキレイです。離れのタイルを拭き掃除した覚えはないのですが、影が落ちています。
 
 
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7月のムシ干し(1/2)

 
 朝方は22℃の曇り空ですぐ雨が降り出し、量は多くないものの一日雨模様でした。
 最高気温は夏日には届かない25℃、気温が上がらないため湿度が高く、昨日までとは一転して快適とはいえないお天気でした。



 チョウ以外の昆虫などでも特定の種のほか形の面白いもの、色合いの変わったものなどは撮影するようにしています。あくまで主観的なものですから、何やと思われる向きもあるやも知れませんがご容赦くださいね。
 なお、同定できていないもの、極端な場合は目(もく)さえ怪しいものがありますので、ご承知の方は是非お教えください。(再掲)



[一騎打ち編]
 
 
オオカマキリ(幼虫 カマキリ科 2017/7/21)?
オオカマキリ
 大クヌギの樹液酒場に珍しくオオカマキリの幼虫が姿を見せ、常連のコガネムシの仲間とにらみ合っていました。
 そんな堅いものに鎌で勝てるのと見守っていると、オオカマキリが飛びかかり双方とも落下してしまいました。結局は喰いっぱぐれたようです。
 
 
ベッコウクモバチ(クモバチ科)
イオウイロハシリグモ(キシダグモ科 2016/7/11)??
ベッコウクモバチ
ベッコウクモバチ
 離れの玄関前で見かけました。
 ハッケヨイ!と声を掛けたくなるようなシーンだと思いましたが、実はベッコウクモバチがクモを捕まえたシーンのようです。

 ベッコウクモバチは、元キバネオオベッコウと言われ、ベッコウバチ科に分類されていましたが、現在はクモバチ科に名称が変更されました。名前のとおりクモ専門のハンターで、このシーンも★になったクモを後ろ向きに引っ張っているところでした。

 ベッコウクモバチは刺すことによりクモを麻痺させていて、クモは★になってはいないようです。
 コロポックル讃歌」のclossiana さんから教えていただきました。ありがとうございます。(2016/7/28追記)
 
 
ムモンホソアシナガバチ(スズメバチ科アシナガバチ亜科)?
ムモンホソアシナガバチ
 ジャノメ・ポイントで見かけました。
 薄暗い場所なので上部のものは巣かと思ったのですが、写真で見るとニイニイゼミのようです。このハチが捕まえたものか、何らかの理由で★になって落下したものを摂食しているのかは分かりません。




[まったり編]
 
 
トノサマガエル(アカガエル科 2016/7/10)
トノサマガエル
トノサマガエル
 庭の花壇には花の終わったイベリスやタイムが茂っているのですが、草陰にこのトノサマガエルが住みついているようです。
 この日は特に暑かったのか、凹みで鎮座して凌いでいました。
 
 
シュレーゲルアオガエル(アオガエル科 2016/7/4)
シュレーゲルアオガエル
 こちらは鉢植えのジゴベタラム(ラン科)にはまっていました。
 手入れが悪くて、花茎は2本がいいとこですし花数も少ないのですが、こういうことがあると栽培のし甲斐もありますね。(^^ゞ
 
 
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暑い時期のチョウ

 
 朝方は21℃、晴れ時々曇りで秋のようなヒンヤリした風が吹き、最高気温は29℃どまりでした。
 梅雨が明けてからは、陽射しは強いもののカラッとしていて、エアコンのお世話にはなっていません。



 オオムラサキを見て以来、暑くても連日パトロールに出ているのですが、目ぼしいものには出会えません。
 
 
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科)
ダイミョウセセリ
 ジャノメ・ポイントで久しぶりに見かけました。二化個体と思われますが、かなりスレています。
 後翅の白斑は白帯とまでは行きませんが比較的クッキリしていて、関西型に近い個体です。
 
 
メスグロヒョウモン(♀ タテハチョウ科ドクチョウ亜科 2016/7/19)
メスグロヒョウモン ♀
 花壇のブッドレアで吸蜜中です。
 この時期、ヒョウモンの仲間は山の上に登るなり夏眠中のはずなのですが、この個体は暑さに強いのでしょうか。この翌日も来ていました。
 
 
ルリタテハ 左:#1・右:#2(夏型 タテハチョウ科タテハチョウ亜科 2016/7/20)
ルリタテハ夏型
 オオムラサキのいたクヌギで見かけました。2頭並びはお初かも知れません。
 
ルリタテハ 左:#2・右:#1
ルリタテハ夏型
 暑苦しいと思ったのか、#2が移動しました。
 両方が翅を開閉し始めたのですが、ピッタリとはシンクロしませんでした。
 当地は年二化(暖地では年三化)だと思っていますが、同じ一化の夏型でもスレ具合がずい分異なっています。
 
ルリタテハ(夏型 2016/7/21)
ルリタテハ夏型
 これはその翌日です。
 翅裏の評判がよくなかったのですが、明るいところでならいかがでしょう。(^^ゞ
 
 
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 2016/7/21)
ヒメウラナミジャノメ
 玄関ポーチのハエマンサス・アルビフロス(マユハケオモト ヒガンバナ科)にとまっていました。夏にはずい分小さくなり、この個体はベニシジミ程度の大きさです。
 マユハケオモトは夏に休眠するので完全断水していて、葉色が悪いのはホコリ+そのせいです。(^^ゞ
 
ヒメウラナミジャノメ
 在来種(だろうと思う。)のフウラン(ラン科)に移動しました。吸蜜する気配はありませんでした。
 おかげで花のレビューができました。(^^ゞ
 
 
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抱卵?(新生蝶(2016-No.32))

 
 朝方は19℃、晴れたり曇ったりで最高気温は28℃でした。明日の雨の前触れか夕方から湿度が高めになりました。



 ジャノメ・ポイント付近を中心にパトロールし、ムラシ・ポイントは数回見に行きました。


 ジャノメ・ポイント内の樹液酒場では、
 
クロヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
クロヒカゲ
 樹液酒場で、ヒカゲチョウより黒っぽいものを見かけたので、スズメバチが留守なのを確認して近寄りました。
 カナブン、アオカナブンに通せんぼされていますが、口吻を伸ばしているようには見えませんでした。

 クロヒカゲは、2015/6/7、2014/8/12、2013/6/24、2012/6/10、2011/9/25がそれぞれお初です。
 我が家周辺では一化(第一世代)の個体数が少ないため、この時期に見過ごすと二化の時期まで見られないからではないかと思われます。
 
 
ヒカゲチョウ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
ヒカゲチョウ
 こちらは今の時期サトキマダラヒカゲより多く見かけます。

 この個体は、後翅基部に赤いものが付着しています。まさか卵を温めている訳ではないでしょうし、木の実としてもこんなものを口吻で吸いとると詰まりそうです。
 以前にも多分ヒカゲチョウでこのようなものを見た記憶がありますが、いつだったか、何のチョウにだったか、見つけられませんでした。

 セミやクモに寄生するカベアナタカラダニだそうです。原則的に人には無害だそうですが、こんな宝はいりませんね。(2016/6/25追記)



 ムラシ・ポイントでは、
 
ウラギンシジミ(♀ シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科)
ウラギンシジミ ♀
 カシ類やツバキなどの葉表を翔び移ってはいかにも産卵するような雰囲気でしたが、食草はマメ科でそんなものは近くには見当たりませんでした。

 ウラギンシジミは、3/29、3/31、4/6に越冬明けの♀各1個体を見かけて以来ですが、この個体はかなり傷んでいても時期から見て一化と思われます。
 
 
ムラサキシジミ(産卵 シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
ムラサキシジミ産卵
 枝込みで産卵しているようですが、かなり敏感でドンピシャのタイミングでは撮影させてもらえませんでした。

 ムラサキシジミは、4/6以降に越冬個体の産卵を何回か見かけていますが、一化個体の産卵は今季お初です。


 本日までに新生蝶は32種、昨季同日には40種、春には早かったのに天候不順が大きな要因でしょうか。
 
 
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樹液酒場は大賑わい(新生蝶(2016-No.22-24))

 
 朝方は15℃、最高気温は26℃、夏日は3日連続です。
 
 
 
モンキアゲハ(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
モンキアゲハ
 お隣のワラビ畑のアザミでワンタッチ吸蜜でした。

 モンキアゲハは、2015/5/14、2014/6/3、2013/5/21、2012/5/27、2011/5/26がそれぞれお初ですから、時期としてはまぁこんなものでしょうか。
 撮影はできませんでしたが今季は5/12と5/19にも見かけています。三度目の正直の写真がこれかと思うと情けなく感じます。
 
 
 
樹液酒場:上からゴ・オ・サ
樹液酒場
 ジャノメ・ポイント内の樹液酒場です。オオスズメバチが木肌を齧るのに熱心なため、いつもよりは近づけました。

 そうこうしているうちに、サトキマダラヒカゲが翔び交うようになり、中に翅表が茶色のものが混じっていました。
 
樹液酒場:上からゴ・オ・サ×3・ヒ
樹液酒場

  ゴ:ゴマダラチョウ(春型 ♂ タテハチョウ科コムラサキ亜科)
  オ:オオスズメバチ(スズメバチ科)
  サ:サトキマダラヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
  ヒ:ヒカゲチョウ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)


 新参者はヒカゲチョウでした。

 四者の挙動を見ていると、力関係はゴ>オ>サ>ヒのようでした。ゴマダラチョウはオオムラサキの仲間で、この系統はスズメバチにも遠慮がないようです。

 この樹液酒場は5/12に一定賑わっていて、それ以降はスズメバチすら見かけませんでした。思うに、スズメバチが木肌を齧ることにより樹液がしみ出し、チョウは不労所得を得ているようです。
 
 
ゴマダラチョウ
ゴマダラチョウ 春型 ♂
ゴマダラチョウ 春型 ♂
ゴマダラチョウ 春型 ♂
ゴマダラチョウ 春型 ♂
 オオスズメバチがいなくなったので、思い切って近づきました。4枚目は、コガタスズメバチが立ち寄った距離です。

 橙色の複眼と黄色い口吻を初めて見たときは異様に映りましたが、見慣れるとこれを見ないとと思えるようになりました。

 ゴマダラチョウは、2015/8/15、2014/6/13、2013/6/4、2012/5/23(初見)がそれぞれお初で、バラつきが大きいのは個体数が少ないからと思われます。
 
 
ヒカゲチョウ
ヒカゲチョウ
 オオスズメバチがいなくなるとヒカゲチョウもいなくなって、こんな写真しかありません。

 ヒカゲチョウは、2015/5/24、2014/5/27、2013/6/9、2012/6/7、2011/6/9がそれぞれお初です。少しずつ早くなってきているのは、樹液酒場を中心にパトロールしている成果でしょうか。
 
 
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